義母と同居してもうすぐ4ヵ月。
日々のあれやこれやに疲れて果て、しばし気分転換・・・
ということで、待ちに待った「ホビット 竜に奪われた王国」を観てきました!
義母のデイと長女の休みがうまく重なり、おまけに次女も東京から帰省するというので
久しぶりに3人京都で合流。
(次女が夜行バスに乗り遅れるというハプニングもありましたが
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)
当日はときおり雪の舞う寒~い1日。
でも、ビルボとドワーフたちの手に汗握る冒険に、レゴラスの目を見張る戦いっぷりに、
そしてそして、何より楽しみにしていたビルボVSスマウグの対面シーン
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に、
寒さも吹っ飛んでしまうほどでありました。
***↓以下ネタバレあります。ご注意!***
HFR 3Dがすごいとの噂でしたが、Tジョイ京都ではやっていませんでした。
3Dだと吹き替えしかなく、ベネディクト・カンバーバッチの生声を楽しみにしてたので
結局2Dで観ることに。
3Dだとすごい迫力だろうなあと想像しつつ、それでも目まぐるしい展開と
臨場感がたっぷりのカメラワークに、見終わったあとはふらふら、酔いそうでした。
冒頭はあの懐かしき踊る子馬亭。
ここでガンダルフはトーリンに命が狙われていることを教えます。
二人が出会った、この冒険のもともとの始まりのシーンということでしょうか。
前作「思いがけない冒険」ではまだのんびりした雰囲気も漂っていましたが、
今回は始めから終わりまでもうハラハラ・ドキドキの連続。
巨大な蜘蛛に襲われるわ、オークに追っかけられるわ、エルフに捕らえられてしまうわ、
スマウグと戦うわ、目が離せずあっという間に終わってしまった感じです。
ビルボもそんな冒険がすっかり板につき、ドワーフに混じって剣を振り回し大活躍!
闇の森で巨大な蜘蛛と遭遇する場面では、ロード・オブ・ザ・リングの
フロドとシェロブのシーンを思い起こしますね。
原作を読んで楽しみにしてた樽で脱出するシーンも、映像で観るとすごかった!
せっかく脱出したのに川沿いからオークに追っかけられ、それをレゴラスと
森のエルフの近衛隊長タウリエルがばっしばっしとやっつけます。
原作にはないこのシーン、レゴラスの超人的な戦いっぷりにちょっと笑えました。
原作『ホビットの冒険』は『指輪物語』の前日譚ではありますが、映画では原作以上に
そのことを印象付けているなーと感じました。
原作にはないレゴラスが登場することに複雑な思いもありますが、彼が何気なく
グローインが持ってた子どものギムリの絵を見る場面があったりしてちょっとニンマリ。
でも、ロード・オブ・ザ・リングより60年ほど遡った話という設定でありながら
ちょっとレゴラスが老けたかも・・・
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人間だからしかたないとはいえ、あのころの凛とした透明感がなくなったのは残念。
原作にはないといえば、レゴラスが思いを寄せる森のエルフ、タウリエルもそうですよね。
彼女美しいだけでなく、近衛隊長とあってものすごく強い。
その彼女が、こともあろうにドワーフのキーリに惹かれてしまうとは・・・
この恋の展開も気になります。
だって、原作でキーリは・・・
(彼女はオークの矢で傷ついたキーリをアセラスという薬草で治します。
エオウィンを治療したアラゴルンを思い浮かべますね~)
途中で人間のバルドに助けられ、たどり着いた湖の町エスガロス。
そしてその彼こそ、竜に滅ぼされた谷間の町の領主ギリオンの子孫。
ドワーフ、ホビット、エルフ、人間、オークと役者が揃ってきましたね。
竜をやっつけて宝物を持って帰るというトーリンと、それを止めるバルド。
しかしエスガロスの人々はトーリンを支持し、ドワーフとビルボは
ついに竜の眠るはなれ山へ。
そして、一番楽しみにしてた場面です。
じゃーん!ビルボとスマウグのご対め~ん
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ビルの屋上から飛び降りて死んだと思われていたシャーロックが、なんとドラゴンになって
ジョンの前に現れ・・・ではありません(笑)
それは5月まで待つことにして。
はい、ビルボVSスマウグですよ。
こっそり忍び込んだビルボですが、動くたびしゃらしゃらと黄金の山が音を立ててすべり落ちていきます。
あ~、起こしちゃうよ。気づかれちゃうよ。
そして・・・その黄金の山から見開かれた邪悪な目。
ほら、言わんこっちゃない。
地獄の底から響き渡るような恐ろしい声。
そして、姿を現したあのスマウグの存在感。
うわあ~、こわい!
でも、・・・素敵
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この撮影でカンバーバッチさんは、声だけでなく動きもモーションキャプチャーで
演じられたそうです。
ドラゴン好きにはたまりませんわ(笑)
そしてトーリンたちがビルボを助けにやってきます。
そこから最後のクライマックス!
スマウグをやっつけるべくドーワフたちは・・・
そして、湖の町エスガロスでは・・・
えーっ、まさかここで終わるのー
というところでエンドロールが
全体的には原作の中だるみしそうな部分を省き、テンポよく、かりやすく、
かつ迫力のあるものになっていたと思います。
最終編はたぶん「王の帰還」のように激しい戦いが中心になるのでしょう。
アーケンの石をめぐってトーリンとビルボもひと悶着あるだろうし、
原作にはないキーリとタウリエルの恋の行方も気になります。
続編が待ち遠しいっ!