中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

日本の輸出額の低下とインバウンドの増加

2018年12月17日 05時02分32秒 | 平成30年版「観光白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成30年版「観光白書」82ページ「図表Ⅱ- 25 財・サービス別の RCA 指数の推移」をみましたが、今日は83ページ「図表Ⅱ- 26 観光 RCA 指数の変化のマトリックス」をみます。

下図について白書は、縦軸が各国のインバウンド消費(観光サービスの輸出)の伸び率が世界全体のインバウンド消費の伸び率に比べてどの程度高い(低い)かを表しており、横軸は各国の財・サービス輸出全体の伸び率が世界全体の財・サービス輸出全体の伸び率に比べて、どの程度高い(低い)かを表している、とあります。

横軸については、各国の財・サービス全体の輸出が世界全体のそれを上回る(すなわち、横軸がプラスとなる)と観光RCA指数には低下要因(インバウンド消費が伸びないとRCA指数は上昇しない)となる一方で、横軸がマイナス(世界全体の財・サービス輸出の伸び率より当該国の財・サービスの伸び率が低い)の場合には、観光RCA指数にとっては上昇要因となる。

その結果をみると、欧米諸国は財・サービスの輸出額が世界全体のそれより下回る中(観光RCA指数にはプラス要因)、インバウンド消費の伸びが相対的に低い(観光RCA指数にはマイナス要因)ことから、観光RCA指数は2000年(平成12年)に比べて低下している。

一方で、中国、韓国は財・サービスの輸出が相対的に高い一方で、インバウンド消費は世界全体の伸びを下回り、観光RCA指数が低下している。タイについては、財・サービスの伸びが世界平均を上回る(観光RCA指数にはマイナス要因)中、インバウンド消費の大幅な伸びが、マイナス要因を相殺し、観光RCA指数が上昇している。

日本については、財・サービスの輸出額が世界全体のそれより下回る(観光RCA指数にはプラス要因)中、インバウンド消費も大幅に増加し、観光RCA指数が上昇している、とあります。

要するに、日本は加工立国ではなく観光立国へ生まれ変わろうとしていると素直に読むべきなのでしょうが、ものづくりが好きな自分としては、タイよりも右上に進んで欲しいと思ってしまいますね!!

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