10年日記をつけていると、もちろん大晦日は最後のページ。
元日には日記にはさんだ栞を、また最初の1ページに戻します。
私が「ああ、新年を迎えたんやなあ」と感じるのは、
お雑煮をつくっているときでも、初詣に出かけるときでもなく、
この、10年日記のページを戻して、最初のページを開くときかもしれません。
1月1日のページ。
眠かったり、時間がなかったり、めんどくさかったりで、
日が経つにつれ、文字がいいかげんになってきますが、
この日だけは厳かな気分で文字も多少丁寧なります(笑)
書くことはほとんど毎年同じ。
近所に住む義母宅でお雑煮を食べ、初詣に行き、
夕飯も義母宅で一緒に食べる。
今年変わったのは・・・
義母がほとんど何もしなくなったことでしょうか。
しゃきしゃきと動き回っていた義母も年老いました。
それは実家の親も同じ。
お正月が来るとひとつ年をとる、と幼いころ言われましたが、
お正月を迎えるたびに、親たちが年老いていくのを実感します。
それは淋しく、つらいことですよね。
それでもみんなで揃ってお雑煮をいただけるだけ、
幸せなことなのかもしれません。
今年はめずらしく雪のお正月でした。
お節を食べながら、降りしきる雪景色を眺める、
というお正月はこれまであまりなかったような・・・。
どんよりした寒い日々が続いていますが、
主人が植えた水仙が花を咲かせていました。
こんな寒い中、可憐で清楚な花を咲かせる水仙に励まされます。
昨年の秋から世界が激変し、暗いニュースばかり目に付く昨今。
それでも、実体のないものに浮かれていた世界が、
損か得かで動いてしまいがちだった私たちが、
自分の足元を見直すきっかけになればいいのかもしれません。
私も、あれもこれもと欲ばったりせずに、
シンプルに丁寧に日々を送っていきたいと思っています。
・・・って、毎年似たようなこと書いてるような気もしますが(笑)
今年もあれこれ大変な一年になりそうな予感。
(早々に次女の朝練も始まったし、今年は受験生だし)
ブログのほうはぼちぼち更新していくつもりなので、
よろしくお付き合いくださいませ
源氏物語のレビューも、けっしてあきらめたわけではありません
千年紀が過ぎてもがんばります~