杉の植林地に咲くコセリバオウレン、これは雄花
雄花、雄しべが多数ある
雄花をトリミングで拡大した写真、なにやら花粉が出ているような
雌しべと雄しべのある両性花、雌しべの形が鳥のくちばしのようである
両性花
両性花のつくりを手書きでつく加えた
コセリバオウレンの葉
コセリバオウレンは、日本特産の固有種で本州の太平洋側に分布すると言われている
筑波山には、まだ残雪が林道に残っているので、峠を一つ越えた植林地に行ってみた
予想は大当たりで、コセリバオウレンが沢山咲いていたのである。
この花は、葉が3回3出複葉で、2回3出複葉のセリバオウレンと区別されているが
花のつくりはほとんど同じで、花だけで見分けるのは困難と言われている
花は白色で、横向きにつき、雌雄異株、まれに雌雄同株もあるという
雄しべしかない雄花と、雌しべと雄しべが有る両性花がある
雌しべだけの雌花もあるというのだが、私は見たことがない
花の一番外側にあり大きくてとがっているのが萼片で、通常5個ある
花弁はその内側にあり、萼片より小さくしゃもじ型をしていて、通常は8~10個ほどある
雄しべの葯には紫色のすじ模様がありかわいいぞ
寄り集まった雄しべ
両性花の雌しべは、独特の形が面白い
これは昨年の4月初めに写した両性花、種になりかけていた
種になると、輪生上に丸く並ぶので、それも美しい
仙郷林道の残雪は凍結してますので注意
筑波山の仙郷林道の残雪、凍結しています。撮影は3月1日
土俵場コース前の残雪
土俵場コースは、昨年の秋から整備作業で立ち入り禁止になっています
カタクリの咲くころには入れるようにして欲しいですね