beatitude

好きなことだらけさ…

『スティーブ・ジョブズ』

2016年02月25日 | 映画 洋画

1984年。スティーブ・ジョブズ(マイケル・ファスベンダー)は激怒していた。
Macintosh発表会の40分前、本番で「ハロー」と挨拶するはずのマシンが黙ったままなのだ。
マーケティング担当のジョアンナ(ケイト・ウィンスレット)はカットしようと説得するが、
ジョブズは折れない。
そこへジョブズの元恋人・クリスアン(キャサリン・ウォーターストン)が、5歳の娘リサを連れて現れる。
認知しようとしないジョブズに抗議に来たのだ。
公私ないまぜに緊張感が高まる中、本番15分前に何かが閃いたジョブズは、
胸ポケット付きの白いシャツを用意しろとジョアンナに指示。
さらに共同創業者で親友のウォズニアック(セス・ローゲン)から頼まれた
Apple2チームへの謝辞をジョブズははねつける。
やがて自らがCEOにヘッドハンティングしたジョン・スカリー(ジェフ・ダニエルズ)に励まされ、
ジョブズは舞台へ出て行く……。

1988年。
Macintoshの売上不振から退社に追い込まれたジョブズが新たに立ち上げたネクストの発表会。
にこやかに現れたウォズニアックに、ジョブズは
マスコミに自分を批判したのはスカリーに強制されたのかと確かめる。
相変わらず傲慢なジョブズに、ウォズニアックは
マシンを創り出したのは自分なのに何もしていないジョブズがなぜ天才と言われるのかと憤慨。
さらに今日の主役のNeXT Cubeはパソコン史上最大の失敗作だと通告する。
小学校をサボって会場で遊んでいるリサをクリスアンが迎えに来る。
あの騒動の後、ジョブズはクリスアンに家を買い与え、十分な養育費を送っていた。
そして本番6分前。こっそり潜入したスカリーがジョブズの前に現れる……。

1998年、iMac発表会。
2年前、業績不振でスカリーを解雇したアップルがネクストを買収したのを機に
復帰したジョブズは、現在はCEOを務めていた。
ジョアンナから莫大な売上予測を聞き、勝利の歓喜に浸るジョブズ。
だが一方で、クリスアンが家を売ることを止めなかったリサに激怒したジョブズは、
ハーバード大学の学費を払わないとリサへ宣告。
ジョアンナは、ジョブズとリサが仲直りしなければ会社を辞めると涙ながらに訴える。
一人になったジョブズの瞼にいつも自分の愛を求めていたリサの姿が次々と去来する。
本番10分前、ジョブズにウォズニアックがApple2のチームに謝辞をという頼みを蒸し返す。
10億ドルの損失を出し、破産まで90日を切っていたチームだと再びはねつけるジョブズ。
そして開始直前、リサが父への怒りを爆発させる。
発表会は9時スタートを厳守してきたジョブズだったが、
そんな遅れも気にせず彼はある真実をリサに語り始めるのだった……。
(Movie Walkerより)

マイケル・ファスベンダー見たさに行って来ました。
2013年版の『スティーブ・ジョブズ』は観てないし、
ジョブズの伝記本は読んでない。
近しい人達から嫌われる人間ってのを、どっかで聞いたくらいでしたから、
ウィキで「スティーブ・ジョブズ」の項をザックリ読んでから行きましたw

映画が単なる伝記映画ではなかったので読んでってよかったかも。
ジョブズの人生の転機になったプレゼンを年代順に3つ。
それも、プレゼン自体ではなく、本番40分前の
空気が張りつめている時間に起こるゴタゴタだけを見せていきます。
他は一切無しです。

ジョアンナ・ホフマン、スティーブ・ウォズニアック、ジョン・スカリー、クリスアン&リサ、
彼らが何者で、ジョブズとどういう関係なのかの説明が全くないまま、
ものすごいセリフ量で押しまくりです。
ファスベンダーとケイト・ウィンスレットがスゴイw
観ているうちに、人間関係やどういうふうに嫌われているのかだんだん分かってくるけど、
やっぱり、前情報ないと厳しいかも。

面白かったかと聞かれれば、ちょっとビミョーだけど、
iPod、iPhone、iPadの成功に至る前にあった紆余曲折、
ニュースで見てた派手なプレゼンテーションの裏で起きていたいろんな事を
少し知ることが出来たかな。