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『HUMANITY THE MUSICAL~モモタロウと愉快な仲間たち~』

2006-05-25 23:59:37 | ├お芝居のこと
企画ユニット地球ゴージャスプロデュース公演Vol.8
『HUMANITY THE MUSICAL~モモタロウと愉快な仲間たち~』

@新宿コマ劇場
作:岸谷五朗
演出:岸谷五朗・寺脇康文
衣装デザイン:山本寛斎
出演:岸谷五朗・寺脇康文・唐沢寿明・戸田恵子・高橋由美子・植木豪・蘭香レア

寺脇康文さんと岸谷五郎さんの企画ユニット『地球ゴージャス』の公演は
去年の『クラウディア』に続き2度目。
初の新宿コマ劇場はどうも演歌ショーのイメージが強かったんだけど、
扇方でなかなか見やすい作り。
やや上手よりだったけど9列目だったので良く見えた。

物語は、リストラが当たり前の『大会社』で働く順平(唐沢さん)が
クビをかけての新商品開発チームに抜擢されなんとかやりすごそうとする現実と
順平の夢のなかで桃太郎ならぬ種太郎になって鬼退治に行く虚構の世界が
交錯していく。
鬼退治にお供する犬には寺脇さん、キジには元宝塚の蘭香レアさん、
猿にはPaniCrewの植木豪さん、そして赤鬼に岸谷さんと戸田さん、
邪鬼に高橋由美子さん。
このお供の面々は現実社会では新商品開発チームの精鋭だったり
順平の奥さんだったり愛人だったり、現実と夢の世界を行ったりきたり。
人間の持つ二面性、そして最後には大切な何かに気付いていく。

出演者総勢50名ほどのダンスシーンは見ごたえアリでした。
はじめて見る舞台での唐沢さんは、TVのまんまだけど顔が小さい!
お歌はもう少しがんばりましょうという感じだけど
声と動きは立派なもんでした。
それと笑いを巻き起こす期待感がたまらない。

『王様のブランチ』を見たときからなんだか気になる存在の寺脇さんは
大きくて舞台栄えする体型がいいんだな。
二の腕が好み。
岸谷さんは顔がデカイが、声も動きもデカイ。
声、すごくイイ。
寺脇さんも岸谷さんもすごい運動能力。
がんがん飛んで跳ねて踊ってた。
フライングまでアリ。

戸田恵子さんと高橋由美子さんはあたりまえだけど歌がうまい。
こんなに上手だとは思わなかった。
高橋由美子さん小っさくてかわいい。
戸田恵子さんもとっても華奢でした。
それから元宝塚の蘭香レアさん、腹筋が割れてましたよ・・スゴイ。
セクシーダンスありで色っぽかった。

ラスト近くでの現実社会『大会社』での新商品のプレゼンシーンのダンスは
迫力あってカッコよかった。
しかしその新商品がシークレットブーツにヒントを得た“シークレットヘッド”とは。
メインキャストはヘンテコなヅラかぶって踊ってましたよ。
なんとバカバカしいんだぁーーー。
でもそのばかばかしさがいいんだな。
くだらんないギャグのオンパレード、歌と踊りのなかに
仲間とか夫婦の純愛とか、やってみなくちゃわからない、とか
そんな思いのこめられたお話でした。
そんな現実にはこっ恥ずかしいことも笑い満載の舞台にのせてみると
すんなりとココロに入ってきたりする。
ステージの上の一糸乱れぬ踊りや動きが出来上がるまでに費やされた時間や
この人たちがステージ降りて飲むビールや、そのステージを作った裏方さんの
存在や、そんなこと全てを想像すると熱くなっちゃうんだな。
カーテンコールでの出演者全員でのダンス、すごくよかった。
そのときの種太郎から唐沢さんにもどった表情が印象的。

楽しくてステキな舞台でした。
満足。



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