
@シネ・リーブル池袋
監督・脚本:森田芳光
原作:江國かおり
出演:佐々木蔵之助・塚地武雅・常盤貴子・沢尻エリカ・佐藤隆太
上映時間:1時間59分
下町のとあるマンションで暮らすとある兄弟。
ビール会社の商品開発部門で働く兄・明信(佐々木蔵之助さん)
小学校の校務員をする弟・徹信(ドランクドラゴン塚地さん)
二人には“大好きなもの”がたくさんあって、
彼らなりのやり方で楽しみながら平凡に暮らしている。
楽しくて穏やかな二人の生活、ときにはそこによその人たちが
来るけれどそれでも変わらない間宮兄弟の生活のお話。
“だって間宮兄弟を見てごらんよ。
いまだに一緒に遊んでるじゃん。”
ここのところいくつかの番組でこの映画の番宣をする佐々木蔵之助さんを見て
この映画を観たくなった。
それはとても緩やかで穏やかでくすっと笑える物語だった。
とくに事件が起きるわけではないけどなんだか楽しい。
間宮兄弟は、スコアをつけながらテレビで野球観戦をしたり、
ごひいきのチームが勝ったらTVの前で紙ふぶきをまいて
それを掃除機で片付けたり。
山盛りのポップコーンを食べながらDVDを観たり、
携帯を使いながら商店街でグリコじゃんけんしたり。
間宮兄弟の部屋にはたくさんの本やボードゲームや模型がいっぱい。
そこで開かれたカレーパーティーにやってきたレンタルビデオ屋さんの
店員さん(沢尻エリカさん)と小学校の先生(常盤貴子)
ひそかに気になる女性がやってきてもやっぱり間宮兄弟は間宮兄弟。
いつも一緒の二人はとても楽しそうだったな。
森田芳光監督はパンフレットで「触れ合うのは“兄弟”じゃなくてもいい」と
言っていたけど、そうだねー。
こ友達でも恋人でも夫婦でもこんなふうにお互いに楽しめることを
大事にしながら楽しく暮らせたらいいな、と思いました。