『ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2009』見てました。
今年はダニエル・バレンボイム指揮でしたね。
ロシア出身のユダヤ系移民を両親に持ち、アルゼンチン出身で
ユダヤ人ピアニスト&指揮者の肩書。そして現在イスラエル国籍。
パレスチナ問題で物議をかもしたこともある人です。
彼が「中東に人間の正義があるように」と
世界平和への祈りがこもっていたことでしょう。
とは言え、全体的にはお正月気分満載で、
没後200年のハイドン 交響曲45番「告別」は
演奏中に団員が一人ひとり抜けていくという、楽しい演出がありました。
これはハイドンが領主のエステルハージー公ニコラスに
楽団員の休暇を申し出るための演出であったといいます。
楽器が一つ一つ演奏を終えローソクを消して舞台から去り
最後に第一ヴァイオリンだけが残る、なんとも物悲しい演出のはずなのですが
ウィーン・フィルのみなさんは実に楽しそうにいなくなっていました。
バレンボイム氏の演技もなかなかのモノでした。
私が一番待っていたのは第2部にあるバレエです。
今年はウラジミール・マラーホフの振り付け・出演と聞いていたので
心待ちにしてました。出た瞬間「う~ん、ピンクのシャツの似合う男よのう」と
見入っていました。短い踊りの間もしっかり演技してました。
おなじみのアンコール曲「美しく青きドナウ」では天使の羽を着けた
ジュニアのバレエダンサーです!
あまりの可愛さにのけぞってました
元旦のAM1:30~録画した『ベルリン・フィル
ジルヴェスター・コンサート2008』の方はまだ見ていません。
こちらは例年のように重々しいコンサートではなく
ベルリン・フィルにしては珍しい選曲になっているらしいので楽しみです。
バレエもあればもっといいのに・・・