昨日の夜から、ほんの少し進んだだけなんですよ。だから、そんな私が何を書けるというんでしょう。 たいしたことは書けないんですよ。 でも、気になったことがありました。賢治さんの作品は、生前まともに世の中から相手にしてもらえなかったものでした。世の中というのか、東京の出版文化というんでしょうか。 売り込みに行っても、岩手の教員なんだか、フーテンなんだか、わからないような、海のものとも山のものとも知れな . . . 本文を読む
私の持っているものは、1974年版の23刷です。1961年から確実に増刷されて23刷だなんて、なかなかのロングセラーでした。 たぶん、今だったら字を大きくして、フリガナつけて、読みやすくした改訂版が出ているんじゃないかな。それくらい静かに読み継がれてきた本だと思います。 1974年の3月、新潮文庫の最新刊、なかなか魅力的なものが出ています。1 遠藤周作「牧歌」……海外 . . . 本文を読む