時間ができたので、小雨の筑波山に行ったら、フデリンドウの果穂が
開いていた。
以前、尾瀬の笠ヶ岳に行ったとき、にわか雨があり、タテヤマリンドウの
果穂が口を開けているのを見たことがある。
初めて見たときは、何か突然変異の花かと思い、尾瀬の図鑑を
片っ端から調べて、やっと正体が果穂だと知ったのだった。
そして果穂は、天気の良い日は閉じていて、雨の日は口を開き
雨でタネを散布するのだという。
中をのぞくと、水とタネが一杯詰まっていた。
タネは極小である。
黄色が鮮やかなジャケツイバラ(蛇結茨)が咲いていた。
別名をカワラフジと呼ばれるそうだ。マメ科ジャケツイバラ属
つる性で、マメ科なのに蝶形花ではなく、花びら5枚の左右
相称花なのが特徴という。
ただし実は豆果で秋に熟すと割れて実を落とす
ジャケツイバラの花アップ
山のヒトデ? ではありません
正体はコレ、ツチグリと呼ばれるキノコの一種だが食べられない
外皮は7~10片に裂ける。その外皮は乾くと内側に巻き込み
湿ると開くので、上の写真は雨で湿ってひらいたものと思う