とうとうハリポタのシリーズも第6巻まできてしまいました。
私が初めて「賢者の石」を読んだのは2001年2月のこと。11才で読み始めた長女は、ハリーとほとんど同じように成長し今16才。同年代ということもあり、かなりこの本の影響を受けています。それを思うと、やはりすごい本なのですね~。
私としては、ちょっと子どもっぽくて物足りないなあと思うところもあったのですが、話の展開は想像もつかないし、意外性もあって、子どもだけでなく大人も夢中になるよな~、と思います。
はじめのうちは子どもにもわかりやすいストーリー展開でしたが、最近は複雑になってきて(特に登場人物が多くて)小学生くらいの子どもが読むにはむずかしいかもしれませんね。・・・物忘れがひどくなったおばさんにとっても、ですが
感想を書くにあたって、どうしてもネタばれになってしまうので、読まれる方はごめんどうですが反転してよんでください
その1.みんなお年頃
この巻を読んでまず感じたのは、みんなお年頃になったのね、ということでしょうか。
4巻あたりから異性を気にし始めた彼らですが、今回は行動もかなり積極的。といってもハリポタのシリーズでは、内容が残酷になっていくにも関わらず、こういうことに関してはほほえましい、と言いますか・・・。ロンが女の子といちゃついても、ハリーが恋に悩んでも、どこか子どもっぽい。だんだん重~く、暗~くなっていく物語の中で、ほっと一息つけるエピソードになっているのですね。
ただ今回、ハリーがなんでジニーなの!?と少し面食らってしまいました。長女曰く、伏線があったやん、というのですが、どこか唐突な感じがして納得できないのですよ。
大方の見方に反して、というよりストーリーにも反するのですが、私としてはそもそもロン&ハーマイオニーというのが意外なんです。ハリーを一番心配したり理解しているのはハーマイオニーじゃないの?という気がしてならないわけです。もちろん友情から、というのもわかるんですが・・・。
ハーマイオニーが、ハリーよりロンのほうに惹かれるのかなあ・・・。そう言うと長女が怒るんですけどね。
これからハリーが大変なことになっていくとき、傍にはもちろんロンとハーマイオニーがいてくれるとは思うのだけど、違う意味でもハーマイオニーが支えになってあげればいいのになあ、と思っているのは私だけ?
その2.謎のプリンス
タイトルにもなっている「謎のプリンス」。これは直前までわかりませんでした。
「50年前にこの本を持っていた」ということからダンブルドア?とか、マグルとの混血ということでトンクス?なんていろいろ推理してたんですが、ブブーッ。塔の上での場面を読んでいて、あっひょっとしたら・・・スネイプ!?ピンポ~ン。
冷静に考えたらそうですよね。魔法薬の教科書なわけだし、スネイプはずっとそれを教えてたんだから。それにこの巻、はじめのうちからスネイプが出てきて、彼の行動が目を引く展開でした。しかし、彼がマグルとの混血だとは思わんかった~。それにあまりプリンスって感じでも・・・ごにょごにょ・・・。 意外でしたね。
その3.スネイプに関して
この巻を読んで子どもたちはスネイプが許せない、と言っています。やはりダンブルドアに直接手を下した、という罪は計り知れません。しかし、ダンブルドア自身弱っててそう長くはもちそうにない状況で、ドラコを殺人者にしたくないというダンブルドアの思いを受け止めるためにも、仕方がないことだったのかな、という気もします。あるいはこういう状況を予期して、ダンブルドアはスネイプに指示していたのか。または、スネイプの杖で、ということに何か意味があるのか・・・。
私はスネイプは裏切り者じゃない、と信じて読んでいるので、スネイプに都合の悪い展開になっても「これはきっとこうなんだ」とか理由をこじつけて読んでいるような気がします。 けっこうスネイプを気に入ってたりして・・・。 いやいや・・・(汗)。でも、彼って孤独で、母性本能をくすぐったりしません?
スネイプとネビルはキーパーソンかもしれませんね。7巻で、ええーっ!ということになるかも???
