ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

雪女!?

2008-01-25 | 日々のこと。
って、日本昔話に出てくる美女のことではありません(笑)

私、自分が「雨女」であることは薄々気づいていたのですが、
ひょっとして「雪女」なのかも!?


きのう、用事があって京都へ行きました。
前日は暖かかったのに、朝になるとなんと雨から雪に。
電車に乗れば、外は降りしきるグレー一色の雪景色。

京都駅では曇り空でほっとしたものの、
地下鉄に乗って北山の駅から出ると、
あ~雪が舞ってる~  

ここのところ、こちらはずっと雨or霙or雪という日々だったので、
京都へ行けばお天気いいかなあ、と期待してたのに・・・。

(いつも聞いてる京都のFM「αステーション」で、
 DJさんが、今日もいい天気ですね~と言われるたび、
 こっちは雨でよ~とひとりつっこんでる私)


実はこの日、長女の大学入学の手続きがあって
京都へ出かけたのです。

(入学の手続きって何?
 書類提出して、入学金振込んだらいいんじゃないの?
 と不思議に思っていたら、
 流れ作業で、書類を提出し、学生証を記入して写真を貼ったり、
 生協の加入の説明を聞いたり。
 授業料が安いぶん、セルフサービスなのね~


長女の大学の近辺は、ちょっと足を伸ばせば
観光地がたくさんあります。

植物園、上賀茂神社、下鴨神社、詩仙堂、円通寺・・・。
今回も冬の京都を少し散策、というつもりでしたが、
風も強く、寒くて、とてもとても(日中の気温が2~3度でした)。

私につきあって神戸から来てくれた姉と、
長~い時間をかけてランチを食べただけでした(笑)



これは17日の三千院の雪景色
K新聞より拝借しました



大学の入学手続きを無事終え(疲れた~)、
クラブ勧誘の大学生の人ごみをかきわけ、
まだ雪の舞う北山からようやく帰路へ。

京都駅へ着くと、お日さまがまぶしい!?

雪が降ってたのは北山周辺だけだったのかな、と思っていたら、
帰りの電車で見た保津峡あたりは、かなりの雪が降っています。

黒々とした山々に降りしきる雪景色は、
墨の濃淡で描いた絵のように幽玄の世界そのもの。

もわっと暖かい車内から見ているだけなら確かに美しいけれど、
2時間後、自分もその雪景色の中に
帰っていかなければならないことを思うと、多少うんざりです。

京都を後にして、だんだん雪は深くなるばかり。
学校帰りの高校生が、寒そうに駅に向かって歩いています。

今朝、自転車で登校した子どもたちは、
帰りどうするかなあ・・・。

だんだん暗くなり駅にも近づいてきたので、
ふと窓の外を見ると
・・・あれ!?雪が消えた!?
道路は濡れてるものの、屋根にも畑にも
雪はみあたりません。
さっきまでの雪はどこ~?

駅まで迎えに来てくれてた主人に聞いてみると、
雪は降ったものの積もらなかったとのこと。
あ~、よかった~

しかし、自転車がパンクしてしまった次女は、
高校から40分かけて、自転車を引いて帰ってきました。

お疲れさ~ん


そして、その夜。
再び雪が降り始め、今朝は5~6cm雪が積もりました。
私が行くところ雪が降ってるように思うのは、気のせい?
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キャベツまるごと

2008-01-21 | 食べること。
先週は寒~い一週間でした。

おかげで我が家の夕飯の献立は、
豚汁、湯豆腐、鶏のシチュー、クラムチャウダー・・・
と、こんな感じでした。

あったかい料理を、はふはふ言いながら食べる幸せ


そして冷たい雨の1日だった昨夜の献立は、
ワインが飲みたい、という主人の
リクエストにこたえて洋食メニュー。

キャベツがあったので、ロールキャベツにしようか、
キャベツのスープにしようか迷ったのですが、
こんなのつくってみました。




名づけて、キャベツまるごとスープ


名前のとおり、キャベツをまるごと四つにカットして、
そのままお鍋にどさっ。

ウインナーやトマト缶といっしょに、
ストーブの上でことこと煮るだけ。
(最近、こういうの多いです・笑)





キャベツがとろ~っと柔らかくなって、
とっても美味しかったです~

「キャベツまるごと」がサプライズだったようで、
「わ~、すご~い!」と家族にも大好評でした。


この週末、土曜日は長女がセンター試験へ。
(大学が決まってるのに、何で~!?
 気楽に受けたせいか、マークの苦手な長女が
 国語では今までの最高点がとれたそうな。
 でも、それって・・・

日曜日は次女がボート部のエルゴ大会<*>で大津へ。
(これも、次女は出場せず見学だけなのに・・・)

<*>エルゴとはボート競技の陸上用トレーニングマシン。
   このエルゴを用いて、一定の距離をどれだけ速く漕げるかを競う大会かな?

