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あばよ、元気でな(下衆2)

2016-03-11 18:10:00 | インポート

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人の噂も何日だったか、反省だけならサルでもするとは昔よく聞いた台詞である。

まだ先月の事でもう忘れていただいた方もおられるかもなんて甘い考えだろうね。

 

まだもう落ち着いたとは言える状況ではないけど、

せめて経過報告くらいはしておこうと思う。

真剣に心配いただいたガズ友にもそろそろ正直に告白しておかねばなるまい。

 

 

熟年離婚という言葉を最近良く見かけるようになった。

夫が定年を迎え子供も自立した時に自由になりたいと妻から切り出す例が多いらしく、

次いでどちらかに不倫、浮気や好きな異性が出来て別れたいという理由が続く。

 

だが今回の場合、自分勝手な考えなのは百も承知、悪いのは私なのである。

約30年もの長い間共に私には勿体無い程にとても尽くしてくれて寄り添い

支えてくれた伴侶に突然一方的に別れを告げたのだから。

 

理由は先の理由の2番目に当て嵌まるありきたりなもの。

そう別に好きな彼女が出来たからなのさ。

 

頭でいくら考えても100パーセント私が悪いのは判っちゃいるけど

もうどうしようもない位に会った途端に一目惚れ。

 

こうなるともう中途半端が出来ない性格でちょっとだけ浮気をして、

元の鞘に収まるなんて甘い考えを持てないようにするしかないではないか。

 

せめて彼女には将来の不安が少なくて済むように

出来る限りのフォローはさせてもらうつもりさ。

これをご覧の女性からは無論、リベラルなガズ友の男性陣からも非難轟々だろうね。

きっと後悔するだろう、早まるなと言ってくれる方もいるかも知れない。

 

その可能性は否定しない。

だが私は新しい彼女の将来性、前途に賭けてみたい、それだけさ。

 

許しはもらえまいが神にも懺悔しよう。

「どうか男の身勝手な我儘をお許しください。」

 

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さてと、もうすっかりビショビショ水浸しになったところで再出発するか。

 

 

 

ここ数年、いや今の車に乗り換えてから自分なりに少しずつカスタマイズしてきたのは

皆さんご存知のことと思う。

私のテーマはズバリ「快適性能の向上」。

 

基本的な資質に恵まれたAVV50だけにエンジンのパワーについては申し分なく

スロコンでレスポンスを上げるだけで十分満足している。

 

コーナリング性能については足廻りを交換したことによって格段の回答性も得られ、

加えてゴツゴツとした嫌な突き上げ感も低減されたようだ。

 

車に求める快適性の定義に個人差はあろうが私の場合五感に対して

どう心地良いかと思えるかどうかになる。

誤解はないだろうが決して食べたり舐めたりすることはない。

 

となれば私が運転中に直接身に触れたりする部分と車が路面に接する部分が

最も重要だと考えている訳です。

 

その前提で後付出来る物とすればタイヤ(ホイール)、シート、ステアリング、

それにシフトレバーや内装系小物部品くらいだろうか。

タイヤはほぼ消耗品なので磨耗すれば色々なメーカーの物を使うことが出来るが、

それ以外は頻繁に変えることもそうはないだろう。

 

ここまで書けば勘の鋭い方ならピンと来たかな。

 

シートの話なのである。

愛用してきたレカロは日本法人化される随分前の約30年前は西ドイツからの

直輸入品しかなく、日本総代理店は京都にある「ブリンプ」が行っていた。

 

レカロを国産車に装着するにはベースフレームと呼ばれるシートを

車両床面に固定する為のブラケット(台座)が必要で、

車種によって形状が違うので専用設計となる製品なのは当然として、

今より改造範囲が厳しかった当時でも車検にも合格する合法製品なのだ。

 

強度などの性能があることを車体形式ごとに試験を行ったデータを添えて

国土交通省に認定取得しているというのがひとつの大きなセールスポイントだった。

ベースフレームが市販されていない車に対してはデータ採寸をして試作し、

新たに形式認定を取ってもしてくれたので私も過去に2度お願いした経験がある。

つまりその2車種用は日本で始めて正規ベースフレームを装着したのが私で、

その後に市販化され誰でも購入出来るようになったのは書くまでもない。

 

今のレカロジャパンで販売している車種別ベースフレームならば

おそらく車検も大丈夫だろうが近年新しく発売される車種には安全装備や電装化が

複雑に進化したせいなのか対応ベースフレームが少なくレカロ純正品装着が出来なくなっている。

新型の場合はメーカーが純正採用していない限り汎用のブラケットを購入し、

あくまで自己責任での装着となっていてオヤジ号もそのパターンである。

昔のように市販されていない車種用にベースフレームを作ってくれるサービスも

無くなってしまったのも非常に残念なことである。

※因みにベースフレームと呼べるのはレカロ社純正の製品だけであり

汎用品はシートレールとか シートブラケット等と呼ばれることが多い。

 

レカロにはレース用からコンフォートモデルまでその種類は数多くあり、

現在まで私が使っていたのはコンフォートでも腰痛対策に特化したオルソペドという

商品で、ひとつ型遅れながら牛革張りで電動機能も豊富、ヒーターや換気ファンまで付いており

ある意味いたせり尽くせりのシートである。

 

ずっとレカロに乗り続けてきたのは純正シートより遥かに心地良いから。

座面や背もたれは間違いなくノーマルより固いのに腰の収まりというか

特に長距離を走った時の疲労度合いは全く違うと断言できる。

 

今回我儘で別れるのは私的な話でありレカロがその実績や認知度も含めて

世界で最高レベルのシートメーカーであるのは揺ぎない事実である。

 

それでも人は慣れてしまうのだ。

それが当たり前になってくると段々と浮気心が芽生えるのは悲しい男の性だろうか。

 

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簡単に元へ寄りを戻すなんて不埒な考えを自分自身に持たせないためにも

レカロとキッパリ決別する意志を固めたのである。

来週にも里帰りさせる手筈になっている。

 

出会った経緯や新しい彼女の近況とかまでは今回は長くなりすぎるので

割愛させてもらうとして後日別途機会を作って後添いも紹介したいと思う。

 

という訳で長年このコミュでも「レカロ命」とばかりにこれ以上ないという程に

大絶賛していた私ですが君子豹変す、いや朝令暮改と言われても

とにかくゴメンなさいというしかないのだ。

 

長々と書いてきた結果がノーマルのシート戻すだけだったりして・・・。

その時には更にゲスとの批判の嵐が吹きまくるだろうね。

だが時と場合によっては開き直りもアリかも知れないなんて思ったりするのである。

https://www.youtube.com/watch?v=X_3JWXuVCio

 

 

 

(そのうち続く)