花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

MSさん撮影の筑波山秋の花

2020年11月08日 17時50分26秒 | 自然観察
いつも写真を送ってくださる知人のMSさんより、10月26日に撮影した
筑波山の秋の花の写真が送られてきましたので掲載します
(青色の文字は、MSさんの説明文をコピペしたものです。)

秋晴れの10月26日に筑波山に登ってきました。
紅葉はほとんど見れなかったが多くの秋の草花を見ることができ
楽しい一日でした。



写真1 ヤクシソウ 
キク科の1~2年草。枝の上部に黄色い花を固まって咲く。
名前は皮膚病の民間薬として使われたことによる。




写真2 マツカゼソウ
ミカン科の多年草でミカン科で唯一の草本である。
木陰に生え、茎が細いので弱々しく見える。
小葉は先が丸く、基部はクサビ形。
名前は秋風に吹かれる姿から名付けられた。





写真3 キバナアキギリ
花は淡い黄色で上下に大きく口を開けた形である。
上唇は裂けないが下唇は2裂する。
葉柄は長く、葉の基部は横に張り出す。
和名は黄色いアキギリの意味である。
アキギリはキバナアキギリに花も葉も形はよく似るが、花色は紫である。




写真4 センブリ
リンドウ科の2年草で漢方の胃腸薬として使われる。
「千回振り出してもまだ苦い」ことから名付けられたように
葉などに強い苦みがある。
7~8年前には多くのセンブリが生えていた場所に行ったが、
今回は数株しか見ることができなかった。




写真5 アケボノソウ
やや湿った場所に生えるリンドウ科の2年草。
花弁に多くの黒点と2個の淡緑色の斑点が入る。
名前は花弁の斑点を夜明けの空に見える星に見立てた。




写真6 アキノキリンソウ
高さ70~80Cm程度で黄色の花を多数付けるキク科の多年草。
「秋に咲くベンケイソウに似る」としてアキノキリンソウと命名された。
かつては里山等の身近で見られたが、今では山に入らなければ見れなくなった




写真7 オヤマボクチ
アザミの仲間で花茎に暗紫色の頭花を下向きに付ける。
名前は葉の裏に生える綿毛を火口(ほくち火打石で火を起こすときに、
最初に火を燃上げるために用いる物)として用いたことから。





写真8 ツクバネ
ツクバネはツガやモミなどに半寄生する雌雄異株の落葉低木。
5~6月頃に淡緑色の小さい花を咲かせるが目立たない。
名前は筑波山にちなんだものでなく、実が羽根つきに用いる
羽根に似ていることからツクバネと呼ばれている。


MSさん、写真をありがとうございました。
多分、私と同じような場所を歩いたと思いますが、今年は
センブリの出来が良くなかったですね。
何が原因かよく分からないのですか、自然も放置していれば
良いという訳でもなさそうですね。
渡りをする蝶、アサギマダラにも、あまり会えませんでした。
筑波山の踏み跡コースが、やたらと増えて、自然破壊は深刻です
私の写真の、自然のモデルがいなくなりそうですよ。