その4.「R.A.B」って
R.A.Bが書いた文章を読んだとき、「あれ?」って思いませんでした?分霊箱を盗んだにしては丁寧な文章。ヴォルデモードに対して「あなた」ですよ。ということは、その人物は死喰い人?それなのに分霊箱を破壊すると書いているということは、ヴォルデモードを裏切った人物がいるということなのでしょうか。
私がたまたま「不死鳥の騎士団」を読み直していると、ひょっとしたら・・・と思う人物がいたんです。イニシャルもミドルネームはわかりませんが、R.B。もしそうだとすると・・・。あれこれ、長女とふたりで勝手に妄想を膨らませています
その5.祝福
物語はだんだん暗くなってきましたが、今までになかったHAPPYな出来事もありました。そう、ビル&フラー、リーマス&トンクスのカップル誕生。
ビルが狼人間に襲われ無残な姿になってしまったとき、フィアンセのフラーはてっきり「わたし、このい(ひ)とと、もう結婚しませーん」と言うのかと思ったら、なんと「狼人間なんかが、ビルに、わたしを愛することをやめさせられませーん!」「傷跡は、わたしのア(ハ)ズバンドが勇敢だという印でーす!」と宣言。フラーはいい娘だったんやねえ。感激しました。 フラーを嫌ってたウィーズリー夫人と抱き合って泣き出す場面では、こっちまでもらい泣きしそうでしたよ。
そして狼人間といえばリーマス。今までいつも不幸な影を背負っていた彼にも、ようやく幸せが・・・。 トンクスに料理や家事は期待できないかもしれないけど、リーマスならどんな料理もおいしいって言ってくれそう。あるいは全部彼がやってくれそう・・・(殴)。
長々と書いてしまいましたが、ここまで付き合ってくださった方、ご苦労様でした
ハリポタは一度読んだくらいでは、とても把握できません。いろんなところに伏線があって、意外なところに名前が出てきて、それを見つけるのもまた楽しみのひとつですね。
第7巻で一体どんな結末を迎えるのか。
これで最後と思うと淋しい気もするけど、やっぱり待ち遠しい!
私が初めて「賢者の石」を読んだのは2001年2月のこと。11才で読み始めた長女は、ハリーとほとんど同じように成長し今16才。同年代ということもあり、かなりこの本の影響を受けています。それを思うと、やはりすごい本なのですね~。
私としては、ちょっと子どもっぽくて物足りないなあと思うところもあったのですが、話の展開は想像もつかないし、意外性もあって、子どもだけでなく大人も夢中になるよな~、と思います。
はじめのうちは子どもにもわかりやすいストーリー展開でしたが、最近は複雑になってきて(特に登場人物が多くて)小学生くらいの子どもが読むにはむずかしいかもしれませんね。・・・物忘れがひどくなったおばさんにとっても、ですが
感想を書くにあたって、どうしてもネタばれになってしまうので、読まれる方はごめんどうですが反転してよんでください
その1.みんなお年頃
この巻を読んでまず感じたのは、みんなお年頃になったのね、ということでしょうか。
4巻あたりから異性を気にし始めた彼らですが、今回は行動もかなり積極的。といってもハリポタのシリーズでは、内容が残酷になっていくにも関わらず、こういうことに関してはほほえましい、と言いますか・・・。ロンが女の子といちゃついても、ハリーが恋に悩んでも、どこか子どもっぽい。だんだん重~く、暗~くなっていく物語の中で、ほっと一息つけるエピソードになっているのですね。
ただ今回、ハリーがなんでジニーなの!?と少し面食らってしまいました。長女曰く、伏線があったやん、というのですが、どこか唐突な感じがして納得できないのですよ。
大方の見方に反して、というよりストーリーにも反するのですが、私としてはそもそもロン&ハーマイオニーというのが意外なんです。ハリーを一番心配したり理解しているのはハーマイオニーじゃないの?という気がしてならないわけです。もちろん友情から、というのもわかるんですが・・・。
ハーマイオニーが、ハリーよりロンのほうに惹かれるのかなあ・・・。そう言うと長女が怒るんですけどね。
これからハリーが大変なことになっていくとき、傍にはもちろんロンとハーマイオニーがいてくれるとは思うのだけど、違う意味でもハーマイオニーが支えになってあげればいいのになあ、と思っているのは私だけ?
