あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

伝わる、伝わらない

2015-03-12 21:37:37 | 俯く
昨日の東日本大震災追悼式で、19歳の女性があの日の事を語られていた。

その言葉に、彼女がどれだけ辛い経験をし、そして、立ち上がろうとされてこられたのだろうかと思った。
簡単に理解することなどできないけれど、きっとお母さんも、しっかりと前に向かって歩いていく彼女を応援しているだろうと思う。

天皇陛下のお言葉は、震災の被害に遭われ、また福島第一原発事故の影響で避難生活を続けられている方々など、今も苦しい生活を送っている方々へのいたわりの気持ちに溢れたものだった。制約条件はあるだろうけど、ご自身の気持ちを込められているのだろう。

一方、安倍首相の言葉には「○○します!」というものが羅列されていたけれど、彼の今までの不誠実さから、その言葉は空手形にしか思えなかった。
そして、そんな空虚な言葉の中で、被災された方々への言葉は形ばかりのものとして浮いていた。

「『全電源喪失などありえない』と安全対策の推進を怠っていたことにより福島の皆様に多大なる被害を与えたことを申し訳なく思っています」くらいの言葉が言えないものかと思うけど、それを言ったところで空虚なものとしか思えなかったかもしれない。

そんな空虚な人間が今、この国のリーダーであるという不幸を嘆くとともに、生きやすい世の中を模索することを止めてはならないと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドーピング

2015-02-16 23:43:27 | 俯く
今朝、NHKの番組を見ていたら、GDP速報値が3四半期振りにプラスに転じたというテロップが出た。

経済が重要ではないとは言い切れないけど、そこまでして伝えなければならなかった事項だったのだろうか。
日本市場が開く前にどうしても伝えたかったのだろうか。でも、誰が誰に伝えたかったのだろうか。

この数字が何を表すのか、夕刊では解説を加えていたけど、実生活で経済の好転を感じることはない。そもそも、株価が上がったからといって経済が良くなるというものではないだろう。さらに、経済が良くなろうとそうでなかろうと、株価は別の要因で上げ下げする。

現政権になってから、数字上は経済が良くなっているように見える。けれども、円安を誘導することで円ベースでの数字を膨らますことをはじめ、現政権による経済政策は多分にドーピング的要素が強いと思う。

このまま行けばどこかで破綻を迎えるのではないかと危惧している。

彼らの支持率もドーピングによるものだとしたら、手の付けようがない…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街の衰退に

2015-01-12 21:44:14 | 俯く
先日録画したNHKスペシャル『ニッポン"空き家列島"の衝撃』を視ていた。

「シャッター通り」となった地方の商店街を目の当たりにするたびに、街の活気を維持することの難しさを感じたのは20年近く前だった。その間、局地的には様々な取り組みがされているものの、地域が衰退していくという大きな流れは変わっていない。

番組は、人口の減少とともに空き家が増えていくとともに地域の安全が保たれなくない、それが原因で更なる人口減と空き家増が進んでいくという負のスパイラルが起こるいう、それは地方に限った話ではなく、東京でも見られる。確かに、街を歩いているとたまにそのような家を見かける。家屋が建っていれば土地の固定資産税が軽減される仕組みなどにより、使われない状態であっても家屋が残されているといったことなどが紹介されていたけど、固定資産税は居住者数と土地面積や家屋の床面積に対して累進的に設定したほうがいいのではないか。それは戸籍上の家族であってもそうでなくても構わない。

一方、使われなくなった建物が放置される状況については、固定資産税に上乗せする形で強制的に積み立てるという方法もあるのではないか。実際に所有者が建物を壊す際にはその額を取り崩して充当することができ、一方、放置された住宅を自治体などが取り壊す際にもその金額を充てる。放置した人が得をするような不公平が多少残るかもしれないけど、そのほうが社会全体の負担は減るのではないか。

