新聞の映画紹介を読んで、日本のSF映画か・・・B級かな?
でも、このポスターだとギャグじゃないよな。
エグゼクティブプロデューサーがヴィム・ヴェンダースって
『ベルリン・天使の詩』しか観たことないなぁ、監督は日本人か・・・
と、ほとんど期待しないで観に行きました。
日本のSF映画と言えば、大金掛けまくりのハリウッド映画(内容無し)には
見栄えの点でも負けるし、SFXの技術は凄いんだけど、
俳優が懸命に演技すればするほど「プっ・・・」ってな感じで
観た後は何も残らんなぁという事が多い気がします。
今回はちょっと違いました。
これはSFを材料にしたスピリチュアル映画です。
(映画サイトには新感覚スピリチュアル・アートフィルムと出てます)
ブルース・ウィルス主演の『シックス・センス』が欧米感覚のスピリチュアル映画だと
すれば、『クローン~』はTHE日本です。
また『シックス・センス』はホラー仕立てになってますから、ドキドキものでしたが
こちらはあまり興味がなければ寝ちゃうかもです。
荒涼とした風景や母親のいる田舎の景色、雨の使い方、主人公のトラウマ設定、
すべてが日本人感覚ですね。(なぜか父親不在)
特筆すべきは石田えりの演技とポイント、ポイントで無音になる映像表現でしょうか。
効果音満載のアメリカ映画に毒されている眼と耳には、新鮮でした。
音が消えることで、その時々のシーンの感情表現倍増しです。
及川光博のクローンっぷりも良かったですよ。ミッチーファンには
たまらないんじゃないでしょうか。
今までにない日本映画を観た気がします。
平成20年度新国立劇場地域招聘公演『アンナ・カレーニナ』に
行ってきました。
「幸福な家庭は皆同じように似ているが、不幸な家庭はそれぞれにその不幸の様を異にしているものだ。」で始まる
ロシアの文豪レフ・トルストイの小説『アンナ・カレーニナ』のバレエ版です。
関西を中心に活動しているという法村友井バレエ団は
観たことがありませんでしたが、衣装や舞台美術が
オーストラリアバレエ団だというので、俄然観る気になり行ってきました。
(オーストラリアバレエ団の『白鳥の湖』は絶品です)
ロシア高官の妻アンナは、ペテルブルクの社交界のスター。
夫カレーニンは、社会の形骸を体じゅう身につけて面子を気にする男。
人妻とういう身でありながらアンナは
ウロンスキーという貴公子のような青年将校と激しい恋をします。
離婚の承諾も得られず、子供からは引き離されながらも
彼の別荘で暮らしますが、子供が忘れられずペテルブルグに戻ります。
二人のスキャンダルは社交界中に知れ渡り、子供を抱き上げようとして
夫に見つかり家を追い出され、行き場もなく絶望したアンナは
機関車に身を投げます。
思ってたより、かなり良かったです。というか好みのバレエでした。
機関車の使い方も効果的でしたし、場面転換も綺麗です。
踊りも工夫されていて飽きさせません。
主役の二人は、どんどん役に入り込んでいって輝いてました。
(ものすごくリフトがいっぱい!)
ちょっと残念だったのが、1幕の群舞がもたついて観えたのと
2幕の3人のロシアの踊りが頑張っているのはわかるんですが
「むむむむ・・・」でした。
是非一度、オーストラリアバレエ団で観てみたい演目です。
<キャスト>
アンナ・カレーニナ:法村珠里
ウロンスキー伯爵:ヤロスラフ・サレンコ(NBSバレエ団)
アレクセイ・カレーニン:柴田英悟
キティ:室尾由紀子
レーヴィン:今村泰典
ウロンスカヤ伯爵夫人:宮本東代子
ドリー:大力小百合
スティーヴァ:井口雅之
大公:法村牧緒
セリョージャ:脇塚優
友人二人に「なんでぇ あんなに面白いの読んでないの
」
と、身悶えされては読まずばなるまい
万城目 学の作品は読んだことがなく、
以前『鹿男おをによし』のドラマを見たことがあるというだけです。
「どんな話?」 「ええっ~説明できない!」
「鹿男みたいなファンタジー?」 「そうそう、でも説明できない~」
「????読むしかない・・・」
正直言って「これ最後まで読めるかなぁ」というのが最初の感想でした。
森見 登美彦の『夜は短し歩けよ乙女』を読んだとき1話目で挫折しそうになりましたが、
我慢して2話目を読んだらパターンがわかり、最後まで読めました。
(途中少しだけ、あの不条理感が「アニメ絶望先生」ぽいなぁと・・・)
でも、あまり面白くなかったのです。
『鴨川ホルモー』の出だしが『夜は短し~』と似た感じがして
(冴えない男の一目惚れ話だし、まさしだし)
とにかく、「ホルモー」という語感が嫌いで(ホルモン焼きもイヤだし)
それなのに「ホルモー」「ホルモー」と延々と「ホルモー」の説明が続き
あげくに、読んでも読んでも「ホルモー」が何なのか、わからないのです。
陰陽道の話なのか!というあたりから一変しました。
岡野玲子の『陰陽師』にどっぷりハマり「安部清明さま~」だった私に
式神だとおぉぉぉ、よく見りゃ主人公は「安部」先輩は「菅原」
フラグ立ちまくりじゃねぇか!
