気持ちが3歩ばかり先走りしているのに、身体がちっともそれについてってくれない、そんな毎日が続いています。
年末の慌ただしさは毎年のことなのに、いつも今ごろになると後悔ばかり。
あ~あ、なんでもっと早くからやっておかなかったのかなあ、って。
というのも、クリスマスの前に年賀状書きもせず、こんな絵を描いていたのです。
これ、実はいただきものの干物の入っていたいれもの。
ダンボール紙のまわりに木枠がついていて、「ちょっと額みたい。何かに使えそう」と、とっておいたら次女が「捨てへんの?そやから物がたまっていくんやな~」(どきっ)。
それで何気なくこれに落書きかいているのを長女に見つかり、「ふ~ん、描き始めたら最後まで描きや~」(ぐさっ)。
なかなか母親思いの子どもたちです
そのおかげで十何年ぶりにまともに絵筆を持ち(子どものポスターを手伝ったことはあったけど)、長女の使い古しのアクリル絵の具で(何色かは固まって使えなかったけど)描いてみました。
たっぷり絵の具をふくんだ筆を、紙の上に滑らせるときの感触が何ともいえません。
飽き性の私がすっかりハマッって、クリスマスに間に合うようにと毎晩少しずつ描いていきました。
本当はもう少しバックを描き込みたかったのですが、いろいろ迷ってやめました。
なんで久しぶりに道化師の絵を描こうとしたのか、自分でもちょっと驚いているのですが、若いころこんな絵を描いてた時期がありました。
描きながら、そのころの自分に戻ったような、懐かしい気持ちになりました。
今年もいろんな出会いや再会があって
何度も落ち込んで、頭抱えて、ふてくされて
好きなものにかこまれて、心ときめいて、大声で笑って
時には走ったり、時には後戻りしたりして
そんなふうに1年が過ぎていきました
そんな私に、つきあってくれてありがとう。
そして、来年もよろしくね。