La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

豊かな植物

2023年11月25日 | 新築

【ここ数日の作業】草刈り、ゴミ拾い、ゴミ焼却

 

思ったより面白い土地だと書いたが植物だけでもとても豊かで、お隣さん(売主の旦那・ヒルベルト)に名前を聞いてもすぐには覚えきれない。

 つる草の根元

前の記事で書いたジャングルの原因であるつる草。村の名前になっていて、マヤ語でアキルという。ちなみに前に住んでいた海辺の村も、その辺に多い(多かった)サボテン、正確にはアガベの名前だった。同じくマヤ語でチェレム(発音はチェレン)という。

とにかく至る所から芽が出ていて、高さ50センチくらいまでなら簡単に引っこ抜ける。3メートル以下だと、頑張れば確実に引っこ抜ける。それを超えると、この太さ。天を突くような大木に絡まった、もっと育ったやつになると、直径でゆうに20センチは超えるらしい。つる草なので若いのでさえ切るのは一苦労で、この根元もマチェーテでも結構苦労すると思う。現場作業員に任すw

 パパイヤ

…だが、大きく熟さないで鳥の餌になるだけの種類らしい。種類というか、種から出たものに多いらしいんだが、ここの人は理屈ひとっ飛びで「食用の苗木をどこそこで売っている」とワーワー言いだすのでよくわからない。家が建って敷地内がある程度整ったら、食用になる実の木を選んで(欲しいもの全部植えるとまたジャングルになる)、言われた通り苗木を買ってくるつもり。

 山のチャヤ 

例のスーパー葉野菜チャヤの、食べられない、役に立たないバージョン。葉の縁には棘があるので見ればわかる。これは単に引っこ抜いて退治すればいいらしい。

 チャカ

猛毒植物チェチェン(この記事の最後)とペアでマヤ神話にも登場する木。チェチェンの毒を和らげる作用がある。ペアだけあって巷では「必ず近くに対で植わっている」などと言われていて自称・通もすぐそう言う。太古の昔は知らないが、実際はそんなことない。海辺の村はチェチェンだらけ、こっちはほぼ全部このチャカ。

 マメイ

ユカタンの名産物になっているフルーツ。サツマイモと柿とメロンを合わせたような味。果肉はねっとり系。隣の家に大きな木があって、その枝が伸びているだけだと思ってたんだが、草を刈ってゴミ拾いをして拓けてきたのでよく確認したら、うちに別の小さい木が生えていた!

他にサポテという、こちらはメキシコ中にご当地種があるフルーツの木もあったが、レポートは実がなっているときに。

ーーー

進捗(記録)。

  

草を取ると岩がゴロゴロ出てくる。建設中に床下を埋めるのにも使えるし、もろ土ではなんなので将来小道を作るのにも使える。が、今のところ集める余裕がない。ところでそういう地面なので、知らない間に軽く足首をくじいていた。注意して歩き回るだけで、足腰と体幹鍛えられそう。

敷地内に植わっているヒマラヤスギのうち、大きいもの(高さ三階建ての屋根くらい)は太いところを板にするためにほしがる人がいる(他にも使える木があると、普通にいろんな人が家主/地主に声を掛けてくるという)。昨日、ちょうど来た青年にいいよと答えたら道具持って出直すと一旦帰っていったが、戻ってこなかった。メキシコあるある。現場作業員に頼むとコストがかかるが、ほしい人に切らせるといくらか払ってくれるか、コストゼロでいらない部分も持ってけば切ってもいいよと言える。できれば現場が始まる前にきてほしい。

その現場、人工代が出て納得したので正式に発注(とはいえ別に何もしない)、明日、半分前払いして、その後親方と一緒に買い物に行く。木を切る作業ももしかして始まるかも。

 基礎と一階の壁までの材料(分量)

大体の単価を聞いて、彼が帰ったあと総額を計算してみたら、まぁまぁだった。やっぱり海辺の村より安い。

ーーー

 敷地内にいた亀。

マヤ語のテキストにも、早い段階で「私は亀を食べます」という例文があった。これは小さい、食べない種類。

 牛肉の販売(屠畜)のお知らせ。

村では市場か肉屋で鶏肉豚肉を買えるが、牛肉の扱いはない。こういう張り紙や宣伝車で「いつどこそこで屠るよー」という情報が告知され、部位と量を連絡すると何時にOK(買ってこられる状態になっている)と教えてくれる。豚もそうだが、1頭丸ごと売り出す生産者もいる。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