ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

ハリー・ポッターと謎のプリンス

2009-08-28 | 観ること。



何かと忙しかったこの夏。
ハリポタの映画を観に京都へ行くことなど、
すっかりあきらめていました。

ところが、先日所用で京都方面へ出かけ、思ったより早く済んだので、
せっかくここまで来たのだからと、帰りに「謎のプリンス」を観てきました



  ・・・ 以下、軽くネタバレしているので注意! ・・・



原作では上下2巻からなる長~い物語。
必然的に話は省略せざるをえません。
原作を読んだのは数年前?のことなので、
おおまかなストーリーしか覚えていませんが、
観ていて違和感はありませんでした。
っていうか、よくここまでまとめたなあ、と、感心したくらい。

翻訳を読んでいて思うのは、子どもでも読みやすいようにしてあるせいか、
内容的にはかなり暗く、残酷で、難しくなってきているのに、
どうしても「子ども向き」に中途半端に感じてしまう、ということです。

でも、映画では、この巻の持つ暗さや、なにか恐ろしげなことが
おこりつつある、という雰囲気がよく表現できていたと思いました。

恐ろしい事故や事件が、魔法界だけでなく
人間界にも起こり、恐怖感が伝わってきます。
その一方で、年頃になったハリーたちの変化が
それとなく表現されています。
コーヒーショップで、マグルの女性を見るハリーの熱い視線(笑)
原作にはないシーンですが、これから起こるであろう
彼らの恋愛模様が想像できますねー

そして、そして。
この巻の大切な要素は、タイトルにもなっている
「謎のプリンス」とは一体誰か!?ということです。
謎のプリンス・・・原題では "the Half-Blood Prince"。
そう、半純血のプリンス。

魔法使いとマグルの親を持つ、といえばハリーと
もう一人、ヴォルデモートです。
では、このプリンスはヴォルデモートのことなのか。
いえいえ、実はもうひとり重要な人物がいるのですねー。
この人物、最終巻で大きくクローズアップされますが。
私は彼のファンですが(笑)、ここでタイトルにもなるほど
脚光を浴びるとは、予想もしてませんでした。

そして、もうひとり注目すべき人物がいます。
それは、ドラコ。
今までは、ハリーの宿敵というか、まあ単純に
いじめっ子的存在というか、その程度だった彼が、
意外にも、この映画では翳のある少年として描かれていました。

あちこちで恋愛模様が繰りひろげられてるホグワーツで、
彼の孤独感や使命感がひしひしと伝わってきます。
(女の子といちゃついてるロンより、よっぽど好感持ちますよね・笑)
結局、完全に悪にはなりきれないドラコの心の葛藤が、
本で読んだときより強く感じられました。

個人的には、この映画で一番印象的だったのが
ドラコだったかも。
ハリーやネビルってだんだんおっさんぽくなっていくけれど(爆)、
ドラコは繊細で洗練された青年になりつつあると思いません?
たまに「賢者の石」のころのハリーを見ると、
ああ、こんなにかわいかったのに・・・って

実際に本人が成長していくのを見続ける映画、というものめずらしく、
つい子どもたちの同級生でも見る目になってしまうのでしょうね(笑)
たまにいるんですよ~
○○君、あんなにかわいかったのに、おっさんぽくなったなあって
がっかりすることが。


この巻では、もうひとつ重大な出来事が起きてしまいます。
そして、またしてもハリーは大切な人を失うわけです。
最後の塔でのシーンは、なんとなくあっけなく終わってしまいましたが、
まあ、最終巻に続く・・・ということなのでしょうね。



ハリポタとのつきあいも10年以上になったでしょうか。
新刊が出たり、映画が封切りになるたび、
しばらくハリポタ漬けになっていましたが、
(今も『謎のプリンス』をまた読み返しています)
それも、あと映画2本を残すばかり・・・。

読み始めたとき小学生だった長女が、今年二十歳になるんですからねー。
時の流れを感じてしまいます。

最終巻の映画化が、待ち遠しいような、
全部終わってしまうのが淋しいような・・・

コメント (6)
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振袖 夏の前撮り大作戦

2009-08-20 | 日々のこと。
この夏はあれやこれやと忙しく、スケジュールを
ひとつひとつこなすのに精一杯です。
先日も、気になってた大きなイベントがひとつ終わりました。

それは・・・
長女の成人式の振袖写真の前撮りです!

成人式の振袖に関しては、何かと大変だよ~、と
いろいろ噂を聞き恐れをなしていましたが、
何が大変って、自分の経験がないだけに、
どうしていいかわからない、ということでした(泣)

まず、振袖をつくるか、レンタルにするか、に始まり、
お店は?美容院は?写真屋さんは?
写真も当日か、前撮りにするか。
こういうことをほとんど私が決めなくてはなりません。
本人にメールしても、「いいよー」とか「わかった」だけ。
まあ、本人もよくわかってないでしょうしね。


とりあえず、振袖は姪のを借りることにしました。
写真については、まわりに聞いてみると、
当日撮った人、気候のいい秋に友人のカメラマンに
撮ってもらった人、家のデジカメですませた人、いろいろでした。

長女の場合、秋は忙しくてなかなか帰って来られないこと、
成人式当日は雪が積もった場合あちこち移動するのが心配、
ということで、迷った挙句夏に前撮りをすることに決定。

