花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

天気晴朗なれど宝篋山は風寒し

2019年02月12日 22時41分56秒 | スポーツ・トレッキング
このところ寒さが続くので、あまり山にもいかなかったのですが、セツブンソウが
咲き始めたというので、足ならしをしなければと、宝篋山に登ることにしました。

最新のマップを貰う為に、小田の休憩所に寄り、マップをゲット
やっぱり叉々コースが一部変更されてました。
山口2コースが山口1コースの途中から分岐して歩くコースになってました。

今回は足慣らしなので、小田の休憩所Pから常願寺コースを歩き、尖浅間、野鳥の森
桜の森、宝篋山山頂を経由して、帰りは小田城コースを下り、下浅間神社に寄り
七曲、堂平(昔ここに大師堂があった跡地で平坦な場所がある)、富岡山分岐から
中世城の道に入り、要害展望所、大師堂前を抜けて小田休憩所に戻ってきた
歩いた距離はおよそ7キロである


今回歩いたコース外観、反時計回りに歩いている (地図画像を入れ替えました)


コースの軌跡とポイントをカシミールで上空1000メートルから見下ろした図

山頂付近には残雪もあり、吹く風は冷たかったが、下山するまで空は晴れていた
ちょっと疲れたので、写真は後日ここに掲載する予定、ゴメン。


残雪のある宝篋山山頂付近


山名の由来にもなった石造宝篋印塔(鎌倉時代中期のもので茨城県指定文化財)
一度盗難にあったというが、こんな重いものを盗む奴がいたとはね


山名表示板 宝篋山 標高461メートル (地元では通称小田山と呼ぶ)


山頂から日光連山方面の展望 春霞でかすんでいたが男体山などは
はっきりとわかった


赤城山方面の展望


左奥にうっすらと雪の浅間山が見えていた。
近くの人が三角でまるで富士山のようだね と言ったが肝心の
富士山は厚い雲で全く見えなかった。


小田の駐車場と登山コース案内図、小田からのコースのみで山口コースなどは
書かれていない。


登山コース案内図をトリミングで拡大した。
私は、登りは一番右の常願寺コースを歩き、下りは一番左側の小田城コースから
中世城の道を歩いて駐車場に戻った。

常願寺コース4.0Km 登り2時間10分と説明に出ている
小田城コースは3.2Km 下り1時間20分と説明されている
しかしまあ私は、そんな平均タイムなんか気にしないでマイペースでのんびり歩いた。


小田の駐車場から見上げる宝篋山、電波塔の立っている所が山頂


小田の駐車場の前を右に進んで開けた場所の分岐から眺める宝篋山は
邪魔なものがなくすっきり見える


同じ場所から常願寺コースの最初のピーク尖浅間(とがりせんげん)を
眺める。(黄色の矢印の上が尖浅間)


何故か「新池」には水が無く干上がっていた。ため池の筈なんだが


新池の先で極楽寺コース方向を眺めると、棚田のようになった土手が見え
なかなか良い雰囲気である


周りが野焼きされて黒くなった農道を歩く


突き当りの農道を左に行くと


最後の民家が右に見え、周りの畑は猪除けの電気柵がある


土手にはカマキリの卵か産みつけられている


林道らしい道になると、左の草むらの中に小さな石塔がひっそりとたたずみ


廃屋のような小屋を過ぎて杉林を抜けると、今は草むしてわからないが
以前は梵字のような赤い文字が書かれていた大石がある


一つ目の沢の小道の分岐、右に沢沿いに歩く小道があり、先で合流する
ので、どちらを歩いてもかまわないが、今回はパス


二つ目の沢の小道分岐、天狗岩に行きたい人はどうぞ
私はここもパス


やがて杉林の中の道になり、だんだん登りがきつくなる


ヤブツバキの花が落ちていた

落ちてなお 心和(なご)ます ヤブツバキ (駄句進呈)


ほぼ中間地点


近くに「くずしろの滝」がある


純平歩道分岐、ここからはいよいよ尖浅間のきつい登りが始まる
純平歩道は、小田城コース、極楽寺コース、常願寺コースを結ぶ連絡道で
あまり歩く人もいない静かな道だが、展望もないので寂しい道でもある


滑りやすいつづら折りの道を登ると「ハリギリ」の名札のついた木がある
知り合いのFさんが整備作業をしていたころに付けたもので、だいぶ古い


滑りやすい急坂なので、滑り止めのついた道


見上げると光の中で赤い藪椿が見えた


道脇にこんな案内があったのでドキッ、よく見ると尖浅間経由で山頂までと
書いてある。
尖浅間まで1.4キロもあるのかと思ったわ(笑)


ほどなく尖り浅間の山頂に着いた、岩だらけの山頂である。
先客が一人、ベンチで休んでいた。わずかに雪が残っていた
私もここで一休みして、コーヒーを飲んだ

ベンチの横から左に下って野鳥の森に向かう
途中で追い越された中高年の3人の男性グループが休んでいたので
「低くても山は山ですね。雪が残ってますね」と言うと大声で笑っている


野鳥の森にある「合体の木」傍らにそう書いた案内板が立っていた
私は以前「夫婦和合の木」と観察会で登った時に言ったことがある


合体の木の説明版には、「こなら」と「桜」の合体と出ている

ここから桜の森に向かう坂道の凍結が解けたのか、ぬかるみになって
長靴でもまるっきり踏ん張りがきかないのだ。
やむなく脇の落ち葉の上を恐る恐る歩いて下った。

こんな時はストックがあれば助かるのだが、車の中に置いて来てしまった
私は写真に夢中になると、ストックの事なぞ忘れてしまい、何本も紛失した経験がある
なので花友は「粗大ごみを山に捨てている」と批判するのだが。

捨てたわけではないが、結果としてはゴミになるかもしれないので返す言葉なし(´;ω;`)
ある年、小田代ヶ原の柵に立てかけて忘れたゴミ(笑)、翌年まで残っていたことがある
ゴミ回収成功!!


山桜の森に向かう道をなだらかに登る


山桜の森、ここにはベンチがたくさんあるので、おむすびタイムにした


ベンチに設置されていた温度計は日当たりで12度以上もある


山桜の森から山頂に向かうと、昔の山城の名残で土塁や空堀がある
空堀の跡の案内板、甲冑をつけた侍が駆け上がれないように、空堀を掘った土で
土塁を作って急勾配にしたらしい。


山頂に向かう道の右側の山に、山城の跡があるが、以前に見たときには
石が転がっているだけで、よくわからない城跡だった
城跡のある山は残雪で白い、この場所から入っていける


山頂直下にあるバイオ・トイレ、今は2棟に増設された
オガクズを回転させて発酵分解させているらしい。
使った方は、中の募金箱に100円のカンパをお願いします(維持費)
管理者に成り代わりお願いいたします。これは尾瀬でも同じだよね。


バイオトイレ前から登ると、すぐに山頂が見えてくる。
山頂の様子は、最初に書いたので省略

帰りの様子は後日ここに載せます、とりあえず終了