beatitude

好きなことだらけさ…

『兵士の物語』9/16東京千秋楽

2009年09月16日 | 舞台(演劇・音楽)

東京公演最後、行ってきました。
何のかの言っても、また暫くクーパーは観れないわけですから、
ストラヴィンスキーの睡魔に負けてはいけません!
掃除、洗濯すっ飛ばし、1時間程寝てから行きました



1回目は二階席、2回目は一階上手より、3回目は下手よりと
今回の公演は席に恵まれました。観ている間も気合い入れてました。
3回目なので字幕は一切見ず、舞台上の4人に集中して来ましたよ(ほほほ・・・)

ウィルの口上から始まりクーパー登場で、ヤヤヤッ!身のこなしが軽いぞ!
肩や足のカクカク感も鋭角的で前2回観た時とは何かが違う。
セリフ回しからヴァイオリンを持っての踊り!
あ~アダム・クーパーだ
その後最後までアダム・クーパーでした。
前2回はともすると、ウィル・ケンプの方がバレエ的なきれいな動きが垣間見え、
そうなのか、どうしようもないのかと・・・今日は違ってました。
彼独特の細部に神経の届いたなめらかな動きと、ジャンプを観ることができました。
くたびれた兵士を踊っても、その動きは実に品のいい美しさです。
ゼナイダと踊るシーンも二人拮抗してました。
こうなると、ウィルのコミカルな動きか強調されて両方引き立ちます。
そのウィルと王女のゼナイダ、楽しさこの上ない。
今日のゼナイダ王女、イッちゃってました。
マシュー悪魔も力入ってたような。最終形態の塗りたくり方がハンパない!

字幕に意識が向かない分なのか、彼らの調子がいいのか
表情や細かい演技もよく捉えることが出来ました。
4人ともタイミングよく踊りながらの流れのいい、楽しめる舞台でした。
(いやぁ~千秋楽だなぁ)



欲を言えばクーパー、まだイケるだろうです。
もっと色艶のある踊りが出来るはずです。
役が兵士なので、その辺を強調して踊るのはやはりおかしいんですが、
“隠しても隠しきれない色気”がまだまだです。
でも、東京最終公演を観ることができて良かったです。
これが無かったら、かなり消化不良のまま終わったような気がします。

大阪公演は9月20日、21日です。
きっと“アダム・クーパー”が観れることでしょう。