せっかくの休日も朝5時半起きでした~

またまた寒くて、眠~い一週間の始まりです・・・  
コメント (5)
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寒い朝とゆずジャム

2008-01-20 | 食べること。




年末、rucaさんのブログで読んで以来、
ずっと頭の片隅にあったゆずジャム。

パン好き、ジャム好きの私としては、
ぜひとも作ってみたい、食べてみたい、と思っていました。

趣味と実益を兼ねて、果実酒作りをしている主人は、
シーズンになるとどこからかその果実を調達してきます。

友人宅の見捨てられたゆずであったり、
切られる運命のヤマモモであったり、
人気のない神社にすずなりに生ってたカリンであったり、
走りに行って山で見つけたフユイチゴであったり。

ゆずは定番になっていて、
いつもは料理用に少しわけてもらう以外はすべて果実酒に。

今年はもう無理でも、来年はジャム用にとっておいてもらおうかなあ、
と思っていたら、なんと絵本のサークルの新年会で、
Oさんが自宅で採れたゆずをたくさん持ってきてくださったのです!

おお~!!

みんなで分けよう、なんて言いながら、
ほとんどもらって帰ってきた私。
(Oさん、みなさん、感謝します

ゆず、GET


休日にゆっくりつくろうと思いながら、
そばにゆずがあると、気になってそわそわ。

もう待ちきれなくて、ネットで作り方を調べ、
夕飯の準備をしながら皮を剥き、下ごしらえを始めました。

翌朝、ストーブの上にお鍋を乗っけておいて、あとはことこと。
お弁当をつくりながら、ときどきかきまぜるだけ。

冬の朝に、ぷ~んとゆずのいい香り。
ぽっと心があったかくなるような香りです。

作り方も、砂糖の量も、けっこういいかげんに作ったのですが、
甘味をおさえて私好みに出来上がりました。
以外に主人にも好評!?

凍てつくような朝、まだ暗いうちに布団から出るのは
この年になっても至難の技です。
それでも、熱い紅茶にゆずジャムという楽しみができました。


今週の、週間予報にずらりと並ぶ雪マーク
できればあまり積もりませんように。
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おばさんになっても

2008-01-16 | 日々のこと。
大晦日からお正月にかけて寒い日が続き、
どこへも出かけたくないよ~、と思っていたのに、
高校の学年同窓会がありました。

ン十年ぶりとあれば、さすがの私も
ジーンズではまずいだろうと着ていく服もあれこれ迷い、
髪も美容院できちんと染めてもらうという気の使いよう。
(誰と再会するかわからないものね

当日、小雪の舞うなか主人にホテルまで送ってもらい、
緊張してロビーに足を踏み入れると、
あたりはおじさん、おばさんでごった返しています。

・・・?

私たちの同窓会以外にも、何かイベントがあるのかなあ
と、きょろきょろしていたら、
なんと数人見覚えのあるおじさんの顔が・・・

ということは、ここにいるおじさん、おばさんたちって、同級生!!!!!

・・・・・・・・・・

そう、すっかり自分の年のことなんて忘れていたんです。

若いつもりでいても(←いたんだ)、
ハタから見れば立派なおじさん、おばさん。
これには少なからずショックを受けました。
(同級生のみなさん、ゴメンナサイ)

おそるおそる受付へ行くと、やはり知ってる顔が・・・。
間違いなく私が出席するはずの同窓会でした。


それにしてもすごい人数で、一体、誰が誰だか・・・?

学年同窓会といっても
せいぜい数十人程度だろうと思っていたら
なんと160人ほどの出席者だったそうです。

私のいた高校は普通科・商業科・家政科と
11組まであったので、400人ほどいたのでしょうか。
それにしても、今日はかなり高い出席率のようでした。



   母校(卒業アルバムより)


とりあえず、クラスのテーブルへ。

きゃ~、○○ちゃん!!

はい、さきほどのショックも忘れて、
もうすっかりン十年前にタイムトリップしてしまいました。

不思議なもので、おじさん、おばさんに見えてたのに、
しゃべり始めるとみんな18歳のころの顔にもどるのですね。

あれ~、ちっとも変わってへんね~
(って、さっきまでおじさん、おばさんだと思ってたのに


実家に近いところに今も住んでいるので、
子どもの学校の先生が同級生だったり、
友達が主人の同級生と結婚していたり、
子どもの友達のお母さんが同級生だったり、
意外に身近に同級生がいます。

それでも、ほとんどがン十年ぶりに会う人たち。
(クラス会は一度あったのですが)

正直言って、「あれ誰?」という人も多くいました。
すごく変わっていたり、すっかり忘れてたり、
あるいは当時から全然知らなかったり。

高校のころは体育クラブにも入ってなかったし、
人付き合いもいいほうではなかったので、
知らない人のほうが多かったのかも。

会いたいな~と思っていたのはほんの数人で、
濃い時間を過ごした大学時代と違って、
高校のころはいかに自分の内側にこもっていたか、
ということを思い知らされたのでした。

