あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

ちりとてちん

2007-10-29 23:16:37 | つれづれ
ボランティア参加したイベントの休憩時間、近くにあるNHKスタジオパークに行った。お目当ては…10月からの連続テレビ小説「ちりとてちん」だ。

主人公の和田喜代美を演じるのは、貫地谷しほりさん。「DOCOMOのモモコ」や「探偵事務所5」の宍戸瞳役が印象に残る、存在感があって、演技も上手な女の子だ。
地方の小さな町で育った、コンプレックスのかたまりのような女の子が、そこから一歩踏み出そうと大阪に出て、さまざまな人たちに支えられて落語家を目指す…と言ったストーリーだが、その「一歩踏み出せない」ところに共感しながら見ている。そして、喜代美を取り巻く人たちも魅力的だ。中でもお母さんをおおらかで、また愛情たっぷりな感じが微笑ましい。演じるのは和久井映見さん。昔は単に美人女優という感じでしか見ていなかったのだが、「あいのうた」以降魅力が増しているように感じるのは、僕だけだろうか…
そして喜代美が大阪に出てきてふとしたことから飛び込んだ先の主、落語家の徒然亭草若は、あることがきっかけ(らしい)で落語の世界から遠ざかり、飲んだくれている。だが、弟子達を突き放すような態度の裏には彼らを思う気持ちがあり、喜代美に対しても優しい目線を持っている。渡瀬恒彦さんの笑顔が、そんな憎みきれない草若にピッタリな感じだ。パンフにのっていた紋付袴の高座姿も似合っている。

喜代美はこの先、周りの人たちの心を受けて少しずつ先へ足を踏み出そうとする。そしてその喜代美の一歩が、巡りめぐって周りの人たちを勇気付けていく…といった展開になっていくのだろう。
多少ベタなところはある。それでも、見ていてホロリとしてしまう。

3月まで、喜代美の愛らしさと、喜代美を支える人たちの優しさを楽しもう


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秋の空

2007-10-28 16:54:55 | つれづれ
昨日の台風が雲を連れ去って行ったような、そんなすっきりした青空が広がっている。
日暮れが近づくと、色づいた木々の葉が陽を受け、輝きだす。
この美しさは、秋の、ほんのわずかな期間に最高潮を迎える。

二度と来ない、この秋を楽しもう。
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欲張り

2007-10-26 07:50:26 | つれづれ
旅に行くと、あれもこれも見たいという欲があり、結局表面をなぞるだけというのが、今までの僕の旅だった。そこで今回は見る場所を絞った。

ただ、カメラだけでなくスケッチブックと本を持っていった。
今思えば、「あの場所でもっとゆっくり時間を使えば良かった」とか、「あの移動時間は無駄だった」とか、ちょっとした後悔が浮かぶ。
とは言っても、今回の旅はいい意味で今までとは違っていたというのは、僕の心の中では真実である。

もっとそぎ落とせるところもあるが、それは次回の旅に活かそう。

そう、スケッチブックと本については、収穫もあった。
絵は結局1枚しか描かなかったけど、12色の色鉛筆である程度描けることが確認できた。近場には愛用のフルセット(?)、遠出には今回使ったコンパクトな道具を持っていくことにしよう。
この絵は、宿泊した民宿の裏にかかる沈下橋で、夕暮れ前に書き上げた。
民宿については、また別の機会に書くことにする。

そして本は、読む時間が少なかった割に結構読み進んだ。何たって500ページを越え、しかも文字数も多いんだから… 読後に感想を書くが、読み応えがある。それと、件の出会いを影で仕組んだのもこの本なのだから…
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モノトーン

2007-10-24 22:33:47 | つれづれ
旅が終わった。
毎回、行く前にワクワクしているものの、旅行している途中で迷いが生じる。
けれども、今回の旅は久しぶり、いや、もしかしたら初めてのんびりできるものだったんじゃないかな?

そう、思いっきり時間をムダに使ったから…
でも、きっとその時間はどこかで自分に戻ってくる。そんな気がする。

さて、僕の「空の旅」はいつも浜松町で終わる。今日はちょうど、ビジネスマンの帰宅時間と重なった。同じような服を着た人たちが、いっせいに満員電車に吸い込まれていく光景を見て、明日からまたその一部に戻ってしまうと思うと、何だか寂しい。けれども、その日々があるから、旅行を楽しむことができるのも事実である。それでも、寂しい。

ホームから空を見上げたら、月が美しく光っていた。
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連れ合う

2007-10-24 16:18:39 | つれづれ
昨年の大河ドラマ「功名が辻」は、デジタルテレビを買ったのと、仲間由紀恵さんが出ていたのとで、初めて全話見た作品となった。
去年来たかったのだか、タイミングが合わなかった。でも、今来たから出会えた人もいた。
人生を連れ合う相手も、「その時」が来ないと出会えないのだろうか…

旅の終わりに、千代殿にお願いしてみた…
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酒場放浪記~とんちゃん~

