中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

「景気ウォッチャー調査」からインバウンド景気を見る!!

2018年12月18日 05時03分41秒 | 平成30年版「観光白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成30年版「観光白書」83ページ「図表Ⅱ- 26 観光 RCA 指数の変化のマトリックス」をみましたが、今日は84ページ「図表Ⅱ- 27 景気の判断理由にインバウンド等を挙げた者の割合」をみます。

下図について白書は、インバウンド等を景気の判断理由として挙げる者(景気が「良くなっている」又は「やや良くなっている」と回答し、具体的なコメントを記載している者のうち、インバウンド等を判断理由とした者の割合)は、訪日外国人旅行者数や旅行消費額の増加に伴って徐々に増加し、2014年(平成26年)後半以降急速に増加していることが分かる、とあります。

また白書は、特に、買物消費が大きく増加した2015年(平成27年)は景気回復の理由としてインバウンド等を挙げた者の割合は大きく増加し、ばらつきはあるものの、7%程度に達する月もある。他方、買物消費が伸び悩んだ2016年(平成28年)は、景気回復の理由としてインバウンド等を挙げた者の割合は減少する一方で、景気が「悪くなっている」又は「やや悪くなっている」と回答した者に占めるインバウンド等の理由が増加している。

このように、訪日外国人の旅行消費額の動向が改善、悪化の双方において景況感の変動に与える影響が高まっている、とあります。

この調査のポイントは観光業者に対する調査ではなく、内閣府「景気ウォッチャー調査」のコメントを活用して分析を行っていることです。

出所について白書は「景気ウォッチャー調査」では、景気の現状判断DIを算出するために、タクシー運転手、コンビニエンスストア店員、飲食店従業員など景気の動向を敏感に反映する業種から選定された2,050名を対象として毎月、景気の現状及び先行きについて質問を行っている。その際、景気の良し悪しの判断理由のコメントも求めており、本分析では景気判断の理由となったコメントを詳細に整理し、分析を行った、とあります。

説得力があるデータの出し方ですね。こういう提案をしてみたい!とても参考になりますね!!

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