友人二人に「なんでぇ あんなに面白いの読んでないの
」
と、身悶えされては読まずばなるまい
万城目 学の作品は読んだことがなく、
以前『鹿男おをによし』のドラマを見たことがあるというだけです。
「どんな話?」 「ええっ~説明できない!」
「鹿男みたいなファンタジー?」 「そうそう、でも説明できない~」
「????読むしかない・・・」
正直言って「これ最後まで読めるかなぁ」というのが最初の感想でした。
森見 登美彦の『夜は短し歩けよ乙女』を読んだとき1話目で挫折しそうになりましたが、
我慢して2話目を読んだらパターンがわかり、最後まで読めました。
(途中少しだけ、あの不条理感が「アニメ絶望先生」ぽいなぁと・・・)
でも、あまり面白くなかったのです。
『鴨川ホルモー』の出だしが『夜は短し~』と似た感じがして
(冴えない男の一目惚れ話だし、まさしだし)
とにかく、「ホルモー」という語感が嫌いで(ホルモン焼きもイヤだし)
それなのに「ホルモー」「ホルモー」と延々と「ホルモー」の説明が続き
あげくに、読んでも読んでも「ホルモー」が何なのか、わからないのです。
陰陽道の話なのか!というあたりから一変しました。
岡野玲子の『陰陽師』にどっぷりハマり「安部清明さま~」だった私に
式神だとおぉぉぉ、よく見りゃ主人公は「安部」先輩は「菅原」
フラグ立ちまくりじゃねぇか!
その後は一気読みしました。かなり面白かったです。
それにしても“楠木ふみ”お約束キャラじゃないですか!「ツンデレメガネっ子」
そいつが学食で、ひも理論とM理論を展開してるあたりにヤラレました。
『鴨川ホルモー』とはオニ(式神)を使って行う、ある種の競技名だったんですね。
今年のGWには、本木克英監督で劇場映画、全国ロードショーです。
う~~ん、WOWOW待ちかな