ところで、番組では商店街にある貸しビルでの、フロアを細かく分けて若い人たちのテナント利用を促進する取り組みが紹介されていた。こうした取り組みを進めている団体の方が、オーナーの方々の意識が変わることが必要だと言っていたけど、僕は商業地域においては住居と店舗の「上下分離」をすべきだと以前から思っている。香川県高松市の丸亀町商店街での取り組みのようなものが一つの理想だ。近所の商店街から少しずつ店舗が減り、解体された跡に普通の住宅が建てられていくのを見るたびに、起業意識のある人などに店が賃貸されることで賑わいが維持できなかっただろうかと感じる。

僕が家庭を持ち、世代を繋いでいくことができれば、少しは役に立てるのかもしれないけど…と、それはまた別の機会に書くことにして、今の僕でも何か役に立てることはないのか、番組に出ていた人たちや意見を寄せられた人たちと同様に考えてみたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

劣化

2015-01-02 23:03:06 | 俯く
今日は一日中家に閉じこもっていた。
昨年末に出来なかった「部屋の片づけ」に取り組もうと思っていたものの
結局は本を一束紐で括ったところで挫折してしまった。
意気込みはあったものの、結果が伴わなければ意味はない…

ここ数年、年末から年始にかけてのテレビは
過去に放送されたものを再編集したり、またはそのまま放送したりする番組が
多くなっている。

こうした傾向が顕著になったのはいつ頃からだろうか。
これは僕の感覚だけど、いわゆる「リーマンショック」以降ではないだろうか。

あの頃、多くの企業が新聞や雑誌、テレビから広告を引き上げた。
当然のことながら、媒体の質量を握る制作費が抑えられることとなった。

特に目に見えての変化が感じられたのは、
テレビで若手芸人を揃えたバラエティー番組が増えたことだった。
そして、質は軽んじられ、量が求められることとなった。

一部の視聴者はそのことに気づいていただろうけど、
ことさら指摘されるようなことはなかった。

ところが、もっと深刻だったのは雑誌だったのだろう。
韓流がもてはやされればそれを持ち上げていたのも、
嫌中・嫌韓のムードが高まるとそれを煽るような記事を掲載したのも、
それにより販売部数が伸び、広告収入が増えるという、金の問題なのだろう。
「貧すれば鈍する」という言葉も思い浮かぶが、
彼らはジャーナリストなどではなく、
むしろ、「放火魔」とまでは言わないけど、火に油を注ぐ共犯者にしか過ぎない。

2012年に自民党が政権を取り戻して以降、
彼らは巧妙にマスコミを牛耳ることに成功しているように見える。
でも、そのように見えて実はマスコミがこの状況を望んでいるのではないだろうか。

「コンクリートから人へ」といった民主党政権の政策は
企業、特に大企業にとっては都合の悪いものだったのだろう。
だから、政権発足前から執拗に小沢一郎氏を攻撃し
民主党政権発足の出鼻を挫くとともに、
鳩山由紀夫首相の拙い政権運営という面はあったものの
少なからず国民が疑念を抱いている米軍基地問題について正面から取り組もうとする彼らを
「非現実的」という一言で否定的な論調を刷り込んでいった。
それは、自民党的な大企業中心の世の中を願ってのものだったのだと思う。
なぜなら、大企業こそが広告によりマスコミを支える主体であるからだ。

かくして、マスコミの劣化は進んでいる。
それでも、劣化が進んだからこそ、
同じく劣化が進んでいる自民党の傲慢な言動と相まって
彼らが何を目指しているのかがおぼろげに見えてくる。
関心を持たなければ見えないけれど、よく見れば見えてくる。

僕も少しずつ劣化が進んでいるのだろうけど、
マスコミから伝えられる様々なことの「ほころび」を見つけ、
それを繋ぎ合わせながら僕なりの考察をしていきたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨間近

2014-06-04 08:43:21 | 俯く
またこの季節がやってくる。昨日までは「夏が来たのか?」と勘違いしそうな天候が続いたけど、明日から週末までは雨となるそうだ。もう梅雨入りするのだろうか…

