引っ越してきてからやたらイベント続きなんだが、セマナ・サンタが終わったと思ったらまた祭り、今度は市制105周年を祝うんだという。ちなみに村だ村だと書いてるが、規模的にそう呼びたいだけで実は市です。
メキシコ革命(1910-1917)による出来事はユカタンでは少し遅れてて、あれこれ変わったのに乗じて1919年にテカシュ市から独立した。テカシュもここでは隣村と呼んでるが、前の記事で書いたシウ王の頃から地域として認識されていて、1809年には当時の行政区のひとつに定められた。そのテカシュから独立して105年。
村役場のお知らせ(FB)。
こういうイベントでは定番の、コンサート・民族舞踊・コメディーショーなどのプログラムをFBに投稿していた。
当日はこんな感じ。
行ってないんで、これは役場のライブからの画像。なぜ行かないかというと、とにかく始まるのが遅いのである。日本人の年寄りは寝る時間。
闘鶏も。
これを見る限り、賭けられるらしい。賭け以前に都会なら動物愛護系に叩かれそうだが、僻地なんで気にしない。
まずは、市役所で古い写真を展示しているとFBで読んでいたので、そちらに行ってみたら、少しだけだが展示物もあった。別の祭りのとき農産物を展示してあったエリア。
枡。
左のは1キロのトウモロコシ、右のは枡とは言わないか、45キロ分。今は、ユカタン民族舞踊で3.5キロの枡をタップの台として使う曲?がある。こういうの。
ランプ。
右のは「中国上海」の刻印があった。左のは庶民が手作りしていたもの。
古代の遺物。
この村には名もない遺跡しかない。そこで出たとは思えないんだが、役場で大事に保存してるんだからこの村で出たんであろう。
写真いろいろ。飾り方が雑w。
興味深かったのがこれ。
上が村民に樽で水を配っていた頃の写真で、下がポンプを使い出すまで使われていた給水塔。どちらも、教会の地下にあるセノーテから汲んでいたという。セノーテといっても観光客がいくようなのではなくて、汲めるスペースだけ開いている地下洞窟って感じだと思う。マニ村(こちらも歴史上重要な村)のセノーテまで繋がっていて、カスタ戦争のときにはトンネル状態の洞窟を抜けてマニまで逃げた。
…などなどの話を、警備に当たっていた警官が教えてくれた。この村出身の婦人警官(おばさん)。すごくためになった。ありがとう。
メキシコ犬と猪。
メキシコ犬というか、名前は知らないが毛が生えてないメキシコ原産の犬。ユカタンとは関係ない。猪はユカタンの種類でとっても小さい。メリダの動物園にもいっぱいいた。食料。
以下、昼間に行ってみたところ。小さい村なんで歩いても大した距離じゃないんだが、今の暑さでは無理なので車で移動した。
改造車&改造バイクのエキスポ。
コンテスト参加の改造車。
ほとんどがデコステッカーを貼って改造スピーカーを積んだって感じだった。中に少しだけマフラーとスポイラーまでいじっている車もあった。かわいい改造。だが、さすが音楽命のメキシコだけあって、スピーカーはみんなごっついやつで、照明と連動させたりして結構力が入っていた。
ドラゴンボール飾りのバイク。
なんだかよくわからない自転車。
競馬。
騎手の帽子を被っているから、カウボーイ技術じゃなくて普通に走るんだろうと思って行ってみた。上に書いた改造車エキスポのコンテストが朝7時の時間通りに始まったと聞いていたのでプログラムに書いてあった2時に行ってみたら、こちらはメキシコ時間だった。ゲートが開くどころか、あと数時間は始まらなそうで、ちらほらと参加者?が集まってきて馬を降ろしたりおしゃべりしたりBBQしたり…という状態。
集まりつつある人たち。
大体が馬主。村の競馬ってちょっと見たかったんだが、酷暑の中待つのは勘弁なので家に帰った。来年、2時間遅れで行ってみる。
ゲートと馬場。
ゲートは手動で開けるんだと思う。
まぁ、とにかく暑すぎて、夜にならないと(村人にとっての)メインイベントが始まらないのも納得する。地元の祭りなんてのは地元民じゃなきゃどこで何やってるかよく分からないもんなので、来年以降に期待する。