ボランティア参加したイベントの休憩時間、近くにあるNHKスタジオパークに行った。お目当ては…10月からの連続テレビ小説「ちりとてちん」だ。
主人公の和田喜代美を演じるのは、貫地谷しほりさん。「DOCOMOのモモコ」や「探偵事務所5」の宍戸瞳役が印象に残る、存在感があって、演技も上手な女の子だ。
地方の小さな町で育った、コンプレックスのかたまりのような女の子が、そこから一歩踏み出そうと大阪に出て、さまざまな人たちに支えられて落語家を目指す…と言ったストーリーだが、その「一歩踏み出せない」ところに共感しながら見ている。そして、喜代美を取り巻く人たちも魅力的だ。中でもお母さんをおおらかで、また愛情たっぷりな感じが微笑ましい。演じるのは和久井映見さん。昔は単に美人女優という感じでしか見ていなかったのだが、「あいのうた」以降魅力が増しているように感じるのは、僕だけだろうか…
そして喜代美が大阪に出てきてふとしたことから飛び込んだ先の主、落語家の徒然亭草若は、あることがきっかけ(らしい)で落語の世界から遠ざかり、飲んだくれている。だが、弟子達を突き放すような態度の裏には彼らを思う気持ちがあり、喜代美に対しても優しい目線を持っている。渡瀬恒彦さんの笑顔が、そんな憎みきれない草若にピッタリな感じだ。パンフにのっていた紋付袴の高座姿も似合っている。
喜代美はこの先、周りの人たちの心を受けて少しずつ先へ足を踏み出そうとする。そしてその喜代美の一歩が、巡りめぐって周りの人たちを勇気付けていく…といった展開になっていくのだろう。
多少ベタなところはある。それでも、見ていてホロリとしてしまう。
3月まで、喜代美の愛らしさと、喜代美を支える人たちの優しさを楽しもう
主人公の和田喜代美を演じるのは、貫地谷しほりさん。「DOCOMOのモモコ」や「探偵事務所5」の宍戸瞳役が印象に残る、存在感があって、演技も上手な女の子だ。
地方の小さな町で育った、コンプレックスのかたまりのような女の子が、そこから一歩踏み出そうと大阪に出て、さまざまな人たちに支えられて落語家を目指す…と言ったストーリーだが、その「一歩踏み出せない」ところに共感しながら見ている。そして、喜代美を取り巻く人たちも魅力的だ。中でもお母さんをおおらかで、また愛情たっぷりな感じが微笑ましい。演じるのは和久井映見さん。昔は単に美人女優という感じでしか見ていなかったのだが、「あいのうた」以降魅力が増しているように感じるのは、僕だけだろうか…
そして喜代美が大阪に出てきてふとしたことから飛び込んだ先の主、落語家の徒然亭草若は、あることがきっかけ(らしい)で落語の世界から遠ざかり、飲んだくれている。だが、弟子達を突き放すような態度の裏には彼らを思う気持ちがあり、喜代美に対しても優しい目線を持っている。渡瀬恒彦さんの笑顔が、そんな憎みきれない草若にピッタリな感じだ。パンフにのっていた紋付袴の高座姿も似合っている。
喜代美はこの先、周りの人たちの心を受けて少しずつ先へ足を踏み出そうとする。そしてその喜代美の一歩が、巡りめぐって周りの人たちを勇気付けていく…といった展開になっていくのだろう。
多少ベタなところはある。それでも、見ていてホロリとしてしまう。
3月まで、喜代美の愛らしさと、喜代美を支える人たちの優しさを楽しもう