
栗駒山の須川湖と秣岳(まぐさだけ)
岩手の実家に6時間かけて東北道を走り、次の日は盛岡の岩手医科大学に
献体した弟の遺骨を引き取りに行った。
献体して2年半、ようやく遺骨が戻ってきた。
大学では、献体した人や、病理解剖をした人を併せて64名の方々の
遺族と大学関係者や実際に解剖に参加した学生全員が参加して、厳かな
慰霊祭が行われた。
歯学の学生が、初めて解剖に参加して、緊張しながらも人体の構造が
教科書通りではなく、一人一人違っている事に気づかされ、貴重な
体験で生涯忘れることが出来ないとのべ、献体した人たちに感謝を
捧げると言った。
その言葉を弟が聞いたなら、献体した事に意味が有ったと喜んだ事だろう。
その後、葬儀まで2日間あるので、疲れ切った家内を連れて温泉のある
簡保の宿に泊まり、さらに栗駒山に連れて行き、家内は須川温泉に入り
その間、私は近くの大仁郷湿原を歩くことにした。
この湿原は、通称イワカガミ湿原とも言われているとか聞いた。

私の歩いた大仁郷湿原の付近図写真、湿原内は木道が施設されている
また北側の野鳥の森にも湿原があり、野鳥の森の湿原と呼ばれている
通称「秋田湿原」と言われているのがそれである。
いずれも付近一帯の湿原を含めているので、全部に入れる訳ではない。

大仁郷湿原の入り口に有る駐車場(無料) 奥に見える建物は栗駒山荘

駐車場の奥にある湿原入り口の標柱

池塘と木道

アカモノ群落

イワカガミ群落

タテヤマリンドウ

ツマトリソウ

モウセンゴケ

遊歩道に咲いていたスズラン