あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

夏休みの宿題

2009-07-31 08:05:09 | つれづれ
7月も今日で終わりだ。小学生の頃、夏休みの宿題は8月末にまとめてやって間に合わせていたが、分量からすれば10日もかからないくらいだったかもしれない。8月末はどうかと思うが、さて、7月中に終わらせてしまうのは教育上どうなのだろう…と、子供もいない僕が考えてみても仕方がない。

瀬尾まいこさんの『図書館の神様』を読んだ。僕はあまり図書館の本を読んだ記憶がない。でも、この本を読んでいたら、いや、この本に綴られているような本との出会いがあれば、もしかしたらもっとたくさんの本を読んでいたかもしれない。夏休みは必ず読書感想文が宿題として出されていたが、案外それが「活字離れ」の原因なのかもしれない。としたら、この作品はそんな国語教育に対する瀬尾さんの提案が含まれているような気がする。

では、この本に触発された僕の「夏休みの宿題」は、財布に入った図書館の利用カードを使うことかな。
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福引き

2009-07-30 07:34:29 | つれづれ
先週末にブルーベリー狩りに出かけた。別に好物ではなかったが、誘ってもらったので行ってみることにした。

畑…といっても、木になっているのだが…でもいで、すぐに頬張ったものの、やはり美味しさはわからなかった。だが、せっかくだからと1リットルのペットボトルに詰めて持ち帰った。

朝、凍らせておいた実を器に移すと、カランカランと心地よい音を立てた。その見た感じは、年末の福引きのようだ。まあ、そちらは赤か白以外にはめったにお目にかかれない。

ヨーグルトと合わせて食べると、ほのかな酸味と凍ってシャリシャリとした歯触りが、爽やかな朝にぴったりな気がする。

食わず嫌いを一つ克服したというのもあるが、何だか嬉しい。
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切り替え

2009-07-29 07:16:14 | つれづれ
早起きして「今日は歩こうか」と一瞬思ったが、空の色を見てすぐに気持ちが萎えた。いや、言い訳ができたと安堵したというほうが正しいかもしれない。

気持ちを切り替え、以前録画してあった、写真家の星野道夫さんを紹介する番組を見ていた。
アラスカの自然と人間を追った星野さんの写真は何度か見る機会があったが、すでに故人となられていることのほかに、彼の人となりを知ることはなかった。

以前、写真展のチラシを手にしたものの、結局訪れることはなかった。そして、同時期に書店で手に取った彼の著作も、レジには持って行かなかった。

夏休みを控え、まとめ買いの中に入れようか…と、財布の中身が心配ではあるが、まとめすぎなければ大丈夫かな。
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消費

2009-07-28 19:11:13 | 本を読む
消費は持続的な社会のために必要だと思う。もちろん、それが浪費であってはならないのは当然だ。

歳がほぼ一回り下の仲間と消費について話をしていて噛み合わなかったのを思い出したが、彼はこの『シンプル族の反乱』に出てくるまさにその人だったのだろうか。

とはいえ、自分もユニクロや無印良品を好むし、乗っている車もシンプルなコンパクトカー…って、車を所有していることが、シンプルを極めるのとは反対側なのだろうが。

この本を読んだ後でも、いや、だからこそ、改めて消費の大切さを認識した。ただ、それは物欲を伴うものではなく、心を満たすものでありたい。

可処分所得が減った今だからこそ、そんな気持ちを大切にしたい。
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ほたるのひかり

2009-07-27 07:42:18 | つれづれ
小学校から大学まで、猛勉強したという記憶はない。好きな科目は熱中して、それ以外はそれなりにしていた。家ではテレビばかり見ていたし、だいたい夕方遅くまで遊びに行ったきり、帰ってくるのは遅かった。「蛍雪時代」なんて、僕には縁遠いものだ。

そんな将来をわかっていたからか、小学校入学時には机を買ってもらわずに、昔からあったものでいい、いや、それがいいと言って使っていた。兄と妹はいわゆる「学習机」を買ってもらった。ただ、それなりにそこで勉強していたかはわからない。まあ、2人とも家庭を持っているから、幸せはつかめたのだろう…と、それは机のおかげではない。

建て替え時の仮住まいまでその机を使っていた。社会人になってからはパソコン机となっていたが、この机が生まれた頃にはパソコンなんてなく、それらが同居する偶然が何だか可笑しかった。

2つの学習机は、すでに粗大ゴミとなったり親戚に譲ったりして、結局最後まで残ったのがこの机だった。そう考えると、僕だけ売れ残っているのと何か係わりがあるのかもしれないが、この暑さでそこを突き詰める余力がない。

だからという訳ではないが、この机を処分することにした。名残惜しいが、それを言ったら家がもので溢れてしまう。

僕の前に使っていただろう人たちの分も合わせて、長い間ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。
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日課

2009-07-26 23:57:47 | つれづれ
今月に入り、ブログへの記事のアップをさぼる日が増えた。前日の疲れが取れない影響というよりも、毎日書き続けようという気力が途切れてしまったという方が理由としては合っているようだ。

