長野のガイドKBさんから、北海道の道央・道北・礼文島などで撮影した花の
写真がメールで届きました。
とりあえず花の写真と名前を記載します。
後で筆者の判る範囲で短い説明を付け加えますが、独断と偏見で間違いが
有るかもしれませんので、図鑑などでお調べくださいね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/70/f12cc573d680239adb5eecf0b03afaf6.jpg)
洋上から見る利尻島
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/35/35621f6963837f94b262a56e375c924a.jpg)
レブンアツモリソウ ラン科アツモリソウ属
アツモリソウに似るが、花色が淡黄色。側花弁は広卵形で先がとがる
私もこの花見たさに礼文島に行ったことが有る。
当時は、この花の場所が厳重に管理されていて、監視員の方もいらした
花色も2種類ほどあったと記憶している。
寒い6月初めが見頃と言う事で、礼文と利尻を回ったが曇り空だった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/ea/eaa3e1abe86fffebf97dc7672df98ffe.jpg)
クゲヌマラン、別名エゾギンラン エピデンドルム亜科キンラン属
ギンランやササバギンランに似ているが距が短い
和名は最初の発見地神奈川県鵠沼に因む
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/40/1b2410eb36598b7b3972eb367287d877.jpg)
レブンコザクラ サクラソウ科サクラソウ属
分布 北海道の礼文島、天塩地方、知床半島。南千島
基準標本は礼文島。葉の鋸歯は低平または波状 葉柄は不明瞭
山地帯~亜高山帯の岩場に生える多年草
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/6e/ce1056b884b0a879621d45654233bb61.jpg)
テシオソウ オゼソウ属、オゼソウ属は1属1種
現在はオゼソウの発育の良い型として区別しない
オゼソウとテシオソウについては、国立科学博物館のこちらのページを
ご覧ください。
「多様性ホットスポット日本」の生き物たち
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/7e/7815233545a537b5af3763f2aaca0e4f.jpg)
トケンラン ラン科サイハイラン属
根茎は球状で緑色、細長い地下茎でつながる
葉は根茎から2個出て、長楕円形で長さが10~12センチ巾は3~5センチ
葉の表面には縦ひだがあり、しばしば紫色の斑点がある
葉は冬緑性で夏は枯れて休眠する
和名は、花につく紫色の斑点を杜鵑(ホトトギス)の胸から腹部にかけての
斑紋にたとえたもので 杜鵑蘭と書いてトケンランと読む
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/8a/b1c59abbe5f70c3329dd10310baed588.jpg)
テシオコザクラ サクラソウ科サクラソウ属の日本固有種
分布北海道(北部) 基準標本はヌプロマッポロ川
花は白色、花冠裂片は斜開し、基部に黄斑がない
亜高山帯の蛇紋岩地や石灰岩地に生える多年草
葉身は掌状に浅く切れ込む
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/00/f7061b06e37f05d6e7da38a1f2115e02.jpg)
サクラソウモドキ サクラソウ科サクラソウモドキ属
分布 北海道
根生葉は長い柄があり、腎円形で掌状に9~13列し、長さ巾とも2~7センチ
軟毛がある。紅紫色で直径1.5センチほどの花をやや下向きにつける
花は漏斗状で5裂する
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/cd/06f26878a75a9ab7447d6bcf6a246640.jpg)
オクエゾサイシン ウマノスズクサ科カンアオイ属
やや高い山地の湿った林内に生える多年草
根茎は横に這い、先に1個の花茎と2個の葉を出す
萼筒は壺形で直径は1.2センチ、3個の裂片は三角状広卵形で反り返る
果実は熟すと崩れ、楕円形の種子が転がり出ると書いてあるのが面白い
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/ad/98e8ea579f5b69745053f7286b7552fc.jpg)
サルメンエビネ ラン科エビネ属
赤くしわの有る唇弁を猿の顔に見立てた名前
温帯のブナ林などに生える多年草、ラン科の花にしては珍しく
花に距が無い
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/58/2dabb6efb36b97ce5389981fc9fcc49a.jpg)
エゾミヤマトラノオ 別名エゾミヤマクワガタ オオバコ科クワガタソウ属
分布は、北海道の天塩山地、夕張山地、日高山脈の日本固有種
基準標本は夕張岳、蛇紋岩池に生える。高さ5~15センチ
葉裏が紫色を帯びることが多い
葉の切れ込みは浅く、単鋸歯状。ミヤマクワガタよりも全体的に小型
KBさんのメールには、
アツモリソウ、クロユリ、コケイラン、エゾアズマギク、ユウシュン欄、ノビネ千鳥など沢山咲いていた。
残念なのは今年もまた藻岩ランが見れなかったです。
と書いてありました。
尚、この記事の花の名前を書くにあたり、電子書籍「高山に咲く花」「山に咲く花」
紙書籍「にほんのラン ハンドブック」などから一部引用しております。
また紙書籍の図鑑にも電子書籍にも記載のない植物については、ネットのウイキを
