ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

蛸三昧

2010-02-23 | 食べること。



義姉夫婦から、お義兄さんが獲って冷凍したタコをいただきました。
生のタコはこちらでも珍しく、タコ飯、タコと里芋の煮物、
さっと茹でてポン酢で、とタコ三昧の夕飯となりました。

タコ飯はふだん茹でたタコを使いますが、生のタコを使うと
風味もよく、色もきれいな桜色です。
炊飯器を開けるとふわ~といい香り。

生のタコというと・・・
まだ結婚して間もない頃だったでしょうか。
お義兄さんが釣りで来られ、そのとき獲ってきたタコを
おみやげにいただいたことがあります。
獲れたての、生のタコ!!
塩で揉んで茹でたらいい、とは教わったのですが。
当時の私は、まだ魚もさばけず、もちろんタコなんて初めて。
触るのすらおっかなびっくりで、なのに塩で揉むって~!?

それでもなんとかタコと格闘し、無事茹で上げたのだと思います。
そのタコで何をつくったかは記憶にありませんが(笑)
タコをいただいたとき、一瞬そのことを思い出し冷や汗が出ましたが、
今回はきちんと下処理して冷凍してあったので、格闘せずにすみました。
おかげで、さっさっさと三品。
タコを堪能することができました。

ごちそうさまでした~


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たこ焼きパーティー 2010

2010-02-16 | 日々のこと。
次女のクラブの女子が集まって、我が家でたこ焼きパーティーを
したのは一昨年の12月のことでした。
そのときみんな喜んでくれて、「またやりた~い」と
言うことだったのですが・・・
その怖れていた「また」が、とうとうやってきました

女子10名に加えて、今回は男子5名も参加。
三年生の部員、ひとり残らず全員参加です(笑)
今回は嵩高い男子がふえ、我が家のキッチンは
いったいどうなっていることやら・・・
(私は事務所に逃げてます~)
「みんな、冷蔵庫も勝手にあけてるよ」って、そんな・・・

メニューはたこ焼きに焼きそば、お寿司やギョーザを手土産に
持ってくる子もいたり。
2階からはピアノの音も流れてきて、なんとも賑やかなこと。
(体育系なのにピアノの得意なCちゃんとT君、すごい!)


高三の次女は2月に入って高校はほとんど休み。
あとは卒業式を残すのみです。
部活の友人たちもほとんどが進路も決まり、
卒業式が終わるとそれぞれ旅立っていくことでしょう。
だから、みんなで集まることもこれが最後?
ということで、大変なのは承知で我が家を提供しました。

うら若き乙女(もはや死語?)が10人もやって来るのだから、と
今日重い腰を上げて雛人形も飾りました。
う~ん、この賑やかさにお雛さまもびっくり、でしょうね~   


三年間クラブ中心の毎日で、朝早くから夜遅くまで大変でしたが、
いい仲間にめぐり会え、一緒に過ごせて本当によかったね。
高校生活を地味~に過ごした母には羨ましい限りです。
みんな、わがままで気分屋の次女の面倒をみてくれて、ありがとう


せっかく飾った雛人形の写真を撮り忘れたので、
今回も男子&女子高生15人分のシューズ&ブーツ(笑)↓
多くて全部が入りきりませんでした~




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『1Q84』  anoter worldへ

2010-02-11 | 読むこと。

        『1Q84 BOOK1』



        『1Q84 BOOK2』



先日、ようやく『1Q84』を読み終えました。

若いころから、村上春樹氏の作品はわりと読んでいたのですが、
この作品はあまりにセンセーショナルだったので、
ちょっとほとぼりが冷めてから読もう、と思っていたのです。
ところが、BOOK3が4月に出版されるということで、
さすがにがまんできなくなりました(笑)

もうひとつ、なかなか手に取りづらかった理由のひとつは、
この作品がカルト教団のことを扱っているらしい、ということを
知ったせいでもあります。

カルト教団、というと、すぐに社会的な大事件を起こした
あの教団と教祖が思い浮かびますよね。
だから、なんとなく読んであまり快い内容とは思えなかったのです。
私は、学問としての宗教には興味がありますが、
(大学では宗教学の講義をけっこう熱心に聴いていました)
信仰としての宗教には興味をもてません。
だから、読んでてしんどいかも、と思ってしまったのですね。

しかし。
私が読んでみて感じたのは、カルト教団はひとつの背景であって
(ひとつの重要なファクターではあるのでしょうが)、
この作品で描かれているのは、実は究極の愛のドラマだったりするわけですよ(笑)
いえ、そんなロマンチックなものではなく、
もっと深いつながり、求め合う魂の物語。

いやいや、そんなカンタンなものでもなさそうで・・・

村上作品を読んでいつも思うのは、彼の作品は
ミルフィーユみたいだ、ということです。
何層にも折り重なっていて、上辺しかわからなくても
それはそれで楽しめる。
何年かたって読み直すと、もう少し深い層まで味わえて
ずっと美味しくなる。
でも、一度に全部を食べるのは・・・むずかしいですよね。
だから、喫茶店で注文するとき、ミルフィーユは頼みません(笑)

