ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

柿のジャム

2022-11-27 | 食べること。




結婚した当時、主人から言われたことがあります。

「タケノコと柿は買わんでええで」

確かに、当時は田舎に住む親戚、縁者、あるいはご近所さんから「えっ、また!?」というほど
たくさんいただいたものです
おかげで(必然的に)タケノコ料理のレパートリーはふえましたが、困ったのは柿。
今でこそネットで調べて、柿なますの他にも柿のカプレーゼや生ハムに巻いたりなど
ワインメニューにも使ってますが、その頃はだんだん柔らかくなっていく柿に
頭を悩ませたものです。

そんなとき雑誌で見つけたのが柿のペースト、つまり柿のジャムですね。
きび砂糖と蜂蜜でコトコト煮込んだ柿は他のジャムにはないコクもあって、
この時期の楽しみになったものです。

でも、親戚もだんだん年をとったり亡くなられたり。
ご近所の柿も木も切られて柿をいただくことが減り、柿は買うものに。
なので、ジャムにすることもなくなりました。

ところが今年、主人がときどき柿を持って帰るようになったのです。
畑のそばでたわわに実った柿を誰もとらず、鴉がついばむばかりとのこと。
確かに最近は、そういう柿の木をよく見かけますよね。
小さくて売り物の柿ほど甘くはありませんが、そのほうがサラダやワインの
あてにするにはいいくらいです。
それでも二人では食べきれず、久しぶりにジャムにしてみました。
今回はブランデーとシナモンを少し加えて大人の味に。
休日の朝のトーストに楽しみがひとつふえました♪







実は先月から外耳炎が治らず、症状が長引いています。
よくなったと思ったら数日後再発、の繰り返しでそのたびに病院通い。
常に片耳が塞がった感じで、聞こえにくかったり、逆に音が響いたりと
不快な状態が続き、集中力がなくなったりイライラしたり。
普段、聞こえるということは当たり前だと思ってたのに、
こんなにも不便なことなんだ、と痛感。
しかも聞こえにくさって、見た目ではわかりにくいのですよね・・・

特に聞きとりにくいのが主人の声で、
「えっ、何?」「何て言った?」と3回くらい聞き直し、
それでもわからないときは、・・・スルーしてます。ごめん



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着物の虫干し

2022-11-19 | 日々のこと。



今年の11月はこのあたりでも晴天続きで、ふと思い立って着物の虫干しをしました。
これでも若いころは着物に興味を持った時期もあって、着付けも習い
なんとか自力で着たものです。

訪問着や付下げの他に、お気に入りだった江戸小紋や紅花紬に大島。
何にでも合わせやすい綴れ帯に、一目ぼれしたオレンジ色の織りの帯。
こんなにたくさんの着物を、母もよくまあ揃えてくれたこと!
まだそういう時代だったのですねえ・・・

若いころ、母とは意見の食い違いも多くよく口げんかをしました。
認知症になってからも理解しがたい母の行動にしょっちゅう腹を立て
つらい思いをしてきたので、どこかで母の思い出をシャットアウトしてきたように思います。
それが、着物を出しているときは、会社を辞めて実家に帰ってからのこと、
― 母と祖母の介護をしたり、一緒に買い物をしたりしたときのことを
久しぶりに思い出しました。
まだ穏やかな母の笑顔を見ることができたときのこと・・・

その頃の母の年齢を、今ではすっかり通り越してしまいましたが、
30歳を過ぎてもまだ独り身の娘を、こんな思いで見ていたのだなあと
これまで何度思ったことか(笑)
コロナ禍で長いこと母には会えていませんが、今でも穏やかな笑顔でいてくれることを
願うばかりです。


さて、着物の虫干しは数枚ずつでいつまでかかることやら。
まだしばらく小春日和が続いてくれますように。









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大きな声では言えないけれど・・・〈カラーピーマン編〉

2022-11-05 | 食べること。
あまり大きな声で言えないのだけれど、主人がつくる野菜には当たり外れが多い。
3か所も畑を借りてがんばってるわりに、
「あ~、今年は玉ねぎが小さかった…」とか、
(それでも玉ねぎが高い時期にはとても助かったが)
まだ夏の盛りの時期に「うちのキュウリ、もう終わったから」とか。
そんな・・・、とアテにしていた私は愕然となる。
(畑を見に行きもしない私もわるいとは思っている)

で、その広い畑で一体何ができていたかというと、
トマト、オクラ、、カラーピーマン・・・
困ったことにやたら同じものがたくさん収穫できるのだ。
特にこの夏から秋にかけて、ピーマン類が元気だったようだ。
ということで、我が家の冷蔵庫の野菜庫はカラーピーマンであふれた。
カラーピーマンだけでなく、赤くなった万願寺とうがらし(しかも辛い)に
こどもピーマン。
どれが古いのか新しいのか・・・
しばらくの間野菜庫はカオスで、見るのも怖かったほどだ。

もうひとつ困ったのは、このピーマン類をどうやって使いこなすかだ。
肉類と炒める、茹でてサラダに加える、シンプルにグリルで焼く、
ちりめんじゃこと炒め煮する。
毎日手を変え品を替え献立を考えるが、ピーマン類はふえるばかり。





↑これはごくごく一部。



ある日、ふとジャムにすることを思いついた。
我が家の、”困ったときのジャム頼み”である。
以前、溢れかえるトマトをジャムにしたことがある。
ネットで調べたら、トマトジャムというのは普通にたくさん出てきて驚いた。
それ以来トマトジャムは我が家の定番。

しかし、カラーピーマンがジャムになるのだろうか?
調べてみると、なんとパプリカのジャムがあるではないか!
パプリカでできるのならカラーピーマンだって・・・と半信半疑でTRYしてみた。
いくらコトコト煮込んでも形が残るので、途中ミキサーにかけるという
ハプニングがあったが、なんとかきれいな色のジャムが完成!
(美味しいけれど、カラーピーマンだとわからないかも?)








それでも、野菜庫にはまだまだカラーピーマンが残っている。
11月に入っても買わずにすんでるということは、ありがたいことなのかな、
とも思うけれど・・・
それでも主人に言いたい。

もう食べきれへんほど野菜つくらんといて!

大きな声では言えないけれど・・・





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