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きのうの日中はたいしたことなかった雪が、夕方あたりからしんしんと降り積もり
今朝は40㎝ほどに。
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庭のローズマリーが雪に埋もれ、鉢植えの石楠花が根こそぎ倒れていました。
予報ではまだまだ降るって?
もう十分なんですけど...
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今朝はすっかり寝坊してしまいました。
いつもなら土曜の朝は義母のデイのお迎えがあるので、慌てて玄関の雪かきをするのですが
今日はその必要もなく、先日つくった八朔マーマレードのトーストでのんびりと朝食です。
というのも...
急きょ、義母のグループホームの入居が決まったのです。
あまりに突然のことで私たちもびっくり。
半信半疑でしたが、思えば入居されているのはほとんどお年寄り。
その健康状態しだいで次の入居が突然決まるというのは、当然のことなのですね。
去年申し込んだグループホームのひとつからから打診があったのが2週間前のこと。
ここは「入居にあたり申し込み順ではなく、緊急性を考慮する」とのことでした。
実は、昨年の12月に介護認定を見直すため区分変更申請をしたのです。
以前にも書いたように、義母の認知症が進んだのか昼夜逆転、夜間妄想の症状もあり
そういうときは何を言ってもだめで頭を抱えていました。
ケアマネさんに最近の症状を訴えたところ、要介護3になるかもしれないとのこと。
本来は2年おきに要介護認定の更新があるのですが、その間に症状が進んだ場合
区分変更申請ができるそうです。
要介護2の義母は、デイサービスやショートステイを限度額ぎりぎりまで利用していました。
それが要介護3になるともう少し増やせるし、何より特養の申し込みもできるようになります。
申請には主治医の意見書も必要ということで、普段診てもらっている内科の先生に
日頃の義母の症状を伝えにも行きました。
そうやって待つこと一か月。
1月の中旬に要介護3の通知が届きました。
ケアマネさんにその旨を伝え、特養の申し込みの説明を聞いていたとき、
「緊急性を考慮すると言われたグループホームには伝えておいたほうがいいですよ」と言われ、
早速連絡しておきました。
特養については同居しているのですぐには無理だろうと思っていましたが、
本人の症状や家族の体調など緊急性を考慮されるので、介護保険を限度額ぎりぎりまでつかってる場合
ポイントが高くなるとのこと。
可能性があるのならと特養についてもあれこれ調べ、書類を集めたりしていた矢先、
そのグループホームから電話があったのです
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1月末に入居が決定し、2月の始めとりあえず身の回りのものと冬物の衣類を持って義母を
連れて行きました。
もちろん本人には詳しいことは伝えていません。
機嫌が悪くなって帰ると言い出したらどうしようと心配しましたが、その日は
よく寝てくれたせいかおとなしく「迎えに来てよ」と言われただけ。
(それはそれでせつなかったのですが...)
翌日タンスを運んで行ったときは、「明日も来てくれるんか?」にかわりました。
これまでデイサービスやショートステイを利用していた義母は、ひょっとして
同じようなつもりでいたのかもしれませんね...
義母がグループホームに入居してくれて、ほっとしたというのが今の正直な気持ちです。
もちろん主人は複雑な思いを抱えているだろうし、私自身最後まで在宅で世話できなかったという
負い目のようなものはあります。
それでも、義母といてイライラして怒ってばかりいた自分を思い返すと、義母のためにも
私たち夫婦のためにも、今の状況ではベストではないにしてもベターな選択だったと思います...
義母が家にいなくなって、まず私がしたかったこと。
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「お風呂の電気がついているときは戸を開けないでください」
「コンセントを抜かないでください」
「ここに置いてあるものを持って行かないように」
などなど、我が家のあちこちに貼ってあるたくさんの貼り紙。
(以前テレビで認知症の家族のいる家庭を見たとき、同じような貼り紙を見て
ああ、どこもいっしょだなあ、と思ったことがあります)
これらを全部はがしました!
毎晩タイマーをかけた炊飯器を2階に持って上がらなくていい、
お風呂にゆっくり入れる、
物音にびくびくせず眠れる、
気兼ねなくDVDや読書に集中できる、
そんな当たり前の日々が今とても新鮮!
そして、義母が1日でも早くグループホームに慣れて、穏やかに暮らしてくれることを願うばかりです。