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大学教授キョトンCブログ!!
昔の共同研究者、ご逝去。
昨日、年賀欠礼が届き、激しく驚く。
今年は年賀欠礼が多いように感じる。
気のせいか。
コミュニティ心理学の大家(おおや、ではない)。
都立大学の I教授 の知り合いの U先生。
I 教授が私のことをU教授に紹介していただいたことがきっかけで、
U先生との交流が始まった。
私が、名古屋の女子大に就職してから、1年後のことである。
当時ライバル校であった名古屋のS大学が、コミュニケーション学部を創設した。
文科省への申請に先立って、日本で最初にコミュニケーション学部を
創設した我が社を訪問し詳細なデータを教えてもらったと、U教授が生前
語っていた。
U教授がコミ部設立準備委員長だった?ので、カリキュラムに<老年社会学>
が設定され、私に依頼があった。
文科省の審査にパスし、新学部創設2年目から非常勤として教えに行った。
12年ほど非常勤を継続した。
その後、共同研究のオファーがあった。
写真投影法の方法論を使って、祖父母研究をしないかという提案であった。
U教授が研究代表者になり、民間団体の研究費をゲットした。
インスタントカメラを山ほど購入した。
U教授のゼミ生と私のゼミ生の祖父様、祖母様を対象に、<気になる人物、
気になるもの、気になる風景>を10枚撮影してもらった。
これをデータに高齢者の意識の分析をしようという計画。
我々自身が忙しくなり、特に私が、名古屋の大学で新学科設立準備委員
になってから研究の時間が取れなくなり、論文まで昇華出来なかったのが、
大きな心残り。
しかし、読売新聞が取り上げてくれたり、その新聞を読んだ北海道の
ラジオ局?テレビ局?から
出演のオファーがあったりした。良き思い出でR。
この先生とは毎年年賀状の交換をしている。
昨日、奥様から年賀欠礼のお葉書をいただいた。
私もそろそろ、年賀状の保管場所を、私の作業部屋ではなく、
監督様のエリアに置かせてもらうように準備行動をしなければ、と思う
今日この頃である。
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U教授には、初めての職場で、コミュニケーション教育について
ご講演によるご教示を受けました。
ご冥福をお祈り申しあげます。
U先生は、コミュニティ論の観点から、サザエさんを研究
論文にしていました。
授業の題材にしたことはありますが、論文まで高めるのは至難の業ですね。
ご冥福をお祈りいたします。