花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

雨でタネを散布するのかフデリンドウ

2016年05月11日 19時39分10秒 | スポーツ・トレッキング

時間ができたので、小雨の筑波山に行ったら、フデリンドウの果穂が
開いていた。

以前、尾瀬の笠ヶ岳に行ったとき、にわか雨があり、タテヤマリンドウの
果穂が口を開けているのを見たことがある。
初めて見たときは、何か突然変異の花かと思い、尾瀬の図鑑を
片っ端から調べて、やっと正体が果穂だと知ったのだった。

そして果穂は、天気の良い日は閉じていて、雨の日は口を開き
雨でタネを散布するのだという。


中をのぞくと、水とタネが一杯詰まっていた。
タネは極小である。


黄色が鮮やかなジャケツイバラ(蛇結茨)が咲いていた。
別名をカワラフジと呼ばれるそうだ。マメ科ジャケツイバラ属
つる性で、マメ科なのに蝶形花ではなく、花びら5枚の左右
相称花なのが特徴という。
ただし実は豆果で秋に熟すと割れて実を落とす


ジャケツイバラの花アップ


山のヒトデ? ではありません


正体はコレ、ツチグリと呼ばれるキノコの一種だが食べられない
外皮は7~10片に裂ける。その外皮は乾くと内側に巻き込み
湿ると開くので、上の写真は雨で湿ってひらいたものと思う