beatitude

好きなことだらけさ…

『オデッセイ』

2016年02月11日 | 映画 洋画

人類3度目の有人火星探査ミッション“アレス3”は、
18日目に突然吹き荒れた猛烈な嵐によって、任務中止に追い込まれる。
ところが、全6名のクルーのうち、マーク・ワトニー(マット・デイモン)は、
突風でバラバラになった通信アンテナの直撃を受けて
どこかへ吹き飛ばされ、行方不明になってしまう。
タイムリミットが迫る中、必死の捜索を続ける
指揮官のメリッサ・ルイス船長(ジェシカ・チャステイン)だったが、
ワトニーは発見できず、やむなく離陸を決断。
ルイス船長以下5人は宇宙船ヘルメス号で地球への帰途につく。
ワトニーは死亡したと判断され、
NASAのサンダース長官(ジェフ・ダニエルズ)が記者会見を実施した。
しかし、ワトニーは生きていた。
辛うじて砂漠から人口住居施設“ハブ”に帰還した彼は、
この上なく絶望的な現実を思い知らされる。
ハブに残された食料はほんのわずか。
ところが、次の探査ミッション“アレス4”のクルーが火星にやってくるのは4年後だ。
それまで生き抜くためには、酸素や水を作り出すところから始めなければならない。
植物学者でメカニカル・エンジニアのワトニーは、
ありったけの科学知識と持ち前のポジティブ思考によって、
これらの途方もないハードルを1つずつ乗り越えてゆく。
しばらくして、NASAもワトニーの生存に気付く。
火星の衛星画像を調べていた職員が、ワトニー生存の証拠を発見したのだ。
ただちに食料を送るための補給機の準備を開始。
再び記者会見を開いたサンダース長官がワトニーの生存を発表したことで、
火星で孤独なサバイバルを続けるワトニーは一躍、全世界の“時の人”となった。
ところが、時間との厳しい戦いを強いられた救出プランはトラブルに見舞われ、
ワトニーは再び絶体絶命の危機に陥ってしまう。
やがてワトニーの命運は、宇宙を航行中のヘルメス号のクルーを巻き込み、
誰も想定していなかった最終手段に託されることとなる……。
(Movie Walkerより)


2D字幕版で観賞。
ハラハラドキドキ、最後は感動のフィナーレ。
映画観たぞって気になるサバイバルドラマでした。
SF映画の面白さとはとちょっと違う。
これだと、宇宙とかエイリアンとか食傷気味と思っている人でも
十分楽しめる映画だと思いました。
(自分は宇宙もエイリアンも好きですがw)

究極のボッチって…
空気があるのはちっぽけな住居施設と自分が着てる宇宙服の中だけ。
それで取り残されるって怖すぎw
自分が考えうる全ての作戦をなんとか実行に移していくわけですが、
観ていてハラハラしたのはそのぞんざいな動きw
ちょっとでも穴があいたら"死"なのに
明るく笑いながら物をポンポン放り投げたりするんですよ、これが。
でも、それぐらいじゃないと自分は大丈夫という意識を維持していけないのかも。
ワトニーの筋金入りのポジティブシンキングと植物学者としての知恵と
それまでの経験が彼の命をつないだんですね。
おバカさんだと落ち込んで、あっという間に"死"です。
(おバカさんは宇宙飛行士にはなれませんねw)

終盤、ジェシカ・チャステインが男前を発揮して存在感を示します。
彼女は宇宙飛行士だけど、軍人なんですね。(あ~ゼロ・ダーク…)
NASAに逆らったら軍法会議って…。

ボッチのワトニーは船長が残していった音源しか聴くものが無く、
全編70年代ディスコ・ヒット・ソングがかかりまくる!!
これには笑えると同時にマイッタ。
ディスコソング嫌いなんだもんwww
荒涼とした火星でボッチ、バックに流れるノリノリのディスコソング…。

火星でちょっぴりずつイモ食べて生き延びたワトニー。
救出直前はゲッソリ痩せたマット・デイモンで気合い入ってました。