四十年ぶりに(つまり最後に会ったのは二十代)、高校時代の友人三人に再会した。
会う場所を決めていたので、ひょっとしたら多分そうかなという感じで互いを確認できたが、全然知らずに道ですれ違ったら絶対わからないだろうというのが、四人の共通意見だった。
そりゃあ二十代から六十代では当然かなりの変貌をお互いに遂げているわけである。
でも、話し出すと四十年のブランクは一気に融けていって、昔なつかしいニックネームで呼ばれるとタイムスリップしているかのような気分であり、ずっと地元を離れていたのに故郷がぐんぐんと身近なものになるようなうれしい感覚だった。
で、これだけデジタル一眼レフブームになっているわけだから、三人のうち一人ぐらいは写真の趣味にハマっているヤツがいるのではないかと質問すると、三人とも冷たく興味なしとの答え。
さらに、チョウトンボの写真をスマホで見せて、いるところを知らないかと聞くと、見たことがないとの三人の答え。
写真に関する地元情報は、この三人からは得られないことが確認できたが、まー、しようがないなあ。
三人にスマホで見せた写真はこれ。
まったく反応なし。