あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

かがやく

2022-01-18 22:58:36 | 見上げる

今日は朝から苛立っていた。仕事が思うように進まず、そして、新しい仕事がやってくる。いずれも自分自身に問題がないわけではなく、むしろ日頃から断ることをなるべく避けていたから、結果として自分の首を絞めることになっていたのだろう。

そんな、後味の悪い一日を終えて帰途についた。最寄り駅に着くと一人の男性が携帯電話で月の話をしていて、夜空を見上げたら月が輝いていた。

以前、好きになった人に月の写真を送ったことがある。同じ空の下にいることを実感したかったのか、今思うと何をしていたのだろうかという感じだけど、その時はその人のことばかりを考えていた。そんな、ときめくようなことも無くなって久しい。今、いいなと思う人がいない訳ではないけど、距離の遠さもあり実感に乏しい。

シャワーを浴び、明日の朝に洗濯しようかどうかとカーテンを開けるとバルコニーの床が明るく照らされていた。

あの頃のように一眼レフカメラを取り出したりはしないけど、スマートフォンカメラのモード設定を変えながら、その月の姿を写真に収めた。

今も、その先も、一緒に月を眺める人はいないだろうと思うと少し寂しいけど、折り返しをしばらく過ぎたこの人生、捨てずにしぶとく呼吸し続けよう。

 

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徒労感

2022-01-16 21:16:54 | 立ち止まる

年末から、母の体調が悪い。先週末は「いよいよか…」と思うくらいだったけど、やや持ち直した。

母を疎ましく思うことも少なくないけど、いざそうなるとあれこれ考えてしまう。心の準備ができていないということもある。ところで「心の準備」って、どんなものなのだろうか…

料理、洗濯、買い物と、先週も今週も週末は家事に多くの時間を割いた。まあ、買い物はそれ以前から週末にまとめて行くようにしている。平日は食事づくりくらいしかできないし、それでも慌ただしく、作り置きや下ごしらえをしておこうと思うんだけど、作り置きの方は「いつも同じものばかり」と文句を言われるたびに、自分はいったい何のために生きているのだろうかと考えてしまう。もっと困難な状況にいる人もいる一方、そんな苦労とは縁遠い人も少なくないだろう。まあ、その人たちはまた別の苦労がある。

仕事を持ち帰っても来たけど、結局はほとんど手を付けずに週明けを迎え、徒労感に襲われる。あの、何とも言えぬ後味の悪さを毎週感じるくらいなら、いっそのこと仕事を置いてきてしまえばいいんだけど、割り切れない。

さて、今日は食材とともに何枚もタオルを買ってきた。母のために妹がタオルストッカーを買ってくれ、壁に付けてから1ヵ月以上使っていなかった。清潔なものに取り換えなければという気持ちも後押しした。家に帰ったのはお昼過ぎ。それから洗濯して干すまでは済んだけど、冬に昼から洗濯したところで乾くまではいかない。諦めてそのまま干している。

いつその時が来るかはわからないけど、近づいていることは間違いない。本人にとってどんな人生だったのかなどと考えながら、明日は出掛ける前に洗濯をしようかどうか考えている。

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期待と、不安と

2022-01-09 23:40:27 | 立ち止まる

期待を込めて新年を迎えた人は多かっただろう。その中に僕もいた。他国の状況は気になっていたものの、自分の住む国は違うと信じ込んでいた。

正月3日目に出掛けた初詣。あまりの人の多さに驚きと不安を感じた。自分もその一人という自覚は無くはなかったけど、初詣に、そして酒場に集う人たちのこれまでの我慢を考えれば仕方ないなと思っていた。

初詣の際の動画はこちら

それから一週間も経たないうちに、件のウイルス感染者数が急激に増えていった。正月休みが短かく、すでに仕事モードに入っていたけど、新年の目出度さがスッと引いていった。それとともに再び「不安」が雨雲のように広がる。再びトンネルに入るのは間違いないだろうけど、このトンネルは長いのか、短いのか。

ウイルスによる影響が出てからもうすぐ2年。ここまでは自分の身近に感染者が出たという話を聞くこともなく過ごしてきたものの、いつどうなるかという不安もある。

でも、不安に怯えるばかりでは、誰かの思うつぼじゃないか?って、今更ながら思い始めている。感染予防は続けなければならないけど、それよりも、日々の暮らしを、そして、自分自身を大切にしていきたい。

と書きながら、ウイルスに影響された世界で生活に困窮する方々が増える中で、自分のことだけを考えることには、疑問ではなく抵抗を感じる。綺麗ごとではなく、自分に何かできることはあるのだろうかと考え、そして、敢えて期待を持って行動していこう。

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