【5/22, 23の作業】 井戸ポンプ設置
これには感動した。水は出るに決まってるんだが、試運転中じゃんじゃん出続けて、地面を伝って流れる水を見て感動した。山も川もないユカタンに来て8年。蛇口から出る以外の流水というものを久しぶりに見た! 流れと、水底のきれいな砂つぶを見て、ああ日本人はコレだ!と。
おそらく周りのマヤ人は、「出て嬉しいのはわかるが、なんで20分も眺めてるんだ?」と思ってたと思う。彼らにとってありがたいのは「大量の水」だ。流れてなくてもいい。というかそもそも、ここには流れる水は存在しない。セノーテだってきれいではあるが、所詮溜り水だ。日本人は流れ!川! それが「なんでもよく洗う」「洗い流す」などの衛生観念と「水に流す」という言葉に表れるような日本の文化を生んできたのである。わーい!
この家のブレーカーは引き込みに一番近いところにあるんだが、220Vのこの井戸のポンプのブレーカーは、そこにはない。なぜか、ポンプのブレーカーは彼らがつける。つまり、屋内の110Vのエリア別ブレーカーはまとめて洗濯室に、井戸ポンプのは井戸の近くにある(エアコンのもエアコンの近くにある)。ブレーカーなんか全部まとまってた方がラクな気もするが、別にそうじゃなくても構わない気もする。よく分からない。
というわけで、ポンプのブレーカーとスイッチボックスを家の外壁に付ける。ポンプに繋いだケーブルを最短距離で伸ばすため、埋まっている岩を除去。ケーブルだけじゃなくてタンクへのパイプもそこを通す。
井戸に取り付けたポンプ(左下)からパイプとケーブルが伸びて、外壁にブレーカーとスイッチ(右)。
ここにポンプそのもののスイッチボックスも。電源は基本入れっぱなしで、屋根の上のタンクで水位が下がると自動でポンプが作動するようにする。この村では市が送水している時間帯に手動でポンプを動かしてタンクに水を上げる人が多い。我々は、まぁ面倒だし海辺の家もそうだったんで、自動で。で、その水位によってポンプを動かしたり止めたりするセンサー部品の調子が悪かったりすると、このポンプのスイッチを止めてブレーカーを落として修理する…と。
室内配線配管をしている設備屋と違って、ちゃんと水平器を使ってまっすぐ付けてくれるのがよかった。メキシコ人には、そういう細かいことは滅多に望めない。
ところで、以前親知らずを抜いたとき「おそらくダメ。いつかは抜かなければならないが、痛くなるまで放っておいてもいい」と言われた隣の歯が痛くなったので、23日の朝抜歯した。なので23日以降、現場に行ってない。
相棒の報告では、ブレーカー設置の後、残りの配管は水タンクを屋根に乗せてからということになったらしい。そちらは室内の設備屋の担当で、親方も無断欠勤を怒っていた。が、これまた日本みたいに大して問題にはしないので、ちゃんと来いとプレッシャーかけてるのかかけてないのか分からない。
奥の塀(ゴミ屋敷との境界)に沿って相棒が作っている遊歩道につなげる。若木が一番多く生えてて大変なところ。
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