ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

雛人形に想う

2025-03-01 | 日々のこと。




昨年、女の子の孫が生まれたので、今年の初節句に雛人形を買いました。
去年たまたま梅田のデパートで見かけた、アトリエシムラ×中川政七商店がコラボした
草木染の衣裳着雛飾りに一目ぼれ。
それが頭から離れなかったのですが、さすがにそれには手が出ず・・・
かわりに手織り麻の木目込み雛飾りを奮発しました。

その木目込み人形は、長女が生まれたとき実家の両親が買ってくれたのと同じ真多呂人形。
お顔が上品でとてもかわいらしいのです。
娘もいろいろ見て、やはりこれが一番気に入った様子。
予算オーバーでしたが、なんとか主人を丸め込み購入に至ったわけです
先月届いて娘が写真を送ってくれました。


我が家では娘ふたりが家を出てからというもの、あまり熱心に雛人形を飾ることもなかったのですが、
さすがに今年は35年前の初節句に雛人形を買ってくれた実家の両親のことを思い、
押入れの奥から出してみることに。
お人形がカビていたらどうしよう・・・と心配したものの、きれいな状態だったのでひと安心。







私は三人姉妹ですが、年の離れた姉ふたりは子どもの頃お雛様でよく遊んだというのに、
私自身は雛人形を飾ってもらった記憶もありません。
なので、娘たちが生まれ毎年雛人形を飾ることができるようになって、
一番喜んだのは娘たちより私の方だったかも・・・


先月、介護施設にお世話になっていた実家の母が天国へと旅立っていきました。
昨年12月の中頃から体調を崩し、今年に入って少し持ち直したかに見えたのに
酸素濃度が急に下がりとうとう帰らぬ人となりました。
95歳の大往生でした。

今年久しぶりに雛人形を全部出して飾ってあげようと思ったのは、
自分では意識していなかったけれど供養する気持ちがあったのかもしれません。
母が認知症になってから大変な日々が続き、ついお互いきつい言葉でやりあって
最近はそのときの不機嫌な母のイメージしか残っていなかったのですが、
かつてはおしゃべり好きでちょっと見栄っ張りの華やかな母でした。
小さい子どもが大好きで、孫たちをよく可愛がってくれ、長女の雛人形も
両親がおもちゃ問屋まで一緒に行って私が気に入ったのを買ってくれたものです。

自分が“おばあちゃん”という立場になって、嫁いだ娘を想う気持ち、
生まれてきた孫を想う気持ちがよ~くわかるようになりました。
子育てで大変だったとき、やはり頼りにしたのは実家の母だったなあ・・・

お母ちゃん、今年は雛人形を飾ったよ。
これからも天国で孫やひ孫たちを見守っていてね。


コメント (2)
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今年の締めくくり 〈2024〉

2024-12-14 | 日々のこと。



孫が生まれて2カ月が経った先月の下旬、お宮参りのため今回は主人とふたりで
東京へ行ってきました。
前回会ったときはまだふにゃふにゃとした赤ちゃんでしたが、
ずっしりと重く、それなりに意思表示ををする赤ちゃんに成長していました。
つまり・・・以前は誰が抱っこしても泣き止んでくれたのに、
今はママの抱っこじゃないと泣き出してしまうということ。
明け方子守唄をうたいながら抱っこで寝かせていたのは、
今思えば孫と私の至福の時間だったのね・・・


実は、孫が生まれ産後の娘の手伝いのため東京へ行ってからというもの、
けっこうなハードスケジュールをこなしてきました。
東京から帰ってきて10日後には主人の入院があり、
退院して約2週間後にお宮参りでまた東京へ。

今年は私にとって激動の1年でしたが、その中でもこの秋は目まぐるしく
走り回っていたような気がします
2週間近く家をあけたのも初めてなら、主人の入院もこれまでで一番長かったため
家で一緒に過ごせたのは1か月でわずか10日間というのも初めてでした(笑)

長い入院生活に耐えた(?)主人のために、東京へ行ったら連れて行ってあげる、
と約束していたのがここ↓







恵比寿ガーデンプレイスにあるYEBISU BREWERY TOKYOの工場見学。
はい、テレビで紹介されてるのを見て、私もここで美味しいビールを飲みたかったので
時期的にクリスマスのイルミネーションもされて華やかでした。
もちろん、いろんな種類のビールも飲んでとーっても美味しかったです

