【5/8, 9の作業】 電気コンセント等取付、配管、間違い修正モルタル
以前から「別の現場に行っていて来ない」と書いていたが、ちょっと「なめんなよ」レベルになってきたので親方を呼んでテコ入れした。その少し前に、人工代の最終支払いをヨロと言ってきたんだが、それまでに払った分でカバーされる作業のうち、設備と壁の色違い修正が終わってないと突っ込んだところ、その後1週間、誰も来ず。ヘソを曲げていたらしい。
親方チームにとっては次の一大工程は床スラブで、その分はこっちが支払ってから…というのは承知している。が、設備の配線配管が終わらないと着手できないので、金がないから人を寄越せないという理屈は成り立たない。それはともかく設備はなぜ来ないのかと聞くと、こちらは言い訳できないのでごにょごにょ。要は、壁の色違いが目の上のたんこぶで、悪いのは自分なのでやらなきゃならないんだが臭いものに蓋で逃げてるうちにますますうちに来づらくなって、基礎工事など気分良く進められる別の現場にかかりきりだったわけですね。子供かよw。
とはいえ、日本の会社相手に非を指摘して「ちゃんとやれ、責任とれ」と言うようにはいきません。メキシコ人、面倒臭い。途中、色修正のための材料をこっちで買うつもりはないと言ったら、一時険悪になった。が、基本的に文句をぶちまけたいところを我慢して相手を追い込まないようにしつつ、逃がさないようにしなければなりません。とても難しかった。
まぁ、最終的には気持ちよく翌日から作業を再開した(壁の修正のための材料も自分でどうにかすることにした)。が、理詰めで攻め合うような会話じゃなかったんで、後から考えても何をどう言ったら話がまとまったのか、さっぱり思い出せないw。
ここのバスルーム(トイレ・シャワー・洗面台のあるエリア)と違って、便器と手洗い用の小さい洗面台だけの狭いトイレが2カ所あるので、彼らにとっては非常に面倒くさい。メリダや海辺だと各寝室に比較的ちまちましたバスルームがついてる家もあるんだが、田舎のマヤの村にはそういう家はない。絶対に面倒くさいと思っている。
あとはスイッチやコンセント類の位置なども直す。勝手に誤解したままつけていた話はこちら。
穴の右にある色の濃い部分が、もともとつけようとしていた場所。どう考えたって扇風機の羽が壁にぶつかる。が、こっちが言っても大丈夫大丈夫と無視し続けた親方と、何も考えずに天井の仕上げを終わらせた作業員。でもって、直すならちゃんと真ん中につけろと思うんだが、微妙に右寄り。もう、諦めた。
スイッチやコンセントのプレートも傾いてるが、それももう諦めた。海辺の家でカランがあっという間に緑青まみれになったのをそのままにして、面白がって日本からの客に「メキシコ品質」と言って見せてたんだが、今度は「ユカタンの田舎品質」になりそう。
代わりに明かり取りの穴を埋めた。
連日40℃超だが、ユカタン南部の内陸が暑いのは、引っ越す前から承知している。が、建ってる向きが悪く天吊扇風機もないアホ借家は灼熱地獄である。室内で38℃を超えている。「もう諦めた」が増えてきたのは、早く新居に移りたいためw。
昔どこかで、メキシコの4つの「あ」という話を読んだ。「慌てず、焦らず、諦めず、当てにせず」。確かにそうの通りなんだが、慌ててほしいときには諦めも必要だ。
マヤの奇跡の漆喰(詳しくはこちら)。日本のお風呂をこれで造る。
「めんどくさい」にも驚きました。やっている姿でわかるのかな!それだけ自分を出していいお国柄だからですかね。素朴というか自由な振る舞いが許されるというかいいのか悪いのかわかりませんが、日本を基準に考えると、いやいやメキシコ基準ではユカタン基準では当たり前なんですね。
いつも面白く読ませてもらっています。焦らずじっくり良いお家ができることを勝手に待っています。