beatitude

好きなことだらけさ…

『俳優 亀岡拓次』

2016年02月03日 | 映画 邦画

俳優の亀岡拓次(安田顕)は37歳の独身。
次から次へと現場を渡り歩いては小さな役をこつこつと演じていき、スタッフからの信頼は厚い。
彼に回ってくるのは主役ではなく脇役ばかりではあるものの、
極力不平不満を口に出さず、撮影現場と酒場を行き来する地味な毎日を過ごしていた。
ある夜、ロケのために訪れた長野県諏訪市で立ち寄った居酒屋『ムロタ』で
若女将の安曇(麻生久美子)に恋をしてしまう。
しかし亀岡は撮影のため都内から地方まで方々に飛ぶ上に、
初めての舞台の仕事が入り劇団『陽光座』の稽古場にも通う日々。
そんな中、極秘来日した世界のアラン・スペッソ監督の
新作オーディションを受けるというチャンスが舞い込み、
亀岡は憧れの監督の前で懸命に熱演する。
ある時、脇役仲間の宇野(宇野祥平)に恋をしているかふと尋ねたところ、
てっきり自分と同じく独り身だと思っていた彼が結婚していたことを知り、亀岡の心に火が付いた。
亀岡は花束を手に安曇のいる『ムロタ』に向かってバイクを走らせる――。
(Movie Walkerより)


安田顕がまともに脇役という俳優してましたww
これ、安田顕が好きじゃないと観てて辛いかも・・・フッ
主役だけでは成り立たない、脇のうまさが求められる世界で
脇のつらさがフツフツしてる。
何も始まらないし、何も終わらない。始まりそうな恋も不発。
んーーっもうちょっと抜けた面白さが欲しかったかな。
横浜聡子監督の『ウルトラミラクルラブストーリー』の方が好きかも。
バリバリ津軽弁の松山ケンイチが面白かったからなぁ。
(字幕ナシでも言ってる事が全部わかるもんで余計ですw)

今回の安田顕はだいたい半眼でパッとしない。
麻生久美子を前にして"この女いいかも~"ってとこだけ生きてるw
まあ、そういう役なんだろうけど、
嬉々としてオネエやってる方が面白いかも~。
いつもは主役の方々が脇役的に出て来ますが、そこら辺はそれぞれ面白い。
でも、安田顕も麻生久美子も達者な役者さんだよね。