あのころは自分の居場所が見つけられなくて、
そのもどかしさをどうすることもできずにいました。

友達と楽しく騒いだりもしていたけれど、
受験のことが重くのしかかり、
何かを思う存分やった、という記憶がありません。

そんな不満を、音楽や、イラストや文章を書くことで
なんとかごまかしてたような気がします。

せっかくの高校生活を、もったいない・・・


それにしても、以前おとなしかった人にかぎって
カラオケのマイクをずっと離さなかったり、
高校生のときとは見られなかった
同級生たちの一面に驚きもしました。

この年になるとすでに亡くなっておられる方もいたし、
親の病気の看護で出席できなかった友人もいます。

それぞれの事情を抱えながらも、
こうやって出席できるのは幸せなことなんだと
つくづく思ったのでした。

担任だった先生もご健在で、
挨拶に行くと名前を覚えておられたのにはびっくりしました。

いつも感心するのですが、
先生方の記憶力ってすごいですね~。
けっして目立ってたほうではなかったのになあ・・・


  ・・   ・・   ・・


タイムスリップした時間は瞬く間に過ぎ去り、
仲の良かった友達とまた集まる約束をして会場を去りました。

久しぶりに雪の降る夜道を実家へと急ぎます。
以前したように公園の中の近道を通って。
(人気がなくて少しこわかったけど)

こんなささいなことにも、
昔を思い出して懐かしく感じられる夜でした。

外見はすっかりおばさんになっても、
気持ちはいつでも18歳にもどれるものですね(笑)
コメント (8)
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書くこと、走ること。

2008-01-13 | 読むこと。


『走ることについて語るときに僕の語ること』
         村上 春樹



我が家には、村上春樹ファンと
(最近ほとんど走っていないけど、一応)マラソンランナーがいます。

で、この本の公告を新聞で見つけたとき、ちょっとした話題になりました。

私 「へ~、マラソンのこと書いてはるんや」

本の表紙にもなってるランナーの後ろ姿の写真を見て、
主人「この後ろ姿、本人?
   これは、かなり走ってる人やで」

なんとなくジョギング程度のイメージしかもってなかった私は、
それを聞いてびっくり。
私 「うーん、違うかも・・・」(←かなり、いい加減)

その後この本を読んで、私がいかに村上春樹氏に対して、
一部間違ったイメージを持っていたかを知り、
軽いショックを受けたのでした。


この本は、彼自身前書きで書いているように、
彼が「走ること」を軸にして書かれたメモワールです。
それも、とても個人的な。

走ることは健康にいいよ、とか、
どうやったらフルマラソンを完走できるか、などといった
ハウツー本ではもちろんありません。

だから、マラソンランナーが読んでも、
共感できる部分もあるでしょうし、
いや違うと反発するところもあるでしょう。
(実際、主人がそうでした)

そして、マラソンどころか、
50メートル走っても息切れする私が読んで興味を感じたのは、
「彼の走ること」ではなく、
「彼の書くこと」に対する姿勢のようなもの
(あるいは彼がどんな生き方をし、作品に向かってきたか)でした。

そう、この本は「彼の走ること」を書きながら、
「彼の書くこと」についても書いてある
なかなか興味深い本だったわけです。

彼のエッセイ集を読むのはたぶん初めてなのですが、
それでもここまで自分自身のことを、
真正面から書いておられるのは意外でした。

村上春樹氏にとって、「書くこと」と「走ること」は
とても密接に繋がっています。

そのことを今回初めて知って、
彼の小説の文体というか、リズムのようなものが、
いつも一定であることにとても納得しました。

作品に対して一定の距離を保っているとでもいうのでしょうか。
すごく思い入れがあったり、
あるいは突然突き放したりする、というようなところがなく、
淡々と一定のリズムで描かれているような。
うまく説明できないんですけれど。

それが、
ああ、マラソンナンナーがキロ何分というように、
同じペースで走ることと同じなんだ、
と、私には思えて納得したのです。

それから彼の文章を読むと、なんとなくマラソンランナーの
「たっ、たっ、たっ・・・」と一定のリズムで走る
足音が聞こえるような気がしてなりません(笑)

書くということは、それだけ地道で、
持久力のいる行為なんですね。

そして、彼は「書くこと・走ること」に対して、
実に誠実で、律儀で、ストイックなんだなあ、と
つくづく思いました。


我が家のマラソンランナーである主人は、
結局まだこの本を手にしていませんが、
春樹ファンの長女は一段と彼に魅了されたようです。

彼の、けっしてかっこいいとは言えない部分も、
レースの惨憺たる結果も、誠実に書かれた文章も、
すべて含めて。


で、私はというと、
今また彼の本を読み始めています。

ずっと前に読んだはずの『ダンス・ダンス・ダンス』。

当時、他の作品に比べて印象が薄くて、
内容がほとんど記憶に残っていません
おかげで、新しい本読んでるみたいでなかなか新鮮(爆)
・・・いえ、そういうことではなくて。

彼の書くものに対して、
もう一度きちんと読んでみよう、という気になったのでした。

コメント (2)
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