あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

暖かな心

2008-01-31 08:28:13 | 立ち止まる
朝日を受けた雲は、摺りガラスのようにやわらかく光を映している。そこには、冬晴れの雲一つない真っ青な空が湛える緊張感のようなものはなく、仄かな暖かみを降り注いでくれているようにも感じられる。

「愛を求めるより、愛を与える人に…」というCoccoの言葉が思い出される。そんな、暖かな心をもてるまでに、あとどれくらい歩けばいいだろう…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あやとり

2008-01-30 10:30:03 | 立ち止まる
電線が張り巡らされた空は、日本の街並みには当たり前の光景となっている。新興住宅地や高級住宅街には、電線を地下に移しているところもあるが、なんだかよそよそしい感じがしないでもない。

交差点で見上げた空に伸びる幾筋もの電線を見て、あやとりの糸を思い出した。子どもの頃、女子に混じってあやとりを楽しむ男子がいたが、照れくさかったからか、単に不器用だったからか、僕はその輪の中に入ることはなかった。

絡まった糸を解すことができないのは、その名残だろうか…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

聴く…

2008-01-29 07:40:52 | 立ち止まる
最近、暮れに読んだ栗山民也さんの「演出家の仕事」の書評をいくつか目にした。
録画してある、彼が演出した「ロマンス」の放送を観てから何か書こうと思っているうちに、時間だけが過ぎてしまった。
その書評を読み、本に書かれていた「他者の声に耳を傾ける」という言葉を思い出した。読んだときは、自分もそのように心掛けようとおもったのに、自分のことばかり考えている。

なかなか難しいが、あの人の無言のメッセージに、いま一度耳をかたむけてみようか…

足元を見てから進むべきだったのかな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世代交代

2008-01-28 19:28:32 | つれづれ
その尖ったノーズと、今までと全く違うカラーリングに、子どもたちだけでなく大人にも人気があった500系新幹線だが、いよいよ第一線から退くときが近づいているそうだ。
ドアや座席の数が他の形式と違うなどの理由からか、早晩東海道区間へは乗り入れて来なくなる。そして、いきなり今の半分の8両編成となり、「こだま」で使われるという。

まるで、主役級の女優さんが脇役にまわるような感じがする。ならば、この美女はきっとキラリとひかる、個性的な名脇役となるだろう…というか、そうなって欲しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

表現

2008-01-28 07:26:24 | つれづれ
飛行機雲だろうか。見上げた空には流れるようなすじが描かれていた。

朝と夕方の空は、刻一刻と色を変化させていく。そして、その色を表現するために、古来から様々な色の名前が用意されてきた。
その全てを覚えるのは難しいが、様々なバリエーションを持つことで、表現の幅が広げられたらと思う。

ただ、どんな表現も、受ける側にある種の受け口がないと、伝わっていかないけれど…
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

立ち位置

2008-01-27 21:25:32 | 俯く
山下公園を歩いていたら、若い子連れの夫婦から「カメラのシャッターを押して欲しい」と頼まれた。以前も書いたかな?僕は人のカメラのシャッターを押すのが好きだ。特にデジカメになってからは失敗の心配がないから、安心して引き受けることができる。カップルや親子連れで、それぞれ一人ずつシャッターを切っているのを見ると、自分から声を掛けたくなってしまう。いっそのこと、「シャッター押しマス」というプラカードを首からぶら下げようか…」何て思ってみたりもする。

ベンチに座って、飛び交う鳥たちを見ていたら、好きとか嫌いとか、そんなことをすっかり忘れてしまっていた。そして、もっと高いところでゆっくりと旋回しているトンビを見ながら、「あんなふうにふわりと空を飛べたら…」と半分本気で考えてしまった。

このブログを始めてから、「誰かと結ばれたい」とかいった願望をずっと書いていたけれど、もうそろそろ自分の立ち位置に気付かないといけない。そう、僕は誰かと一緒にファインダーの中に収まる側ではなく、シャッターを切ったり、レフ板で光を当てたりする側の人間なのだろう。母親はいつまでも一人の僕を心配しているようだが、幸い、兄にも妹にも子供ができたので、それくらいは勘弁してもらおう。
いっそのこと、フーテンの寅さんのように生きてみようとも考えたが、今はさまざまなしがらみを断ち切ることができないため、いずれ真剣に考えてみよう。

キラキラと輝く道は、僕の歩む道ではない…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホバーリング

2008-01-27 15:36:55 | つれづれ
観光客が手にする餌を目掛けて、たくさんのカモメが寄ってくる。同じように集まってくるハトとは違い、彼らはホバーリングの技術を持っている。どこで会得したのかはともかく、爆撃と直撃の恐れを少し感じながら、その技にしばし感心して眺めていた。

さて、軍事技術の進化はやがて一般に使われるものに転用されると言うが、垂直に離着陸できる旅客機が活躍する状況にはまだない。というか、飛行場問題が何とかなったとしても、騒音問題や経済性がネックになるのだろうか…

もし実現したら、離陸時のあの高揚感が失われるとしたら、飛行機に乗る楽しみの大半が失われてしまいそうだ…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

穏やかになる

2008-01-27 14:35:35 | 立ち止まる
集中力が切れたのと、眠気に襲われたのとで、早めに用事を切り上げた。で、やっぱり潮風が恋しくなり、横浜まで来てしまった。
赤レンガ倉庫の近くで海に近づいてみたが、一向に潮の香りを感じない。もしかして、鼻の調子が悪いのか…と思いつつ、大さん橋に止まっている「飛鳥〓」という船を見に行ってみた。
建物の上のデッキに上がり、近くから見ていると本当にホテルというか、マンションというか、そんな感じがする。と、ふいに潮風が感じられた。

山下公園では、その潮風を受けてカモメがゆったり空を舞っている。それを見ながら、僕の心も少し穏やかになった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つながり

2008-01-27 07:25:21 | 立ち止まる
逃げ出したいと思うことはしばしばだが、勤め先に居続けられるのは、人間関係を極力排除しているのと、経済的なつながりだからだろう。まあ、後者については自分としては情けないところも感じているのだが…

その他の組織などは、人間関係でつながっている部分が大きい。だから、その関係がうまくいかなかったり、嫌になってしまった時点で、そこに向かっていく気持ちがプッツリと切れてしまう。まあ、それはいけないことでもないし、そうすることで自分を守っているところもある。

ただ、よくよく考えると、それはテレビゲームのリセットボタンと一緒だな…
で、もう一度初めてそこにそこに行った時の気持ちを思い出してみよう。
そこには、人間関係以外のつながりがあるはずだから…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒュルリ

2008-01-26 23:41:57 | 立ち止まる
結局、海には行ったものの、肝心の「潮風」という薬を処方してもらえなかった。
実は、直前までどこに行こうか迷っていた。
電車とバスを乗り継いで、江戸川や浦安あたりまで行ってみようかとか、湘南方面はどうかとか、房総半島の突端とか。そして、新幹線に乗って日本海!と、どれもあと一歩という感じで、そうこうしているうちに空を見たくなってしまった。

さて、この薬はどこにもらいに行けばいいのだろう。
まあ、来週は行けそうにないので、もうしばらく行き先に迷ってみよう。
でも、そうこうしているうちに、トンビの鳴き声も聞きたくなった。

ますます迷ってしまう…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする