ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

おかえりなさい

2012-09-28 | 日々のこと。
9月も終わりになって、空に浮かぶ雲や日暮れの早さに
ようやく秋を感じるようになってきました。
ここにきて、ようやく私もほっとひと息ついてます・・・


今月は何かと気がもめることの多い月でした。
義母が行く、行かないで振り回され続けた姪の結婚式。
なんとか無事終わってくれました。
(その前後はもう大変
 さすがに私も前日に寝込んでしまいました)


それ以外に、実はもうひとつ大きな心配事がありました。
次女が2週間バンクーバーで短期留学していたのです。
まあ、普通ならね、留学といっても期間は2週間だし、
海外旅行へ行く程度の心配ですむのでしょうが・・・

次女は高校のときから英語が大の苦手。
この春、初めて海外旅行へ行きましたが、そこそこ英会話の
できる友達と二人だったし、行った先もアンコールワットと
ヴェトナムのハロン湾。
ツアーだから、英語をしゃべる必要もあまりなかったのでしょう。

それが今回はひとりで、しかもホームステイ。
私に似て入念に下調べする長女と違い、次女は主人に似たのか
「どうにかなるさ」タイプ
一応旅行会社主催の英会話教室には数回通ったようだけど、
どうなることやら心配で、心配で

若いころ、親に相談もせず「じゃあ、行ってくるね~」と海外へ
出かけた自分のことは棚に上げ、○○は危ないとか、△△には気をつけて、
とか、直前まで口うるさい母親になってしまいました。

しかし、今は便利な世の中で、バンクーバーからでも携帯電話で
しゃべることができるのですよね。
私が海外へ行ったときは、必死になってコレクトコールで
かけたりしたものですが(笑)
おかげで無事到着した聞いて安心し、ホストファミリーが親切な方で
次女がとても楽しそうだと知り、ほっと胸をなでおろすことができました。

その次女が先日帰国。
すっごく楽しくて、帰りたくなかった。
今度はもっと長期で行きたい!
英会話ができるようになりたい!
と電話で言っておりました。

へー、あの、英語嫌いだった次女がね・・・

おかえりなさい。
何はともあれ、無事帰国してくれてやれやれです。


・・・と思っていたら、その後聞いてびっくりしたこと↓

バンクーバーでの2日目。
学校からの帰り、どうやらバスを間違ったことに気づいた次女。
途中で降りて近くにいたおばちゃんに道を尋ねたら、
ホストファミリーの家までかなり遠いことがわかり、
そのおばさんが見かねてわざわざ車で送ってくれるとのこと。
さすがに次女も「どこかに連れて行かれたらどうしよう」と
一瞬不安に思ったらしいです(苦笑)
車の中ではきのうバンクーバーに着いたばかりであること、
英語があまり話せないことなどをしゃべったそうです。
で、近くまで送ってもらい、別れ際にそのおばちゃんに言われのは・・・

 Welcome to Vancouver!

親切なおばちゃんに出会えてよかったね~

コメント (2)
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おいしいお酢

2012-09-18 | 食べること。
この夏の私のひっそりしたマイブームは、前の記事にも書いたように
『指輪物語』でした。
それ以外にもうひとつブームだったもの。
それは塩麹です。
世間では以前から注目されていて何を今さら、という感じですが、
浅利妙峰さんの『糀屋本店の塩麹レシピ』を買ってからは
鶏ハムや炒め物に塩麹が大活躍。

で、そろそろ他のレシピはないものか、と図書館へ行ったついでに
『塩麹と甘酒のおいしいレシピ』という本を借りてみました。
その中で私の目を引いたのは、塩麹のレシピではなく
その本の巻末に載ってた老舗のお酢屋さんのこと。

これまで黒酢を飲んだり、東京へ行ったときグランスタで
飲む酢を買ってきたりと、酢はけっこう身近な存在だったのですが、
料理用の酢に凝るということはありませんでした。
ところが、その本に載っていたお酢屋さんというのが、
近所のスーパーで見かけるちょっと高いお酢の醸造元だったので
興味がわいたわけです。
本やテレビで取り上げられるほど有名なお酢屋さんだったなんて、
知らなかったわ~


で、先日、宮津にあるその「飯尾醸造」さんへ行ってきました。
お酢を試飲させていただいて、迷った挙句購入したのがこれ↓






ピクル酢、純米富士酢、玄米黒酢の3本です。
どれも市販の酢と比べてツンとこなくて、まろやかで、
コクがあるんですよね。
酸っぱいのが苦手な主人が「これも買って」とリクエストしたほど。
他に、ぽん酢もフレッシュな香りがよかったし、すのもの酢は
そのまま飲んでも美味しいかった(笑)
果実酢もいろいろありました。

帰って早速キュウリの酢の物をつくり、ピクル酢に生野菜を漬け込みました。
このピクル酢、ピクルスで食べたあとの残りの液に鶏肉を漬け込んでも
お肉が柔らかくなって美味しいとのこと。
他にも、これらのお酢を使ったレシピを教えてもらいましたよ~
説明を聞きながら試飲できるので、お近くの方はぜひ!