2007-10-24 09:52:04 | つれづれ
昨日も睡魔に襲われて…という言い訳より、本家「酒場放浪記」に倣い、朝から…

その本家で以前紹介されているのを見て以来、高知に来たら訪れたいとと思っていた。
宿に着き、しばし休憩の後、繁華街へ向かった。実は、その店のことはすっかり忘れていて、頭の中では「一人で皿鉢料理を食べる方法」を考えていた。
そんなとき、いきなり目の前に「とんちゃん」の看板が現れた。

開店間もない時間で、ご常連と思われる方が一人、静かに杯を傾けていた。
とりあえず生ビールと、屋号と同じ名の「とんちゃん」を注文する。
そのうちご常連も揃い、ご指南をいただきながら、メニューをクリアしていった。どの品も、新鮮な材料と絶妙な味付けが舌に染み入る。一度に全て…というのは野暮なので、次回に取っておくこととした。

しまいには、先ほど指南いただいたそのままを若者に受け売りしていた。
これ以上野暮をかさねるのも良くないので、本家同様、次に移ることにした。
が、結局屋台でラーメンとおでんに日本酒一杯で酔いが回ってしまった。こちらのラーメンも、飲み助仕様で、ありがたい。

ということで、
土佐の空 酒(みず)を求めて 赤蜻蛉

また来る日を想う…
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観戦

2007-10-23 13:32:35 | つれづれ
特急に乗って、次の停車駅で途中下車した。フリーきっぷだからこそできる贅沢?だ。その目的は…

太平洋の波を受ける、延々と続く砂浜を見るために、松林を抜けてきた。
目の前に広がる砂浜の美しさにに、「あっ」目を奪われた。
波打ち際に寄って写真を撮り終えたら、次の列車の時間まで、ここで本でも読もうと思った。カメラをしまおうとしていると、脇で中学生たちが砂浜にバレーのコートを作り始めていた。

やがてゲームが始まり、しばらくは遠目で眺めていたが、楽しそうなので近くに寄ってみた。
校長先生(と思う)に尋ねると、隣町の中学校から、全校生徒で遠足に来ているそうだ。最盛期には200名ほどの生徒がいたが、今は30名程までに減ってしまったそうだ。

空と海と、そしてバレーを楽しむ生徒たちの構図がおもしろかったので、校長先生に写真を撮っていいか尋ねると、「いいですよ」と言ってくれたので、遠慮がちに、引きで撮った。

そのうち、試合の方に関心が向き、結局全てのゲームを、さらにその後のドッジボールまで、一緒に見ていた。

昼食の時間になり、食事場所に引き上げる彼らとともに、僕も浜辺を後にした。
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行きずり

2007-10-23 12:24:47 | つれづれ
昨日民宿でいただいたお米と、その他いろいろを宅配便で家へと送った。荷物がだいぶ軽くなったが、まだ重い。旅の共に持ってきたあの本があった…
あと少しで2章を読み終えるので、朝食をとってから、部屋に備え付けのコーヒーを飲みながらページをめくっていった。
駅に向かう前にもう一度川を見たいと思い、反対方向に向かった。
ふとわき道を覗くと、子犬を散歩させる…というか、子犬に引っ張られているようなこどもがいた。気になって近づいてみると、犬は右足をかばいながら歩いている。理由を尋ねると、彼女は犬の足の裏を見せてくれた。どうやら伸びた爪の影響らしい。

「これから公園に散歩に行く」と言っていたが、一人寂しく駅に向かう僕に哀れみを感じたのか、しばらくつきあってくれた。手綱をもつれさせながら歩く犬に「こいつ、バカやから」と言いつつ、その言葉には犬に対する愛情が感じ取れた。

この本を持ってこなかったら、もしかしたらなかったであろう出会いを、しばし楽しんだ。
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いっぷく

2007-10-22 09:36:39 | つれづれ
宿でお米をもらった。ズシリと重いが、ありがたい。

また自転車を借りて走り出した。、しばらくすると車が何台か止まっている。道路工事のため、40分間待たされるそうだ。自転車も、例外ではないそうだ…
「これから病院に行く」というおばさんが、「早く出てくればよかった」と嘆いている。
こちらは、急ぐ旅ではないので、川のせせらぎを聞きながら、本でも読むことにしよう…などと書いているうちにもうそろそろ時間だ。
次の10分で抜けないと、また40分待たなければならない。
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心地よさと、疲れと…

2007-10-21 15:42:33 | つれづれ
やわらかな秋風に揺れる水面がキラキラと輝く。流れは緩やかに川下へと進む。

自転車を借りて下流をめざす。暖かな日差しと涼しげな風が気持ちいい。そして、時折聞こえてくる鳥のさえずりや虫の声が、ペダルをこぐ足に力を与えてくれる。

けれども、昨日の寝不足が今になって堪えてきた。もう少し休んで、早めに宿に入ろうか…
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