今回は主人が孫と初めて会う、ということもあって、東京見物というより
娘の家に滞在していることが多かったのですが、せっかくなのでホテルの近くの
水族館でも行こうと(私が水族館好きなもので)、マクセルアクアパーク品川へ。
イルカのショーもよかったけど、クラゲの水槽に癒されました~










今年のお出かけはこれで十分、といったところなのですが、
最後に毎年恒例の高校時代の友だち6人との一泊旅行がありました
これは今年の締めくくりにふさわしく、みんなで美味しいもの食べて、
いっぱいおしゃべりして、のんびりまったり過ごす旅行です。

今年は大阪・梅田のホテルに宿泊。
デパートでクリスマスマーケットを見たり、







クリスマスのイルミネーションを楽しんだり、







美味しい中華や串カツを食べたり。







みんなで今年の出来事や近況を伝えあったり、思い出話をしたりして
日頃のストレスも発散(笑)
「ちょっと聞いて~。もう大変やってん」と、しんどかった出来事を
聞いてくれる友だちのありがたさ!
すでに来年の温泉旅行の予定も決まりました。
元気に動き回れるうちに、また遊びに行かせてもらうからね~




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東京にて 〈2024年 神無月のころ〉

2024-10-27 | 日々のこと。
9月末から2週間近く東京に滞在していました。
この時期、東京は暑かったり肌寒かったり。
おまけに慣れない生活で寝不足(枕が変わると眠れない質です)や食欲不振に陥り、
疲れがとれずに数日間悩まされました。

が、それもようやく落ち着き、ちょっと余裕もできたので
一度行ってみたいと思っていた東洋文庫ミュージアムへ行ってきました。
ここで見たかったのがこれ、







モリソン書庫です。







モリソン書庫では、1917年東洋文庫の創設者岩崎久彌が、北京駐在のオーストラリア人G. E. モリソン博士から
購入した東アジアに関する欧文の書籍・絵画・冊子等約2万4千点の貴重なコレクションが展示されています。
床から天井までぎっしりと蔵書で埋め尽くされた風景は荘厳というかなんというか、もう圧倒されて
言葉もありません。
「知」の集積とでもいうのでしょうか。
人類の「知」に対する執念のようなものをひしひしと感じました。



展示室には、アーサー・ウェイリーが英訳した『源氏物語』や
(これをまた現代語訳にした本が今話題ですよね!)







1485年に出版された最初のラテン語訳の『東方見聞録』なんかもあります。







オランダ語版の『ターヘル・アノトミア』や、それを翻訳した『解体新書』なんかも
普通に展示してあって、「えっ!?本物?」ってびっくり。
とにかく古くて貴重な書物や資料がたくさん並んでて驚かされます。


慣れない駅で迷ったり、行き帰りの電車を間違えたりして娘に心配されましたが、
行ってよかったあ!
すごくいい気分転換になりました。

リフレッシュして、娘宅に戻ったらまた家事に専念です。
新米のパパとママは、おチビちゃんにふりまわされる日々なので







おかげで、ばぁばも東京で貴重な時間を過ごせましたよ~



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東京 2024

2024-05-23 | 日々のこと。
次女が東京で結婚式を挙げてはや一年。
2月にディズニーランドへ行ったばかりですが、長女が文フリで東京へ行くというので
それなら一緒に一泊して3人で美味しいものでも食べよう!・・・ということに。


で、次女の希望でアフタヌーンティー初体験となりました。
予約してくれたのは表参道のTAVERN by the green。

ここでは最初にシャンパンが出てきて、サラダ、アスパラのスープ、
そのあとスイーツとセイボリーと呼ばれるミニバーガーなどの甘くない食べものが
盛り付けられたアフタヌーンティースタンドが登場。
その豪華さに3人テンションがあがります(笑)








飲み物もティーポットの紅茶にハーブティー、コーヒーなどおかわり自由。
紅茶もハーブティーも香りが豊かで美味しい!
2時間の制限はありますが、ゆったり食べて飲んでおしゃべりして・・・満足満足