どちらかというと暑さより湿度の方が苦手で、雨の日の満員電車に乗ると周りとは関係なくハンカチを使っている。だから、この季節を迎える前に飲み物を控えたり、体重を落とそうとは思う。けど、そう簡単にはいかずに現在に至っている。

「梅雨休み」というのがあればどんなにいいかと考えてみた。最低でも北海くらいまで行かないと湿度からは逃れられない。いや、むしろ思いっきり汗をかいてしまうという方がいい。それならいっそ、東南アジアにでも湿気を求めて行ってみたい気もする。

そんな発想の転換ができるような環境に自分を持っていく。汗がどうだとかではなく、その方がいい。ということで、少しずつ、その道筋を考えていこう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝ち目のない週末

2011-11-06 23:30:56 | 俯く
昨日、今日と、どんよりした天気が続いた。気持ちまでどんよりしてしまいながら何とか外に向かったものの、雨にも負けずという前に、哀しそうな空の色に足取りも重くなってしまった。

週末を迎える前、雨が降っても外出して楽しめると思っていた。確かに、傘をさして歩くこともできる。それなのにこんな気持ちになったのは、今日の午後に出かける際に「もう雨は降らないだろう」という根拠のない見通しがあっさり崩れたためだろうか。そして、そのために雨に打たれながら歩かざるを得なかったからだろうか。強がってみたものの、やはり日差しのない週末は寂しい。はっきりとはわからないものの、何かが少しずつズレてきて、気付いた頃には容易に修正ができない状態になっている。それが今かもしれない。

こんな弱気な言葉しか出てこないのはこの天気のせいだけでもないのだろうが、どうあがいても抜けだせそうもないから、晴れ間が現れるのを待とう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦いの終わり

2011-10-31 23:44:25 | 俯く
パリーグのクライマックスシリーズで、北海道日本ハムファイターズはあっさりと敗退してしまった。リーグ戦終盤の戦いからこの結果を予想するのは容易というか、仕方ないとは思う。だけど、悔しい。

梨田昌孝監督の日本ハムでの4年間は、手を伸ばせば日本一に届くところにいたと思う。でも、あと一歩のところで日本一の旗は梨田さんの手に掴まれることはなかった。リーグ戦の中盤までは首位ホークスと競っていたが、梨田監督の契約更新がないというニュースが流れると共に(と感じたが…)あれよあれよと負け続け、ホークスとの差はもはや一位と二位というものではないようなものとなっていた。なぜそうなったのかはわからない。

今朝の朝刊に、梨田さんの優しすぎるところを批判する記事があった。確かに厳しさは大切だが、それはそれとして、先週の個性を大切にする梨田さんのスタイルは日本ハムというチームには合っていたのだろうと思う。そう、あの近鉄バファローズの魅力もそこにあった。あんなチームはこの先現れないかもしれないが、梨田さんはじめ今も活躍する近鉄バファローズOBを見るたびに、その輝きを微かに感じる。

この4年間、フリーエージェント制による戦力喪失もあり、防御率は高いものの攻撃力は低く、ダルビッシュら投手陣は毎試合大変な苦労をされているだろうことは伝わってきた。そんな戦力を率いてリーグ二位に踏みとどまったのは、先週の活躍もあるが梨田監督の采配によるところは少なくないだろう。

まだ58歳、またどこかのチームを引っ張っていく機会はあると思う。その時も選手に伸び伸びとプレーさせ、その結果リーグ優勝を、そして日本シリーズを制して欲しい。西本幸雄さんや仰木彬さんのDNAを受け継ぐ一人として、いつかきっと!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不安の中で

2011-10-14 07:23:22 | 俯く
昨日よりも少しばかり涼しくなったかなと思いながら駅までの道を歩いた。途中、この道沿いにも放射線量の高い場所があるのかなあ…と、漠然と考えていた。

