“ロシアで最も格調高いバレエ団”と讃えられるマリインスキー・バレエ。
チャイコフスキーの名曲にマリウス・プティパが振り付けた三大バレエ
『白鳥の湖』、『眠れる森の美女』、『くるみ割り人形』を世に送り出したバレエ団としても知られる。
200年以上の歴史を誇るこのバレエ王国で、頂点に立つプリンシパルがウリヤーナ・ロパートキナ。
彼女の踊る“白鳥”は世界一と評されている。
1991年に入団し、プリンシパルに昇格した95年以来、
第一線で活躍を続ける彼女は、なぜ踊り始めたのか?
カメラは母校のワガノワ・バレエ・アカデミーを訪問した彼女を追い、
少女の頃の厳しい修業時代に関する意外な告白を捉える。
マリインスキーの稽古場での過酷なリハーサル風景や、最愛の娘とのプライベートショット、
貴重な舞台映像もふんだんに紹介。
それらを通じて、客席からは見ることのできない、
彼女のつま先の繊細な動きから指先に込められた想いまでを映し出す。
(Movie Walkerより)
マリインスキー・バレエの全幕バレエは映像でしか観たことがないけど、
ロパートキナはバレエフェスで観てました。
フェスだと抜粋シーンのほんの数分踊るだけですが、
その存在感は凄い人です。
「瀕死の白鳥」は言いう事ありませんでした。
その彼女のドキュメンタリー映画。
おおむね彼女を称える映画です。
前日にWOWOWから録画した
「ワガノワ 名門バレエ学校の秘密~くるみ割り人形への110日~」を
見てから行ったのは正解でした。
今やアンナ・パブロワやニジンスキー、バリシニコフらと並ぶロパートキナ。
ワガノワでの修業時代はどれほど過酷だったかが分かります。
ちょっとの失敗も許されない世界。ついた役もあっという間に降板です。
そこを勝ち抜いてきたわけですよね。
「なぜ踊り始めたのか?」の質問には「なぜなんだろう。」と答えてました。
小さい頃からバレエダンサーの写真が家にいっぱいあったこと。
ひとりで留守番してる時は母親のドレスを着て踊って遊んでいたこと。
母親のいうままにワガノワの試験を受けたこと。
彼女の受け答えを見ていると、真摯に答えようとしていることがよく分かる。
彼女のパーソナリティを存分に生かすことができる演目として
「愛の伝説」をメインに紹介してましたが、
残念ながら観たことがないので、短い映像だけではどんなものか分かりませんでした。
インタビューの中で「オネーギン」を踊ってみたいと言ってました。
ロパートキナのタチアナ!!これはぜひ全幕で観てみたい。
タチアナで日本に来てください!!