先日大阪で行われたTOTOの日本公演に行ってきた。
ライヴに行くのは今年初めて。
「TOTO」については我々世代には有名なバンドだけどご存じない方に簡単に説明しておこう。
アメリカのバンドで80年代に流行したAORと言われる
いわゆる「大人のロック」と解釈される音楽性で
ボズ・スキャッグスとかボビー・コールドウェル等が代表とされている。
それまでのガンガン行く感じのハードなロックと違ってちょっと余裕のある
メロディアスな曲調が特徴的だ。
私見ながら日本ではイメージ的には「ルビーの指輪」を大流行させた
当時の平尾聡なんかがトレンド的に似ている気がするね。
音楽好きながらも特にジャンルに拘ることもなく何となくやり過ごしていた私に
TOTOを思い出させてくれたのはオジジさんだった。
おおきにです。
思い出したかのようにCDを引っ張り出すとどれも昔ヒットしてよく聴いていたものばかりで懐かしい。
去年そんなある時にTOTOが日本に来ると言うニュースを発見。
こりゃ私に行けと音楽の神さんが啓示してくれたのじゃないかと思ったのがきっかけさ。
会場のフェスティバルホールは数年前にリニューアルされたばかり、
新しくなって初めて行ったけどこりゃ凄く立派な大ホールだった。
予約抽選に当たった席はセンター付近の前から19番目の良席。
15番目まではフラットでそこから階段状になっているので座ったまま
ステージを見下ろすのが可能だった。
音楽専用ホールだけに音響設備もほど良く煩く感じないもの流石である。
スタジアムなんかの特設アリーナ席では一体感は得られても立ち上がってようやく
豆粒程度にしか見えないのはゴメンなさいだわ。
これは3年ほど前のポールマッカートニーで改めて実感したものな。
今回は客層も平均年齢40~50代と年配が多いのも比較的大人しく、
若者中心のロックコンサートとは雰囲気も違って行って良かったと思えるものだった。
オープニングからアンコールまで淀みなく盛り上げていく演出は流石だね。
超ベテランの彼らだけに日本人の観客のツボをきっちり押さえている。
オジジさんお勧めのギタリスト、スティーヴ・ルカサーも舞台中央で熱演してくれましたヨン!
今日は今日とてライヴハウス。
こちらは兄貴と慕う竹田和夫のジャパンツアー2016にやって来たって訳。
ツアーメンバーはもうお馴染みドラムの高阪、ベースの大森の最強コンビ。
演奏については文句なし。
毎度のことながら変な力も入らないプロのパフォーマンスに魅入るだけだった。
本物は極当たり前に淡々と演奏する凄みがあるね。
1年ぶりに竹田氏と旧交を温められたのも嬉しかった。
来年辺りに避けていた「けったい君」の登場を願うシチュエーションになるかも知れない。
在阪の大森、高阪両名には別のライヴのお誘いも受けてしまった。
で、満足して帰宅すると一通の封書が届いているではないか。
こりゃまだまだ続きそうである・・・。
(了)