世田谷で見つかった「ホットスポット」の原因が福島第一原発のものではないということに安心しかけたのもつかの間、不安に揺り戻された。このような放射性物質の杜撰な取り扱いはけっこうあちこちにあるのではないか。今回は有志の取り組みの中で見つかったが、普段通りかかっても気付くものでもなく、現に大勢の人たちがこの脇を歩いていたのだろう。

もしかしたら一人一台、それができないなら家庭に一台放射線測定器を準備しなければならないのかもしれない。そしてそれは、国や東電が買ってくれるのを待つのではなく、自らの判断で対応すべきなのだろう。

国が市民のために何かしてくれるというのは、自民党政権時代には想像もしなかったが、民主党政権になったからといってそれは変わらなかった。改めて「国に期待するな!」ということだ。

時か経つにつれ不安が増すなんてと嘆くだけではなにも進まない。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目的か、手段か、

2011-09-19 07:56:54 | 俯く
小さい頃はジャイアンツファンだった…と書くだけで嫌になるが、周囲もそうだったし、新聞やテレビもジャイアンツ中心に報道していた。今も土曜の朝の日テレに僅かに名残があるが、世の中が見えてくると、なんとも気色悪い光景だ。その後、広島や近鉄を応援するようになったのもその影響だったのだろうか。その後近鉄が渡辺某らの力で消滅させられたことも、ジャイアンツ、そしてその背後にある読売という組織に反感を抱く理由だ。まあ、グループ内の日テレにはそれほど反感を持っておらす、ナイター中継延長をやめた頃からは、それが現実的な判断だとわかっていつつ、嬉しく思ったものだ。中継延長がなくなった後の日テレドラマは、質が上がったとも思う。

余談が長くなってしまったが、今更ながら、この国がなぜにこう強引に原子力発電を推し進めるのかと、かなり前から疑問に思っていた。「石油ショックのトラウマ」や、その前段の「中東の混乱影響の回避」という考えがあったのかなという思いは、時系列と照らし合わせて検証すべきだったと、昨夜のETV特集を見て思った。

原子力に関する研究を再開したい学会、工業生産を拡大させたい企業の思惑は、納得はしないが理解はした。ただ、なぜ政治家が急進的に原発を推進したがったのか。そこはよくわからなかった。たぶん、「核武装を含む再軍備」か頭の上でチラチラしていたのだろうが、意図的にだろうか、その点には触れていなかったと思う。

政治家を動かすものとして、ある種の正義感がなかったわけではないだろう。ようやく復興を果たしたものの、電力不足で経済を失速させ、再び人々を貧しい暮らしに戻すのは忍びないという気持ちもあったのだろう。だが、それでもあの強引さは説明がつかないように感じる。

残るは、「利権」だろう。ズブズブな予算の付け方をはじめ、その臭いを感じさせられた。ただ、これを語るには裏付けが必要だろうし、その証人となる人物も多くが過去帳入りしているだろうから、かなり難しい。だか、想像するには易しい気がする。

新聞の販売部数を上げるためにメディアを駆使してジャイアンツ人気を庶民に刷り込んだ正力松太郎氏なら、たぶん…と想像するが、それが彼の目的だったのか、それとも手段だったのか、それが知りたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

厳しき残暑

2011-09-18 07:09:14 | 俯く
日差しを受けると暑さが堪らない。湿気の多さが加わり、不快感が高まる。こんな日の昼間は職場から外に出たくないので、行きがけにコンビニで昼ごはんを買ってしまおう。

休み明けには少しは涼しくなるというが、なかなか信じられない。この暑さは「気象」ではなく「気候」の問題ではないかと思う。そういえば、昨年の10月頭に四国に行った時も、夏のような暑さを感じた。「喉元過ぎれば…」というように、昨年の暑さもエピソードがないと思い出せないのが情けない。

昨日休んだ分、仕事が溜まってしまっているが、今日はなるべく早く帰ろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする