2016年2月7日(日) 開演14:00 東京文化会館
2/5~7まで公演していた東京バレエ団のブルメイステル版「白鳥の湖」
最終日を観て来ました。
川島さんと岸本くんの日です。
二人ともプリンシパルではないので、若手のカップリング。
1幕2幕と川島さん、癖のないオデットだなぁと観てたんですが、
3幕しっかり豹変のオディールで良かったです!!
周りをねめつける目線とか堂に入ったもんで、
悲壮感のオデットからしっかりオディールに変わってました。
あんまり期待してなかったので、これはいいぞとw
岸本ジークフリート、1幕、ガチガチに型どおり王子やってて
ずいぶんと硬いなぁと思ったんですが、あれはそうとう緊張してたんでは?
後半はだんだん演技も柔らかくなってきたように思います。
観ていて時々「そのカッコつけた手をどうする?また元の位置か?」とか
ツッコミながら観ていましたw
2幕、4幕、東バの群舞はいつも凄い。
白鳥がずらり並んで踊るのは圧巻ですね。
外国のバレエ団でもあんなにきれいに揃って踊れる群舞はなかなか無い。
今回のブルメイステル版って1幕が結構長いんですね。
道化もしっかり踊るので古典の色が強い。
(3幕で道化がワラワラ出てきたのにはワロタw)
その分、王子がそんなには踊らない。
3幕の構成は面白かったです。
花嫁候補の王女様たちがダラダラ踊ったりしてなくて
さっさとロットバルト登場。
宴を盛り上げる各国の踊りも、ロットバルトが引き連れてきた設定かな。
その中を見え隠れするオディール。ジークフリートをじらすじらす。
あれだけじらされると焦って求婚しちゃうよw
曲順もだいぶ違ってて、この曲が1幕で出るんだと思ったり、なかなか新鮮。
最後は荒れ狂う嵐の中のたうつ王子、助けに駆け寄るオデットで
ハッピーエンド幕でした。
舞台終了後に、吉本美佳さんの退団のあいさつがありました。
舞台上に映し出された映像には、観に行った公演も多く、なんとも懐かしい。
ダンサーとしてすっかり辞めちゃうわけではないので、
これからもご活躍くださいね。
今回の舞台もそうですが、若手だけでしっかり演目がこなせるように
舞台の場数を踏んで頑張っていただきたい。
〈主なキャスト〉
オデット/オディール:川島麻実子
ジークフリート:岸本秀雄
ロットバルト:森川茉央
【第1幕】
道化:入戸野伊織
王妃:山岸ゆかり
パ・ド・カトル:河谷まりあ、二瓶加奈子、宮川新大、松野乃知
アダージオ:三雲友里加
【第2幕/第4幕】
四羽の白鳥:金子仁美、中川美雪、上田実歩、浦由美子
三羽の白鳥:二瓶加奈子、政本絵美、川淵瞳
【第3幕】
花嫁候補:小川ふみ、三雲友里加、榊優美枝、川淵瞳
四人の道化:海田一成、高橋慈生、中村瑛人、井福俊太郎
スペイン(ソリスト):奈良春夏
スペイン:宮崎大樹、松野乃知、原田祥博、樋口祐輝
ナポリ(ソリスト):沖香菜子
チャルダッシュ(ソリスト):岸本夏未、河合眞里、岡崎隼也、杉山優一
マズルカ(ソリスト):伝田陽美、梅澤紘貴