お昼の準備をしていたときのこと。
魚を焼こうと、換気扇のスイッチを押そうとして、あれ?
いつもなら、換気扇の向こうからお腹を空かした雛の大合唱がうるさいほどなのに、今日は気が抜けたように静かです。
ああ、とうとう巣立っていったんだ・・・。
我が家では、いつからか毎年春になると、換気扇のダクトのところに鳥(たぶんヒヨドリ)が巣を作るようになりました。
ガスを使っていると、換気扇の向こうからピーピーと賑やかな雛の声
ウチの台所は2階にあり、残念ながら巣の様子を見ることはできません。
はじめのうちは、困ったなあ、もし雛が死んだりしたらどうしよ~と、鳥が逃げていくように大きな音をたてたり、換気扇を強く回したりしたものです。
ところが、毎年鳥はやって来て律儀に巣をつくるんです。
ある日、いつもお世話になっている歯医者さんが、私の歯を治療しながら尋ねられました。
「お宅の換気扇に、鳥が巣を作っていませんか?
信号待ちをしているとき、鳥が飛んでいくのを見かけたんですよ」
どうやら先生は鳥がお好きなようで、診察室の壁にはご自分で撮られたカワセミの写真が掛けてあります(他に趣味のよい版画が掛けてあって、それを見るのが楽しみです)。
ご自分の家の換気扇にも鳥が巣をつくったことがあり、毎年楽しみにされてるようです。
そこの歯医者さんは評判がよく、予約の時間に行っても1時間待たされることもしばしば。
そんなお忙しい先生なのに、私が行くと鳥の話をされるのです。
「雛はまだいますか?」
とか、
「我が家の換気扇にも巣をつくったんですがねえ、ちょっと覗いてみたら鳥と目が合ってしまったんですよ
向こうも驚いたんでしょうね。
それから来なくなってしまいました・・・」
なんて。
治療中の私は、口をあんぐり開けたまま合槌も打てないわけですが
それからは私も雛たちに気を配るようになり、換気扇を回すのを控えたりしていました。
先生は、鳥たちの巣立ちを一度見たことがあるとおっしゃっていました。
鳥たちが賑やかなので外へ出てみると、ちょうど巣立っていくところだったそうです。
ウチの鳥たちの巣立ちはいつだろう、と雛たちの声がだんだん大きくなっていくのを聞きながら気になっていました。
おとといのお昼は、確かにうるさいほど雛たちが囀っていました。
ちょうど中間テストが始まった子どもたちがお昼前に帰ってきて、同じように「お腹が空いた」とピーピー言っていましたから。
きのうは11時から出かける用事があって、しかも義姉が来ていたため朝のうちにお昼のカレーを用意をしておいたので、雛の鳴き声に気づきませんでした。
夕方も疲れ気味で、雛のことはすっかり忘れていました。
もしかしたら、昨日のうちに巣立って行ったのかもしれませんね
ひっそりと静まりかえった台所。
きゅうりをとんとんと切る音が、妙に寂しく響きます。
鳥たちはどこへ飛んでいったのでしょう。
・・・・・あっ、ひょっとして・・・
うちのブルーベリーの実を毎年ついばんでいるのは、ここで巣立ったヒヨドリたち~
今年もブルーベリーの実が大きくなってきました。
そろそろヒヨドリとのバトルの時期がやってこようとしています。
ちょっと複雑な気分・・・。
魚を焼こうと、換気扇のスイッチを押そうとして、あれ?
いつもなら、換気扇の向こうからお腹を空かした雛の大合唱がうるさいほどなのに、今日は気が抜けたように静かです。
ああ、とうとう巣立っていったんだ・・・。
我が家では、いつからか毎年春になると、換気扇のダクトのところに鳥(たぶんヒヨドリ)が巣を作るようになりました。
ガスを使っていると、換気扇の向こうからピーピーと賑やかな雛の声
ウチの台所は2階にあり、残念ながら巣の様子を見ることはできません。
はじめのうちは、困ったなあ、もし雛が死んだりしたらどうしよ~と、鳥が逃げていくように大きな音をたてたり、換気扇を強く回したりしたものです。
ところが、毎年鳥はやって来て律儀に巣をつくるんです。
ある日、いつもお世話になっている歯医者さんが、私の歯を治療しながら尋ねられました。
「お宅の換気扇に、鳥が巣を作っていませんか?
信号待ちをしているとき、鳥が飛んでいくのを見かけたんですよ」
どうやら先生は鳥がお好きなようで、診察室の壁にはご自分で撮られたカワセミの写真が掛けてあります(他に趣味のよい版画が掛けてあって、それを見るのが楽しみです)。
ご自分の家の換気扇にも鳥が巣をつくったことがあり、毎年楽しみにされてるようです。
そこの歯医者さんは評判がよく、予約の時間に行っても1時間待たされることもしばしば。
そんなお忙しい先生なのに、私が行くと鳥の話をされるのです。
「雛はまだいますか?」
とか、
「我が家の換気扇にも巣をつくったんですがねえ、ちょっと覗いてみたら鳥と目が合ってしまったんですよ
向こうも驚いたんでしょうね。
それから来なくなってしまいました・・・」
なんて。
治療中の私は、口をあんぐり開けたまま合槌も打てないわけですが
それからは私も雛たちに気を配るようになり、換気扇を回すのを控えたりしていました。
先生は、鳥たちの巣立ちを一度見たことがあるとおっしゃっていました。
鳥たちが賑やかなので外へ出てみると、ちょうど巣立っていくところだったそうです。
ウチの鳥たちの巣立ちはいつだろう、と雛たちの声がだんだん大きくなっていくのを聞きながら気になっていました。
おとといのお昼は、確かにうるさいほど雛たちが囀っていました。
ちょうど中間テストが始まった子どもたちがお昼前に帰ってきて、同じように「お腹が空いた」とピーピー言っていましたから。
きのうは11時から出かける用事があって、しかも義姉が来ていたため朝のうちにお昼のカレーを用意をしておいたので、雛の鳴き声に気づきませんでした。
夕方も疲れ気味で、雛のことはすっかり忘れていました。
もしかしたら、昨日のうちに巣立って行ったのかもしれませんね
ひっそりと静まりかえった台所。
きゅうりをとんとんと切る音が、妙に寂しく響きます。
鳥たちはどこへ飛んでいったのでしょう。
・・・・・あっ、ひょっとして・・・
うちのブルーベリーの実を毎年ついばんでいるのは、ここで巣立ったヒヨドリたち~
今年もブルーベリーの実が大きくなってきました。
そろそろヒヨドリとのバトルの時期がやってこようとしています。
ちょっと複雑な気分・・・。