きままなドライブと写真、そして映画

晴れの日はドライブ・写真、雨の日は映画、曇りの日は・・・迷う

クラクション

2020-07-23 00:15:18 | Weblog

右折して入ろうとしている道は、対向車とはすれ違えない道幅しかない。
丁度、対向車が来ていたので、その車がいなくならないとその道に入れない。
待っている間、後ろの車が「早く右折しろ」とばかりクラクションを何度も鳴らす。
建物があるので後ろの車には、その道幅や対向車がわからない。
三回目のクラクションでカッとなり、車を降りて後ろの車に文句を言ってやろうとドアノブに手をかけそうになったが、ぐっとこらえた。

福岡は、いつから他人の状況を考えず自分のことしか考えない最悪の運転
マナーの町になってしまったんだろう。

高松に住んだ時、運転マナーがひどいと思った。
滋賀に住んだ時、高松以上に運転マナーがひどいと思った。
40年ぶりに福岡に戻ると、滋賀よりもはるかに運転マナーがひどかった。
運転マナーがひどい場面に遭遇するたび、いつのまにか、「福岡だから」というのが妻との合言葉になった。

広い交差点で右折レーンの先頭にいた時、後ろの車からクラクションを何度も鳴らされた。
対向車が左折するタイミングに合わせて右折しろという督促のクラクションだ。
ぎりぎりのタイミングでは、突然横断歩道に自転車が来た時に急ブレーキを踏まなければいけないので、そのリスクは負いたくない。
自分なりのタイミングで右折しながら、後ろの車の運転者を見ると、僕を睨みつけていた。

交差点で右折しようとする車がいた。
対向車が途切れず、信号が赤になったのでやっと右折しようとした時、信号無視の対向車がクラクションを鳴らしながら右折車を停まらせて通過していった。
こんなの、ほかでは見たことない。

道路交通法では、クラクションを鳴らすべき場合が決められていて、それ以外は違反となる。
クラクションを鳴らすべきではないのに鳴らした場合、点数はゼロではあるものの、罰金は3000円となっている。
なお、クラクションを鳴らすべきなのに鳴らさなかった場合は、点数は1で、罰金は7000円と、こちらの方が重い。
でも、クラクションを鳴らすべき場合というのは、普通に町中の一般道を走っている限り該当するものはない。

福岡支店の辞令をもらったヤツが、「なんで俺が福岡くんだりまで行かなきゃいけないんだ」と不満たらたら言いながら赴任しても、東京に戻る時にはすっかり福岡ファンになって戻ってくる。
東京生まれで東京育ちのヤツが福岡支店に転勤になり、酒好き文化にハマってしまって、飲み友達の人脈ができ、退職して移住した者もいた。
排他性がなく、よそから来た人を「よー、来んしゃったねー」と暖かく受け入れる。
飲み屋に行っても、初めての店でもすぐに友達のようになる。
オープンで、飾り気がなく、フレンドリーで、情があって、他人への思いやりもあるという土地柄だったはずだ。
それがいつのまにか、自分のことしか考えない輩が増えてしまっている。

子供の頃一面の田圃だったところが、今は住宅密集地になっている。
人口の増加とともに、昔の気質がなくなってきているのだろうか。

最近、近くのスーパーの駐車場でこんな光景を見かけた。


こんな迷惑駐車をして、平気で車を降りて買い物に行ける人間がいるとは信じられない。
この車の隣にぎりぎりで駐車したら、運転席のドアが開けられなくて困るだろうなあと思うが、勿論そんなことはしない。
「福岡だから」こういうことがあっても不思議はない。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする