直木賞受賞作品ってことだけど、
受賞する前に『ダ・ヴィンチ』で紹介されてるの見て気になって
図書館で予約してたら、意外と早く読めた。
こないだの『アメトーク』の読書芸人で、
オードリーの若林がおススメしてて、
ピース又吉も絶賛してた。
たしかに、受賞と評判はダテじゃない。
おもしろかった。
問題行動ばかり起こす姉と、感情ありきで生きる母親のもとで生きてきた
圷歩が、生きるために空気のような存在になることを決め、
そうやって生きてきた、その人生のことが書かれている。
前半は、姉が不適合者のような生き方なんだけど、
いつのまにか弟・歩の方が“こんなはずじゃなかった”って立場になっている。
おもしろく、たんたんと語られていくんだけど、実は深い。
深い物語。
生きるために大事なことってなんだろ、、みたいな。
軸をもつこと。
自分が信じる何かを見つけること。
それは、難しいよ。
『アメトーク』の読書芸人の回
おもしろかったのに途中で寝てしまったのが残念。
人さまが読んでる本って気になる。
人から、読んでる本聞かれるのはパンツ見られるくらい恥ずかしいけどね。
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サラバ! 上 |
小学館 |