もうお腹いっぱいと言いながら、夜は夜でビールでも飲みたいね~ということで
ホテルの近くのシュマッツビアスタンドへ。








歩き疲れて飲んだビールも、パリッパリのウィンナーも美味しかった~
小さな田舎町に住んで、しかもこの年になると夜に飲みに出かけるということが
めったにありません。
なので、都会に出るとこんなささいなことも新鮮。
若いころはこれが当たり前だったのにね~
ホテルから眺める夜景も、つい写真に撮ってしまいまいした(笑)









今回は久しぶりにひとりでの東京へ行き。
目的地までひとりで行動するというミッションがいくつかあったわけですが、
娘に心配されながらもなんとかたどり着くことができ内心ほっとしています
(電車を間違えそうになったけど

そういえば、最近知らない場所をひとりで行動するということがなくなりました。
以前は地図を片手に京都の町でもぶら~と歩いたものなのに。
今はどこへ行くにもスマホが必需品で、確かに便利にはなったけど
この年になると使いこなせなくて不安になるのも事実です。
それでも、ちょっとドキドキしながら知らない街を歩いて、本屋さんに寄ったり、
マーケットを覗いたり、普段味わえない時間を楽しむことができました。

次女の住んでいる街にもひとりで行けるようになったので(たぶん・・・)、
秋にはもう少し長く東京に滞在する予定。
今から行きたい場所をピックアップをして・・・楽しみ、楽しみ





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台湾を想う

2024-04-11 | 日々のこと。
先月、人生の春休みを過ごしていた長女が、ひとりで台湾へ行くと言い出しました。
最初は、中国語のできる友だちと二泊三日で、という話だったのに、
台湾は2度目だし、行きたい所がたくさんある、こんな機会めったにない(転職後は当分行けない)、
それに旅の後半は友だちと合流するから、と泣きつかれ、心配ではあったものの
「しゃーない、ほな行っておいで!」ということに。

自分で飛行機やホテルの予約をし、入念にいろいろ調べて
「じゃあ、行ってくるね~!」と、台湾七泊八日の旅に意気揚々と旅立った長女。
一方私はといえば、ネットで台湾の地図を見て、長女の行く場所をたどり、
どんなところかチェックして、・・・まるでストーカー(笑)
とにかく、ひたすら無事を祈る日々でした。

初日こそ「めっちゃ大変やったー」と電話があったものの、
翌日からはインスタのストーリーに旅の様子をあげ、なんとも楽しそうな様子。
私たちは日本にいながらにして長女の行く先々の風景を見ることができ、
おまけに無事も確認できるなんて、なんとも便利な世の中になったものです。

ひとり気ままに生きたい所へ行き、観光と買い物を楽しみ、美味しいものを食べて・・・
いつのまにこんなにたくましくなったのか、とうっすら淋しい気もしてちょっと複雑な気分。
それでも6日目に友だちと合流できたと聞いたときは、さすがにほっとひと安心。
大学時代の友だちとの旅も楽しかったようで、たくさんのお土産を抱え無事帰ってこれました。

お土産は、次女には刺繡の入った履物にパイナップルケーキ。
我が家には、日月潭で買っためずらしい台湾紅茶。
容器がなんてかわいい








友人がバスの中に忘れ物をするというアクシデントもあったようですが、
親切な人たちに助けられ無事戻ってきたとのこと。
(その忘れ物というのは、料理好きの友だちが台湾で買いたかった蒸籠というのだから・・・
 戻って本当によかった!)
そんな話を聞いたこともあって、台湾のことをぐっと身近に感じていました。
それなのに・・・

旅行前に長女が帰省したとき、何気なく
「台湾も大きな地震が起きるところだから気をつけて」と注意を促してはいたのですが、
まさか、長女が帰国して10日も経たないうちにこんな大きな地震が起きてしまうなんて。
長女もショックを受けてた様子・・・

今回長女が行ったルートは台湾の東側でしたが、すっかり台湾ファンになった彼女は
いつか台湾の西側も訪れてみたいと思うことでしょう。
  *追記 訂正:西側と東側が逆でした 
同じ地震国に住むひとりとして、一日でも早く被害を受けた人々に日常が戻り、
街や観光地が復興されることを願うばかりです。


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