この『1Q84』も、いろんな層で面白く読めると思うのです。
深く読ま(め)なくても、ストーリー展開はスリリングで、さくさく読めます。
青豆さんも天吾くんも個性的で魅力的だし、ふかえりさんは神秘的。
老婦人、タマルさん、あゆみちゃんなどの登場人物も
それぞれにわけありで申し分なし。
カルト、DV、幼児の性的虐待などリアルな社会問題も出てきます。
それに、彼独特の気の利いた表現や、センスのいい文体も楽しめます。

これまでと違うなあと感じるのは、主人公が「僕」でなく
三人称で語られ名前を持ったこと。
だから、主人公の育ってきた背景(環境や家族のこと)が
詳細に語られていること、でしょうか。

読者はそれぞれどんな読み方であれ、興味深く読み進んで
いけるはずです。
ところどころ、「えっ!」とか、「え~!?」とか思いながら。
そして、少しずつ迷い込んでしまうのですよ。この1Q84の世界に。
自分は安全なところで(もちろん)読者として
この世界を傍観していたはずなのに。

小説というものは一旦読み始めたら、そこは「ここ」とは違う世界があり、
異なった時間が流れています。
そういう意味では、本を読むという行為そのものが
パラレルワールドに一歩足を踏み入れる、ということなのかもしれません。
そこでは、正しいと思っていたことが間違いであったり、
悪だと信じていたものが悪でなかったり。
立場や見方によって、絶対だと信じていたものが、
いともカンタンに覆されてしまうのです。

卑劣なDVをい繰り返し、こんなヤツ死んだほうが女性のためだ、
という信念で殺人を指示する老婦人と、それを行動に移す青豆さん。
読んでいるうちに自分もそんな気になってきます。
そうだ、こいつは女性の敵だ・・・死んだほうがいいんだ、と。

しかし。
そう信じて自分たちに不利な人物の殺人を指示してきた教団の犯行と、
どこがどう違うのか。
許されてもいい殺人があるのか。
そう思うと、いつのまにか「それは正しい殺人だ」と
思い込んでいる自分にどきっとします。
罪は法で裁くものだと頭では理解しているのに。

この小説を読んでいるとき、どこかに違和感を感じていました。
青豆さんと天吾くんの究極の恋愛にも、
老婦人の、どこか浮世離れした雰囲気にも、
得体の知れないカルト集団や、謎のリトルピープルにも。
この違和感、居心地のわるさは何なのでしょう。
今自分のいる世界に疑問を感じてしまう、
そんな不安定な精神状態に陥ってしまうからでしょうか。

それに結末も、「えっ、ここで終わり!?」と
消化不良を起こしてしまいそうな終わり方です。
深い森に迷い込んで出口がみつからない、みたいな。
(だから、よけいに不安になるんですよね)

4月に出版されるというBOOK3。
どんな展開になるのか楽しみです。
(謎は深まり、途方に暮れるだけかもしれないけれど)
とりあえず、それまでにもう一度読み直さなくては。
そのとき、また新しい発見があるかもしれません。
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巻き寿司

2010-02-04 | 食べること。
毎年節分にはつくる巻き寿司を、今年はパスしようかな、
と思っていたのですが。

朝、デイサービスの迎えを待ってるとき、
「今日はお彼岸やなあ」(えっ!?)と言って驚かせた義母が、夕方
「今日は節分やけど、スーパーに巻き寿司まだ売ってるやろか」
と電話してきました。
わざわざ買いに行くのなら、と、結局つくることに。

といっても、太巻きをつくるのは大変です。
すぐにできる(カンタン・手抜き)サラダ巻き、サーモン巻き、
お弁当に使ってた冷凍食品のイカ天巻き↓





水曜日は義母がお弁当を頼んでいる日なので、
ひょっとしたら今日の献立は巻き寿司かも、と思っていたら
案の定「お弁当についていたわ」と電話が
それでも、せっかくつくったのだからと持って行くと、
「わざわざつくってくれたんか」と喜んでくれました。

子どもが小さい頃は、義母がつくって持ってきてくれたものです。
それがいつからか逆になってしまいました。
いつの日か、私のところにも娘が巻き寿司をつくって
持ってきてくれるようになるのかもしれませんね。
あまり、考えたくないけど。

その頃娘たちがどこに住んでいるのかわかりませんが、
めんどくさがり屋のお母さんが、節分には巻き寿司をつくってくれたね
(手抜きだったけど・笑)と、思い出してくれることでしょう。


てきとうにつくった巻き寿司ですが、雪の中バイトから
帰ってきた次女も「美味しー」と喜んで食べてくれました。
その後、主人に「豆まきしよー」って(笑)
しかも、「節分に豆まきはかかせへん。来年からどうしよ~」
(いや、他に心配することはあるでしょう

・・・まさか、ひとりアパートで豆まきするつもりじゃないでしょうね!?


コメント (6)
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