日曜日、用事があって京都の長女のところへ行きました。
せっかくの京都行きだから、ということで
長女を誘って源氏物語千年紀展を見てきました。
源氏物語図風<賢木>
今年は『源氏物語』が宮中で読まれて評判になってからちょうど千年ということで、
京都では関連のイベントがたくさん開催されるようです。
ここでは『源氏物語』を題材にした屏風や写本などが展示されており、
本を読んだ人も読んでいない人も、充分雰囲気に浸ることができます。
実際、日曜日の午前中ということもあってか、館内は人・人・人。
おじさんも、おばさんも、若い人も、です。
あまりの多さにちょっとびっくり。
優雅な展示品とはうらはらに、見ているこちらはもう必死。
屏風ならまだ人山の向こうに見えますが、
写本・画帖の類は、空いてるところを探してあっちうろうろ、こっちうろうろ
おもしろいもので私は屏風や画帖の絵に興味があり、
(大きな屏風絵より、かるたなど小さなものが好きです)
長女は大学で日本・中国文学科に在籍しているだけあって
写本のほうに関心があったようです。
ところで、『源氏物語』って読まれたことありますか?
私が初めてこの大作を読もうと思ったのは学生のときでした。
(もちろん、現代語訳ですが)
どちらかというと海外の文学の方が好きだった私に、
「日本人の女性として生まれたからには、この本、読んだ方がいいよ」
と薦めてくれたのは、今は亡き友人です。
初めて挑戦したのは与謝野晶子訳。
女子学生の私に、はたしてどれほど理解できたことやら・・・
二度目に手にしたのは二十代の終わり、円地文子訳でした。
それでもようやく少しわかりかけたかな~という程度。
(友達の家に谷崎潤一郎訳がありましたが、
旧仮名遣いで全く手も足も出ませんでした)
その後瀬戸内寂聴訳が出て、子育ての最中に図書館で借りてみましたが、
結局読みかけのまま。
一番読みやすいように思われましたが、
かえってそれがこの時代と合わない気がして違和感を感じたように思います。
ということで、今、再び円地文子訳を読み始めました。
長女に薦めてはみたのですが、「現代語訳やのに、意味わからへ~ん」と
また私の手元のもどってきたのです。
人生の機微もわかりかけた(?)この年で読むと、
また新たな発見があるかもしれません。
というか、ほんとは今度こそ人間関係をはっきり理解しようじゃないの、
と意気込んでる程度なのですが・・・。
いつか、ブログでレビューが書けるほど理解できたらいいなあ。
・・・ ・・・ ・・・
久しぶりに人込みを歩き回りぐったり疲れましたが、
その後、長女が行きたいと言っていた恵文社一乗寺店へ。
あれこれ見てまわり、買ったのは結局この二冊↓
文庫本ですが、イラスト付きのエッセイを見るとつい衝動買いしてしまいます。
初めてここを訪れた長女は圧倒されっぱなしだったようで、
あれもこれもと思いつつ、結局一冊も決めることができなかったようです。
この気持ち、わかるな~。
せっかくの京都行きだから、ということで
長女を誘って源氏物語千年紀展を見てきました。
源氏物語図風<賢木>
今年は『源氏物語』が宮中で読まれて評判になってからちょうど千年ということで、
京都では関連のイベントがたくさん開催されるようです。
ここでは『源氏物語』を題材にした屏風や写本などが展示されており、
本を読んだ人も読んでいない人も、充分雰囲気に浸ることができます。
実際、日曜日の午前中ということもあってか、館内は人・人・人。
おじさんも、おばさんも、若い人も、です。
あまりの多さにちょっとびっくり。
優雅な展示品とはうらはらに、見ているこちらはもう必死。
屏風ならまだ人山の向こうに見えますが、
写本・画帖の類は、空いてるところを探してあっちうろうろ、こっちうろうろ
おもしろいもので私は屏風や画帖の絵に興味があり、
(大きな屏風絵より、かるたなど小さなものが好きです)
長女は大学で日本・中国文学科に在籍しているだけあって
写本のほうに関心があったようです。
ところで、『源氏物語』って読まれたことありますか?
私が初めてこの大作を読もうと思ったのは学生のときでした。
(もちろん、現代語訳ですが)
どちらかというと海外の文学の方が好きだった私に、
「日本人の女性として生まれたからには、この本、読んだ方がいいよ」
と薦めてくれたのは、今は亡き友人です。
初めて挑戦したのは与謝野晶子訳。
女子学生の私に、はたしてどれほど理解できたことやら・・・
二度目に手にしたのは二十代の終わり、円地文子訳でした。
それでもようやく少しわかりかけたかな~という程度。
(友達の家に谷崎潤一郎訳がありましたが、
旧仮名遣いで全く手も足も出ませんでした)
その後瀬戸内寂聴訳が出て、子育ての最中に図書館で借りてみましたが、
結局読みかけのまま。
一番読みやすいように思われましたが、
かえってそれがこの時代と合わない気がして違和感を感じたように思います。
ということで、今、再び円地文子訳を読み始めました。
長女に薦めてはみたのですが、「現代語訳やのに、意味わからへ~ん」と
また私の手元のもどってきたのです。
人生の機微もわかりかけた(?)この年で読むと、
また新たな発見があるかもしれません。
というか、ほんとは今度こそ人間関係をはっきり理解しようじゃないの、
と意気込んでる程度なのですが・・・。
いつか、ブログでレビューが書けるほど理解できたらいいなあ。
・・・ ・・・ ・・・
久しぶりに人込みを歩き回りぐったり疲れましたが、
その後、長女が行きたいと言っていた恵文社一乗寺店へ。
あれこれ見てまわり、買ったのは結局この二冊↓
文庫本ですが、イラスト付きのエッセイを見るとつい衝動買いしてしまいます。
初めてここを訪れた長女は圧倒されっぱなしだったようで、
あれもこれもと思いつつ、結局一冊も決めることができなかったようです。
この気持ち、わかるな~。