花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

花友Kさん撮影の高尾山の花・第8回

2019年06月05日 11時40分58秒 | 自然観察
週刊(習慣?)高尾山の花と自分でも言っているKさんが、今年8回目の
高尾山の花の写真を送ってくれました。撮影は6月2日だそうです

今回の目玉は、〇号路で撮影したヨウラクラン、離れているうえに
曇り空で苦戦したようです。


ヨウラクラン、エピデンドルム亜科ヨウラクラン属
暖温帯~亜熱帯の樹幹や岩上に着生するラン。
木の幹に着生。葉は多肉質で扁平、葉鞘を含め長さ1~4cm、
はかま状に2列に互生する。花序は頂生し、長さは4~8cm
花序には多数の花が蜜に輪生する。
花は平開し、約1mm
しばしば大株になり、垂れ下がる。
(日本のラン ハンドブックから引用)


ヨウラクラン


ヨウラクラン

わかりますかね とkさんが書いてきたように、望遠のきくコンデジとは言え、手持ち撮影では厳しかったかも。


ワニグチソウ、キジカクシ科アマドコロ属
葉のわきから花柄を出し、先に2個の苞が対生する
その苞に包まれて2個の花が付く
茎には稜があり、上部で曲がる
葉は長楕円形で、先は急に細くなり下面は白色を帯びる。
和名は、花を挟む2個の苞の形を神社拝殿に下がっている
鰐口に見立てたものである。
(鰐口とは神社などの拝殿で、参詣人が打ちならす大きな円形の
鈴状のものを指す)


ワニグチソウ、


ワニグチソウ、
花の長さは2~2.5cmで白緑色、花被片は先端部で反り返り
反り返った花被片の内側の色が濃い緑色

鰐口草にはコウライワニグチソウの変種とされるタカオワニグチソウがある

Kさんのメールには、ホウチャクソウとの見分け方として、ワニグチソウは
枝分かれしないと書いてあった。
しかしホウチャクソウとの交雑種で、枝分かれしたホウチャクワニグチソウが
あるらしいと書いてあった。

またホウチャクソウとチゴユリの交雑種のホウチャクチゴユリの場所も
確かめてきたらしいので、来年?の楽しみかな。
(もともとホウチャクソウもチゴユリもチゴユリ属の同属)


スイカズラの蕾、通常は緑~白色なのだがピンクの蕾


スイカズラの花、ピンクの縁取りがあり、minoさん好みのスイカズラと
書いてあった(笑)。


ミヤマタニワタシ、高尾山で出会った新顔だそうです。


ミヤマタニワタシ、マメ科ソラマメ属、多年草 花期6~8月個体数は稀
林縁などに生え、高さ30~80cm。栃木県から愛知県にかけての山地に生育

ナンテンハギに似るが、茎の上部がジグザグに曲がり、花は無柄
萼裂片は同形
ナンテンハギは、開花前に苞が落ちてしまうが、本種では開花期にも
苞がある


ミヤマタニワタシ
葉は有柄で4~8枚の小葉が対生してつき、小葉はややかたい。

写真追加
ヨウラクランの画像のトリミングを施して花の形がわかるように
補正した写真を掲載します


ヨウラクランの2つ目の画像をトリミングして拡大した写真。


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国道125号線パイパスから、稲穂と小麦の色違いの田畑の向こうの筑波山を見る


    お知らせ

国営ひたち海浜公園で「オオウメガサソウ」のガイドツアーが始まります

環境省の準絶滅危惧種に指定されているオオウメガサソウ。
生育する場所が、北海道、青森県、岩手県と茨城県でひたち海浜公園が
日本の生育地の南限となっています

そのオオウメガサソウの特別公開が6月8日から6月16日までの期間限定で
開かれ、普段は入れない特別保護区にガイド方の案内で入るガイドツアーです
参加は無料ですので、花の好きな方はぜひご覧ください。

詳しくは国営ひたち海浜公園のこちらをご覧ください。
https://hitachikaihin.jp/info/post-61246.html

期間   6月8日(土)~6月16日(土)
受付時間 10時~14時50分