宮津からの帰り、こんなお店へ寄ってきました。





Casa Oriente and Cafe Casa


この写真ではわかりにくいですね
外見は古民家、店内はアジアな感じ。
タイやヴェトナムなどの雑貨が置いてあり、カフェでは
このあたりではめずらしいヴェトナムのコーヒーや軽食がいただけます。


久しぶりのお出かけで気分転換もできました。
お酢料理で夏バテを解消し、そろそろ秋モードに入って動き始めなければ。
台風が過ぎたら、早く爽やかな秋になりますように



コメント (4)
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2012年 夏のこと

2012-09-14 | 介護<親たちのこと>
義母が85歳を迎えました。
義父が84歳、実家の父が83歳で亡くなったので、85歳というのは
私にとっては未知の領域。
男性と比べると、どの年代でも女性というものは元気ですね~(苦笑)

ただ振り返って思うのは、義父も父も認知症の症状はあったけれど、
頭はしっかりしてたなあ、ということ。
義父は血管性の、父は頭に水が溜まって、ということで
アルツハイマー型ではなかったせいかもしれません。
父はよく「頭がはっきりしない、もやがかかったようだ」と訴えていました。
あの几帳面でしっかりした父が、症状を自覚するのはつらかっただろうな、
と思います。

義母と実家の母はアルツハイマー型のようなので、
二人とも今しがたの記憶が抜け落ちる、という点では同じ。
自分自身に不安を感じることもあるけれど(だから攻撃的になったり、
精神的に不安定になる)、それすら次の瞬間には忘れてる・・・


これまでひとりが淋しいと訴えてた母は、6月から姉夫婦と同居を始めました。
ところが、環境がかわったせいか攻撃的になり、だんだん
私たちの手に負えなくなってきました。
デイを週2回に増やしたり、アリセプトをやめたり、漢方の抑肝散を
試してみたりしたのですが。
そんなこんなで、この数ヶ月私もブログを書く気にもなれず・・・

このままでは一緒に暮らす姉夫婦がまいってしまうので、
お盆明けに病院を変えることにしました。
実家の近くの心療内科から、うちの近所にある総合病院の精神科へ。
去年まで義母がお世話になっていたところです。

認知症を抑えるというより、なんとか精神的に落ち着いて欲しい
ということでお薬を処方してもらってるわけですが、
そのため認知症のほうはだんだん悪化するばかり。
混乱すると、一時的とはいえ娘がわからなかったり、
誰と一緒に住んでるかも理解できなかったり。
母のことではイライラし、腹立たしいこともたくさんあったけれど、
そんな母を見るのはやはりつらい。
アルツハイマーだといずれ私たちのこともわからなくなってしまう、
というこの病気の残酷さが、現実味を帯びて迫ってきます。
本当に、なんでこんな病気になってしまうのでしょうね。

長年アリセプトを飲んでいる義母も、しっかりしているようで
最近は記憶の欠如が一段とひどくなっています。
もうすぐ姪の結婚式。
義母にしたら、初めて孫の結婚式に出席するわけですが、
何度説明しても「誰の結婚式?」「誰が行く?」
「そんなこと今初めて聞いた」という調子。
先日も「私は行かない」と言い出して慌てたし、しばらく気が抜けません


今年の夏は、いまだに続くこの暑さと、年老いた親たちに振り回されて
過ぎていこうとしています。
記録のつもりで書き留めておこうと思ってたのに、なかなか冷静なれず
結局今になってしまいましたが。

ほとんど回復の見込めないこの病気。
私自身、体力も気力も落ちていくことを思うと
来年はどんな夏になっているのだろうと、今から不安だわ~

でもこの夏、暑さで引きこもっていたおかげで、何年かぶりに
『指輪物語』を読み返しています。
以前映画を観て以来、もう一度原作を読み直したいと思いながら
なかなかできなかったのに、BSで「ロード・オブ・ザ・リング」が
放映されたのをきっかけに、久しぶりに本を手にとってみたら
これがさくさく読めるんですよ。

原作も映画も、ほんとうに素晴らしい作品だとあらためて思います
こんな現実逃避も、いいかも



コメント (6)
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