今まで、日課と言えることはあまりなく、何かをやり続けるという能力に欠けるというか、飽きっぽいというか、そんな感じだ。

この夏は、そんな自分を変えてみたいとおもいつつ、夏は1日づつ着実に過ぎている。
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きのうの神さま

2009-07-25 10:30:22 | 本を読む
映画『ディア・ドクター』を観ていて、幾つか気になるシーンがあった。違和感はなかったし、むしろそんなシーンが意味はわからなくてもスパイスになった気がする。

監督の西川美和さんが書かれた 『きのうの神さま』は、映画公開よりずいぶん前に購入していたが、映画を観てから読もうと、ずっと開かずにいた。

5章それぞれに異なる主人公が描かれている。1人を除き、彼らは映画の登場人物である。その1人も、登場人物と繋がりを持っているらしい。

映画の余韻が残っていたからか、眠りにつくまでに読み終えたというか、読み終えるまで眠れなかった。

読み進めるうちに、映画に散りばめられた何気ないシーンにエピソードが引っかかっていく。そのシーンだけでなく、彼らの台詞の裏側も透けてくるように感じた。

中でも、井川遥さんが演じたりつ子という女性の子供時代と、笑福亭鶴瓶さんが演じた主人公の伊野…らしい人物を弟の視点から描いた章は、僕の心にストンと落ちた。

結局、本を読んだ後に映画を観ても良かったと思えた。本だけでも、映画だけでもいいだろう。僕もまた観に行きたい。

ディア・伊野治さま
あなたのような人の居場所がこの世の中にあるといいですね。でも、多分あなたは、そこに居心地の悪さを感じるのでしょう。
でも、今の時代はあなたを必要としています。だから、「必要悪」の「悪」を取り除くのは僕らの役割だと思います。
でも、お父様はきっと喜んでくれるでしょう。互いに不器用で、うまく伝わらなかったとしても…
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夏はまだ…

2009-07-24 08:41:39 | つれづれ
ちょっと散歩に出た。小雨がパラついていたが大丈夫だろうと傘は持たなかった。

折り返したところで本降りになった。仕方なく雨宿りをした。少し雨が弱まったところで少し歩いたが、どしゃ降りよりはまし程度なので、濡れない訳ではなかった。

ようやく帰り一息入れると、湿度の高さを実感する。果たして、夏はどこに来たのだろう…
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自分とは・・・

2009-07-22 23:35:44 | 映画を観る
待ちかねていた映画『ディア・ドクター』を観た。先月末からの上映だったが、何だかんだと予定が入り、ようやく行く機会が出来た。

「その嘘は、罪ですか。」というコピーにあるように、映画はあるいくつかの嘘を編み込むように描かれている。「嘘から出た真実」という言葉があるが、彼らの嘘は最初は悪意からであったとしても、自分たちの思惑とは違うところで真実…というか、そこを越えた何か心の奥底というのか、そこが変わっていくのだろう。まあ、そうやって文字にすると嘘っぽくなってしまうのだが…

僕が今の業務に携わってからもう数年経つ。それまでの業務から全く…というほどではないが、かなりかけ離れた業務に突然就かされた。途端にその業務に関する第一人者として対応せざるを得なかったが、周りの人たちに助けられながら何とか仕事をこなしてきた。ただ、時折専門的な、高度なことを要求されるときに目の前が真っ白になってしまうことがある。そんな時にふと「自分は贋物ではないか」と思ったりする。そんな自分の気持ちを、笑福亭鶴瓶さん演じる伊野という男に重ねながら映画を観ていた。

果たして、自分はこの先嘘をつきながら生きていくのか、それともそこから逃げ出した方がいいのか。そもそも嘘とは、真実とは…と考えながら、自分の心の揺れを改めて感じている。
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食後

2009-07-22 22:17:39 | 見上げる
今日は日本国内では46年ぶりに皆既日食が見られるということで、昨年から話題にはなっていたようだがどうもピンと来なかった。だが、先月末になって何だか気持ちが高ぶるような感覚を覚え、今日は休みを取ってしまった。
とはいえ急に南の島に向かうほどの余裕はあらゆる面でないため、テレビに映し出された天体ショーを身を乗り出して楽しんだ。
月が太陽をほぼぴったり隠してしまう理由を初めて知り、皆既日食中に映し出されたコロナやプロミネンスの姿を、そしてダイヤモンドリングの輝きを見ながら、何だかうるっとしてしまった。

そう言えば、過去にも何度かいわゆる「天文ショー」に魅了されたことがあった。
覚えているのは、スペースシャトル「コロンビア」の初飛行の時。飛び立っていく姿や飛行機のように帰還する姿と、日本人初の宇宙飛行士となった秋山豊寛さんの様子だ。特に後者は毎日宇宙での様子が中継されていたことや、彼のジャーナリストとしての視点が新鮮だったからか、とても興味深く観たのを今もよく覚えている。

次に日本で皆既日食を観ることができるのは26年後だという。そのころ何をしているのか、生きているのかもわからない。たとえ観られなくても、僕らはその大きな流れの中に生きているということを、今日実感した。
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