その後は一気読みしました。かなり面白かったです。
それにしても“楠木ふみ”お約束キャラじゃないですか!「ツンデレメガネっ子」
そいつが学食で、ひも理論とM理論を展開してるあたりにヤラレました。
『鴨川ホルモー』とはオニ(式神)を使って行う、ある種の競技名だったんですね。
今年のGWには、本木克英監督で劇場映画、全国ロードショーです。
う~~ん、WOWOW待ちかな
Bunkamuraオーチャードホール 行ってきました。
前々から思ってたが、オーチャードホール見難い!
席をズラして並べてないし、S席ほど高低差もあまりなく前の人の頭が真正面に・・・
Bunkamura20周年らしいので、イスだけ交換してほしいよ。
レニ国「ジゼル」はやはりレニ国でした。
1幕の最初から「ジゼルは心臓が悪いのよ」と死亡フラグがバリバリたってました。
(何度もマイムの説明が入ります)
騙されたと知り、狂い始めるシーンは東京バレエ団の方が個人的にはいいかな。
「ウィリーたちも主役なのである」と言っているだけあって、
2幕はさすがに綺麗でした。
オクサーナ・シェスタコワはウィリーになったとたん本領発揮という感じで、
浮遊感たっぷりでした。
イーゴリ・コルプはノーブル感ただよう王子様とは違いますね。
独特な雰囲気でした。クラシックの王子じゃない方が似合うかもです。
1月20日にやる「奇才コルプの世界」の方が
彼の魅力がわかるんじゃないでしょうか。
これでレニングラード国立バレエ団の公演は
何年か前に「白鳥の湖」、今回「ジゼル」観ましたが
たぶん、もうチケット取って行くことはないと思います。
<キャスト>
ジゼル:オクサーナ・シェスタコワ
アルベルト:イーゴリ・コルプ
ミルタ:コシェレワ
森番ハンス:アレクサンドル・オマール
ペザント・パ・ド・ドゥ:タチアナ・ミリツェワ
アントン・プローム
ベルタ(ジゼルの母):アンナ・ノヴォショーロワ
バチルド:オリガ・セミョーノワ
公爵:アンドレイ・ブレグバーゼ
アルベルトの従者:ロマン・ペトゥホフ
ドゥ・ウィリ:マリア・グルホワ
ユリア・カミロワ
TOKYO MX 1月6日(火)深夜1:30~
シャフト制作『まりあ†ほりっく』始まりましたね。
うちの娘等が『まりほり』やるぞと騒いでましたが
おばさんが見ても面白くないだろうと思いながら、一緒に見ました。
これが意外に面白かったです、『桜蘭高校ホスト部』以来かもです。
百合ティストの女子高ギャグアニメで、主人公の“宮前かなこ”は
『彼氏彼女の事情』の“雪野”のように内面の声がうるさいヤツ。
自身の二等身キャラがちょこまかとよく出る。
(雪野は頭脳明晰設定なので大好きでしたが、かなこはどうかな?)
GL好きも腐女子と呼ぶなら、まさに腐女子向けですが
シャフトですね、見せ方上手いです(『絶望先生』も好き放題やってましたが・・・)
1話の中に名画パロディかなり入ってました。
ヅカ系、ロリ系、美少女系、猫耳ありのテンコ盛り
(個人的には猫耳は好きではないが、寮長先生しゃべりがカワイイ)
美少女系女装S少年”祇堂鞠也”とからんで、どう展開するか楽しみです。
(原作コミックは読んでいませ~ん。)
TOKYOU MX 1月3日(土) 22:00~から始まった『FLAG』
「おっ!」という感じです。
既にバンダイチャンネルで2006年に全13話放送したものですが
全く知りませんでした。ネット配信もしているようです。
ストーリーはバンダイチャンネルからのコピペで
20XX年、政府軍と武装勢力の内戦が続く国で、双方の兵士が
手を取り旗を掲げている写真が撮影された。
その写真「フラッグ」は和平への動きを加速させるが、
旗は過激派により奪われてしまう。
そして、旗の奪還のため投入される特殊部隊の行動記録を命じられたのは
「フラッグ」の写真を撮ったカメラマンだった。
戦場カメラマンのアニメは初ではないでしょうか(勉強不足ならごめんなさい)
まだ1話目を見ただけなので、わかりませんが
絵的にはかなり好みです。グラフィックの使い方もセンスいいです。
主人公の女の子(カメラマン)もかわいい。と言っても、近頃ウケてる
ロリっぽかったり、ナイスバディなお姉さまだったりしてない
いい意味で硬派な感じで好印象です。
公式サイトをチェックすればストーリーはわかるけど
面白くなるかなぁと、毎週見るのがいいので
事前情報無しで楽しみたいと思います。
ボンズ(BONES)制作の時代劇アニメーションです
2007年単館の映画館で上映したときは「浪人モノかぁ」と
あまり観る気になっていませんでしたが
「クオリティ高いらしいよ」の噂を聞き、映画館に走りました。
ちゃんと調べればいいのに、最終上映日だと焦って行ったところ
その週はもう夜1回上映になってました。
主婦が夜、家を空けるときはそれなりの準備が・・・
(バレエのソワレを観に行くときも同じ)
家族全員にこの日の夜はいない宣言
子等の下校時間、塾の有無のチェック
夕飯はチンすりゃ食べられるまでの準備
翌日の弁当の下準備
これらをせずに出ることは出来ない・・・
その日は諦めて帰りました。
TVでやるのを待って録画し、やっと見ました。
(レンタルショップに行くにはめんどい)
戦国の世、刀を封印した浪人と明国の武装集団に追われる少年。
戦乱の世を揺るがす陰謀が渦巻く中、少年“仔太郎”に隠された秘密が
徐々に明らかになり、浪人“名無し”はのちの宿敵となる男と巡り会う。
命をかけた戦いの中、それぞれの運命は・・・
なかなかカッコイイ映画でした
ストーリーは普通というかストレートなので、わけわからん状態にはなりません。
全体の色彩が渋めのトーンで(血の色は赤褐色)
作画はスタイリッシュな仕上がりになってます。
手、足、首、胴体が飛び、血しぶきが上がる(PG-12です)
と書くとかなりですが、エグイ感はありません。
戦闘シーンなどの音楽もいいです。サントラ聞いてみたいかな。
声優陣も達者な方々が揃っていますが
(知念侑李、竹中直人、山寺宏一、坂本真綾 等々)
主人公の“名無し”は声優初挑戦の長瀬智也。
いや、似合ってました。上手いです。違和感無し。
エンドロール見るまで誰だかわかりませんでした。
続きがイケそうな終わり方でしたが、作らない方がカッコイイかも・・・
今まで何回か犬服作ったことがありました。
これは注文があったわけではないのですが
冬なので去年編んでみました。
うちにはワンちゃんがいません。
私は生き物は(犬、猫、爬虫類・・・)大概好きで、子供の頃は飼っていましたが
残念ながら、上の娘に喘息があり飼えません。
小学生の時、飼育係りの友達を手伝って飼育小屋に入り、
とんでもないことになった事がありました。
今は薬は飲み続けていますが、動物園にも行けます。
でもリスクが高くなるので生き物はご法度です。
(金魚ならOKなんですが・・・)
このセーター着てくれるワンちゃんいないかなぁ。
サイズはS~Mくらいで、消臭毛糸です。
セーターは初めて編んでみたので着せやすいかどうか・・・
どこかにボタンを付ければ良かったのですが
被せるタイプにしてしまいました。
お揃いのマットもあります。
こちらは70×50cmです。
いかがですか~