引用いたしました。全文はご自身でお調べいただきますようにお願いします。
写真がメールで届きました。
とりあえず花の写真と名前を記載します。
後で筆者の判る範囲で短い説明を付け加えますが、独断と偏見で間違いが
有るかもしれませんので、図鑑などでお調べくださいね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/70/f12cc573d680239adb5eecf0b03afaf6.jpg)
洋上から見る利尻島
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/35/35621f6963837f94b262a56e375c924a.jpg)
レブンアツモリソウ ラン科アツモリソウ属
アツモリソウに似るが、花色が淡黄色。側花弁は広卵形で先がとがる
私もこの花見たさに礼文島に行ったことが有る。
当時は、この花の場所が厳重に管理されていて、監視員の方もいらした
花色も2種類ほどあったと記憶している。
寒い6月初めが見頃と言う事で、礼文と利尻を回ったが曇り空だった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/ea/eaa3e1abe86fffebf97dc7672df98ffe.jpg)
クゲヌマラン、別名エゾギンラン エピデンドルム亜科キンラン属
ギンランやササバギンランに似ているが距が短い
和名は最初の発見地神奈川県鵠沼に因む
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/40/1b2410eb36598b7b3972eb367287d877.jpg)
レブンコザクラ サクラソウ科サクラソウ属
分布 北海道の礼文島、天塩地方、知床半島。南千島
基準標本は礼文島。葉の鋸歯は低平または波状 葉柄は不明瞭
山地帯~亜高山帯の岩場に生える多年草
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/6e/ce1056b884b0a879621d45654233bb61.jpg)
テシオソウ オゼソウ属、オゼソウ属は1属1種
現在はオゼソウの発育の良い型として区別しない
オゼソウとテシオソウについては、国立科学博物館のこちらのページを
ご覧ください。
「多様性ホットスポット日本」の生き物たち
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/7e/7815233545a537b5af3763f2aaca0e4f.jpg)
トケンラン ラン科サイハイラン属
根茎は球状で緑色、細長い地下茎でつながる
葉は根茎から2個出て、長楕円形で長さが10~12センチ巾は3~5センチ
葉の表面には縦ひだがあり、しばしば紫色の斑点がある
葉は冬緑性で夏は枯れて休眠する
和名は、花につく紫色の斑点を杜鵑(ホトトギス)の胸から腹部にかけての
斑紋にたとえたもので 杜鵑蘭と書いてトケンランと読む
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/8a/b1c59abbe5f70c3329dd10310baed588.jpg)
テシオコザクラ サクラソウ科サクラソウ属の日本固有種
分布北海道(北部) 基準標本はヌプロマッポロ川
花は白色、花冠裂片は斜開し、基部に黄斑がない
亜高山帯の蛇紋岩地や石灰岩地に生える多年草
葉身は掌状に浅く切れ込む
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/00/f7061b06e37f05d6e7da38a1f2115e02.jpg)
サクラソウモドキ サクラソウ科サクラソウモドキ属
分布 北海道
根生葉は長い柄があり、腎円形で掌状に9~13列し、長さ巾とも2~7センチ
軟毛がある。紅紫色で直径1.5センチほどの花をやや下向きにつける
花は漏斗状で5裂する
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/cd/06f26878a75a9ab7447d6bcf6a246640.jpg)
オクエゾサイシン ウマノスズクサ科カンアオイ属
やや高い山地の湿った林内に生える多年草
根茎は横に這い、先に1個の花茎と2個の葉を出す
萼筒は壺形で直径は1.2センチ、3個の裂片は三角状広卵形で反り返る
果実は熟すと崩れ、楕円形の種子が転がり出ると書いてあるのが面白い
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/ad/98e8ea579f5b69745053f7286b7552fc.jpg)
サルメンエビネ ラン科エビネ属
赤くしわの有る唇弁を猿の顔に見立てた名前
温帯のブナ林などに生える多年草、ラン科の花にしては珍しく
花に距が無い
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/58/2dabb6efb36b97ce5389981fc9fcc49a.jpg)
エゾミヤマトラノオ 別名エゾミヤマクワガタ オオバコ科クワガタソウ属
分布は、北海道の天塩山地、夕張山地、日高山脈の日本固有種
基準標本は夕張岳、蛇紋岩池に生える。高さ5~15センチ
葉裏が紫色を帯びることが多い
葉の切れ込みは浅く、単鋸歯状。ミヤマクワガタよりも全体的に小型
KBさんのメールには、
アツモリソウ、クロユリ、コケイラン、エゾアズマギク、ユウシュン欄、ノビネ千鳥など沢山咲いていた。
残念なのは今年もまた藻岩ランが見れなかったです。
と書いてありました。
尚、この記事の花の名前を書くにあたり、電子書籍「高山に咲く花」「山に咲く花」
紙書籍「にほんのラン ハンドブック」などから一部引用しております。
また紙書籍の図鑑にも電子書籍にも記載のない植物については、ネットのウイキを
引用いたしました。全文はご自身でお調べいただきますようにお願いします。