゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

元気な植物たち<キハダ>-冬編-④

2010-01-29 15:28:41 | うんちく・小ネタ

古来の民間薬 胃腸に効能

100_7372 北方系生態観察園内には、とても重要な薬木で、アイヌ民族が最も神聖な木の一つとして珍重していたキハダが多数自生しています。背が高い木で、初夏に咲く小さくてかれんな花や晩秋まで色づく実を目線の高さで見ることのできる幼木はごくわずかです。冬。その数少ない幼木の枝先についたシワシワになったブドウの房のような実を見つけました。1粒つまんで食べてみると、ほろ苦さとミカンの香りが口の中に広がりました。これも大地のエネルギ-なり。外側の皮をはぐと現れる鮮黄色の内皮部分が薬用部分。黄柏といい健胃薬です。古来より、日本各地で黄柏を主成分とする民間薬があり、陀羅尼助(奈良)、お百草(信州)、練熊(山陰)などが胃腸薬として有名です。黄柏は、中国最古の本草書である神農本草経にも掲載されている生薬で、黄連解毒湯、温清飲(うんせいいん)などの重要な漢方方剤に配合されます。(堀田清・北海道医療大准教授=写真も)

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元気な植物たち<エゾニワトコ>-冬編-③

2010-01-29 11:41:16 | うんちく・小ネタ

文字通り「接骨」に効き目

100_7369 エゾニワトコ。薬用部分は茎と葉で、漢方では体の冷えを防ぐ袪風湿、血のめぐりをよくする活血、止痛の効果ある重要な生薬ですが、その漢字名「蝦夷接骨木」にも興味をひかれます。調べてみると、枝を黒焼きにして、うどん粉と酢を加えて練ったものを患部に塗布し骨折治療に使っていたことに由来する名前だそうです。まさに文字通りの薬木。私たち日本人は、植物をカタカナ名よりも漢字で覚えた方が名前の由来もイメ-ジできて、植物たちがより身近なものに感じられると思うのですが、いかがでしょう。北海道医療大にある北方系生態観察園には、すべての冬芽が緑色に輝いているエゾニワトコの木が1本だけあります。ほかのエゾニワトコの冬芽は小豆色の外皮で覆われているのですが・・・。暑がりのエゾニワトコなのでしょう。氷点下15度の森で、元気な緑色の冬芽の先端に氷の結晶が朝の弱い光を浴びて輝いていました。森の中で見つけたお金で買うことのできない宝石。この輝きは目から染み込んでくる感動という名の心のクスリです。(堀田清・北海道医療大准教授=写真も)

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