ちょうどホテルから夏の前撮りプランの案内ハガキがきていて、
それによると、着付け込みで値段もお得。
なにより、たくさん撮ってもらった中から
お気に入りをセレクトできる、というのが決め手となりました。


さて、ここまでなんとか決まりました。
あとは、姪から借りた振袖なので小物類をチェックして
足りないものを用意し、半衿をつけ、これで準備O.K。

ただ気懸かりなのは、普段化粧気のない長女が、
どんなふうに化けるか、ということ。
本人も緊張してたようですが、私もかなり緊張しました(笑)

でも、さすがプロの方たちですね。
メイクは振袖写真で見かけるような派手めではなく、
ナチュラルだけど写真栄えするようにしてくださり、
ヘアスタイルも上品で可愛い感じになりました。ほっ・・・
(本人は何されるか冷や汗かいた、と言ってましたが・笑)


そしていよいよ写真撮りです。
最初連れて行かれたのは、ホテル内のスタジオ。
ここで立ち姿や椅子に座ったの、蛇の目傘や手毬など
小物を持ったのを撮ります。
テレビドラマで見かけるスタジオ風景さながら、カメラマンの方が
「こっち向いて」「あごひいて」「ちょっと首をかしげようか」と
声をかけながらシャッターをカシャカシャ

時に笑わせながら、緊張気味だった長女の表情も
だんだん自然な笑顔に変わっていきます。
わ~、本格的!


スタジオ内 
大きなライトにかくれてわかりにくいけど、こんな感じ




次はスタジオを出て
カメラマンのおじさんです↓




このあと、「ちょっと暑いけどがまんしてね」と言われ、
なんと外のガーデンテラスやホテルの玄関前で。
この日の最高気温は34度!
さすがに振袖姿では暑く、長女もだんだん疲れた表情に・・・。
私は合間を見て長女の汗をふきふき、扇子であおいでおりました。

それにしても、素人の振袖写真で、こんなにたくさん
撮ってもらえるなんて正直驚きました。
ホテルの人にそう言うと、やはり前撮りだからできるそうです。
撮影に1時間ほどかかったでしょうか。

その後長女はやっと振袖から解放され、
パソコンで撮ってもらったたくさんの写真の中から
気に入ったのを選びます。
まあ、これも大変!
立ち姿ひとつとっても、20枚ほどあったでしょうか。
それ次々見比べながら「これ!」という1枚を選び出します。
その作業が延々と・・・。

9時からメイクに入り、最後の写真選びが終わったときは
12時をとおに過ぎていました。
暑さもあって、母娘ともにぐったり・・・。

それでも、前撮りにしてよかった、とつくづく思いました。
こんなモデルさんのような体験、なかなかできないですよね~
大学の謝恩会のとき写した振袖姿の写真を
二度と見たくない、という思いを持つ私としては
羨ましいかぎりでした。

長女の友人もお盆休みに前撮りしていたし、
この日も次の予約に入った人が、偶然にも
お盆休みに会えなかった長女の友達だったのでした


とりあえず、私としては大仕事をひとつ終えた気分でやれやれ・・・。
これで、たとえインフルエンザで成人式に出席できない、
という事態になっても、親の責任は果たしたよ!?
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ようやく、暑い夏

2009-08-05 | 日々のこと。



ここのところ、霧雨の振る秋のような天候が続いていましたが
(今日もどんより曇り空)、天気予報を見ると、
ようやく暑い夏がやって来そうな気配です。


ひと足早く暑い夏を迎えたのは、インターハイに出場した次女。
腰の不調を抱え、けっして万全の態勢で臨んだわけではありませんが、
悪天候や流れに悩まされながらも準決勝まで進むことができました。

トップの選手たちが世界ジュニア選手権に出場しているため、
あわよくば・・・との思いもなくはありませんでしたが
高校生活最後の試合となるかもしれないインターハイとなれば、
どの選手も必死になって、最後の追い込みをかけて臨んで来るわけです。
当然ながら、そう簡単に上を狙えるわけはありませんでした。


勝つ選手があれば、負ける選手もあり。
単に力の差だけではなく、そのときの風や波のコンディションなど、
あらゆる運不運が勝敗を左右することになります。
たった4分前後という短い間に、すべてが決まるのです。

コンマ数秒の差で明暗を分ける残酷さ。
ゴールの後、うつむく選手、天を仰ぐ選手、力尽きて呆然とする選手。
選手ひとりひとりにそれぞれのドラマがあり、
それを思うとこちらの胸も熱くなります。

そして、その大舞台に立てた選手のひとりが次女であったということに、
今尚信じられない気持ちと、よくぞここまで、という驚きと、
決勝まで残れなかった無念さと、やれやれという安堵感と、
さまざまな思いが交錯しました。


国体とか受験とか、次のステップに上がるためには、
まだまだ迷いや悩みは尽きないようだけど、とりあえずご苦労さん。
そして、こんな貴重な体験をお父さんやお母さんにさせてくれて、
ありがとね~


試合が終わっても、模試に、のびのびになってた三者懇に、
オープンキャンパス、合宿、文化祭の劇の練習などなど、
次女の(そして私の)暑い夏はまだ始まったばかりです

そうそう、その前に宿題と部屋の掃除、せなあかんよ~

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