その2.謎のプリンス
タイトルにもなっている「謎のプリンス」。これは直前までわかりませんでした。
「50年前にこの本を持っていた」ということからダンブルドア?とか、マグルとの混血ということでトンクス?なんていろいろ推理してたんですが、ブブーッ。塔の上での場面を読んでいて、あっひょっとしたら・・・スネイプ!?ピンポ~ン。
冷静に考えたらそうですよね。魔法薬の教科書なわけだし、スネイプはずっとそれを教えてたんだから。それにこの巻、はじめのうちからスネイプが出てきて、彼の行動が目を引く展開でした。しかし、彼がマグルとの混血だとは思わんかった~。それにあまりプリンスって感じでも・・・ごにょごにょ・・・。 意外でしたね。
その3.スネイプに関して
この巻を読んで子どもたちはスネイプが許せない、と言っています。やはりダンブルドアに直接手を下した、という罪は計り知れません。しかし、ダンブルドア自身弱っててそう長くはもちそうにない状況で、ドラコを殺人者にしたくないというダンブルドアの思いを受け止めるためにも、仕方がないことだったのかな、という気もします。あるいはこういう状況を予期して、ダンブルドアはスネイプに指示していたのか。または、スネイプの杖で、ということに何か意味があるのか・・・。
私はスネイプは裏切り者じゃない、と信じて読んでいるので、スネイプに都合の悪い展開になっても「これはきっとこうなんだ」とか理由をこじつけて読んでいるような気がします。 けっこうスネイプを気に入ってたりして・・・。 いやいや・・・(汗)。でも、彼って孤独で、母性本能をくすぐったりしません?
スネイプとネビルはキーパーソンかもしれませんね。7巻で、ええーっ!ということになるかも???
その4.「R.A.B」って
R.A.Bが書いた文章を読んだとき、「あれ?」って思いませんでした?分霊箱を盗んだにしては丁寧な文章。ヴォルデモードに対して「あなた」ですよ。ということは、その人物は死喰い人?それなのに分霊箱を破壊すると書いているということは、ヴォルデモードを裏切った人物がいるということなのでしょうか。
私がたまたま「不死鳥の騎士団」を読み直していると、ひょっとしたら・・・と思う人物がいたんです。イニシャルもミドルネームはわかりませんが、R.B。もしそうだとすると・・・。あれこれ、長女とふたりで勝手に妄想を膨らませています
その5.祝福
物語はだんだん暗くなってきましたが、今までになかったHAPPYな出来事もありました。そう、ビル&フラー、リーマス&トンクスのカップル誕生。
ビルが狼人間に襲われ無残な姿になってしまったとき、フィアンセのフラーはてっきり「わたし、このい(ひ)とと、もう結婚しませーん」と言うのかと思ったら、なんと「狼人間なんかが、ビルに、わたしを愛することをやめさせられませーん!」「傷跡は、わたしのア(ハ)ズバンドが勇敢だという印でーす!」と宣言。フラーはいい娘だったんやねえ。感激しました。 フラーを嫌ってたウィーズリー夫人と抱き合って泣き出す場面では、こっちまでもらい泣きしそうでしたよ。
そして狼人間といえばリーマス。今までいつも不幸な影を背負っていた彼にも、ようやく幸せが・・・。 トンクスに料理や家事は期待できないかもしれないけど、リーマスならどんな料理もおいしいって言ってくれそう。あるいは全部彼がやってくれそう・・・(殴)。
長々と書いてしまいましたが、ここまで付き合ってくださった方、ご苦労様でした
ハリポタは一度読んだくらいでは、とても把握できません。いろんなところに伏線があって、意外なところに名前が出てきて、それを見つけるのもまた楽しみのひとつですね。
第7巻で一体どんな結末を迎えるのか。
これで最後と思うと淋しい気もするけど、やっぱり待ち遠しい!